
あなたの心の魔女化:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』第8話の感想&考察ー!
最後の最後でひっくり返してきた!
ひぐらしのなく頃に卒 8話
おじさまとわたくしは家族ですのよ
裏を知ってると色んな意味で響くこの言葉
今回はてっちゃんがんばり物語と沙都子の演技派物語…と見せかけて、
豹変のエウアと魔女発言で事情が変わった#ひぐらし卒 pic.twitter.com/QShCfZWFFZ— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) August 12, 2021
木曜の夜は再びひぐらしに捧げる男でございます。
今回もひぐらし業の祟騙し編を見てから、この祟明し編の考察をお送りします。
動画解説:エウアの本性【ひぐらしのなく頃に卒8話~祟明し編その2考察・感想】沙都子が魔女化(約14分)
この記事で分かる目次
『ひぐらしのなく頃に卒8話~祟明し編その2』の考察・感想・解説
今回の第8話の感想を一言でまとめると、最後のエウアの発言でひっくり返ったーーーっ!?
今回は鉄平ことてっちゃんのがんばり物語と、沙都子ことさっちゃんの演技派物語の回と見せかけて、
エウアの魔女化発言と本性を現した邪悪な表情。
やっぱり何か仕掛けていたでぇ~。
今回はそんなエウアの狙いを中心に考察していこうと思います。
また、今のペースで進んだら、祟明し編もBlu-ray情報で明かされているように、祟騙し編と同じく5話構成になるかもしれない。
猫騙し編の解答編とセットで5話なんていう意見もあったけど、ペース的に祟騙し編と同じペースで進んでいますからね。
思った以上に祟騙し編の裏側では、沙都子がもの凄いことになっていたのかも。
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演技派さっちゃん躍動の裏で
今回は演技派さっちゃんが鬼明し編や綿明し編以上に躍動。
梨花ちゃんと話している時やてっちゃんと話している裏でにやりにやり。
沙都子のしめしめという表情が今まで以上に登場した30分。
祟明し編その2の主演女優賞は沙都子で決まった!
一方、そんな演技派さっちゃん翻弄される梨花ちゃん、
ちょっと落ち込みすぎじゃないっ!?
ひぐらし業でも触れましたけど、皆殺し編の鉄平から沙都子を救ってハッピーエンドな展開を知っている割には、知恵先生が家庭訪問に失敗した時はこの世の終わりみたいな落ち込み方してたし。
燃え尽きたぜ~!
みたいな。
いやいやいや、こっから逆転できるルートありましたやん。試合終了じゃありませんやん。
ひぐらし卒では業で描いた部分はバッサリカットしてましたが、この燃え尽き梨花ちゃんはなぜか今回もしっかりと描いてくる。
なんかここね、梨花ちゃんも何かしらの演技しているように見えてしょうがない。
魅音と園崎家はやっぱり知っていた
魅音はやっぱり沙都子のことは知っていた。
ひぐらし業でもちょっと触れてましたけど、電話や噂話でちょっと聞いたぐらいなのかなと思っていたら、村人が家まで来て、最初からかなりしっかりとお魎の耳にも入ってましたやん。
なのに、魅音は旧作と同じ行動なんだ。
圭一がフラッシュバックで行動を変えているのに対し、同じく沙都子や梨花ちゃんと近しいものである魅音の変化は少ないよね。
近さで言うんだったら、魅音なんか前回沙都子にボコボコにされてるのに。
仮にレナや魅音に鬼明し編や綿明し編のフラッシュバックもあったとしたら、祟騙し編の裏側はまた違った思惑も絡んでいることになる。
OPやキービジュアルの部活メンバーの目元が暗くなっているのは、その辺のフラッシュバックの闇を演出しているのかもしれない。
そうだとしたら、特に魅音は沙都子に対して積極的に動けないのも分からんでもない。
旧作の園崎家次期当主として動けなかっただけじゃない、理由が魅音の中でも渦巻いているのかもしれない。
てっちゃんのがんばり主夫物語
てっちゃんのエプロン姿はやめなさい!
そして、エプロンも赤で合わせるとか、どんだけ赤が好きなんだよ。
今回一番大爆笑したのがこのシーン。
一緒に暮らしたら家事もするんかい。
さらに、送り迎えもするんぜ。
新作になって鉄平の株をどんだけ上げれば気が済むんだよ。
沙都子の空白の時間
今回明かされた沙都子の空白の時間。
鉄平との同居一日目は昼まで家に居てから登校したのかと思ったら、朝はちゃんと梨花ちゃんとの待ち合わせ場所にやって来ていた。
この後は家に帰ってなさそうだし、どこに行っていたのか?
村人に見つかるわけにはいかないからあんまりうろうろ出来ないし、お地蔵さまを倒すのはもっと後になって。
この時にすでに鬼狩柳桜を探しに行っていたのか?そもそも、沙都子がどうやって鬼狩柳桜の存在を知ったのか?という疑問もあるけれど。
逆に何にもしないで、見つからないようにその辺の茂みにずっと隠れて過ごしていたらビックリするけどね。
演技派さっちゃんがんばり過ぎ!
入江は今回もバッサリカット
今回も入江のシーンはバッサリカットされましたね。
ひぐらし業では学校に来た大石に絡まれている圭一を助けていましたが。
その時にひぐらし業ではなんで入江が学校にいるんだよ?とツッコまれてましたが、ひぐらし卒でその理由が明かされることはなかったですね。
一応、学校の保健担当として、健康診断や誰かが怪我をした時はやってくるみたいですが、この時はそんなことをやっている様子もなし。
こう連続して入江のシーンをバッサリ切られると、入江黒幕説、入江共犯説などがまた再燃してきそうです。
演技派女優は鉄平に対する仕込みも忘れない
演技派女優は学校側だけじゃない、鉄平に対する仕込みも忘れない。
イジメられてると勘違いさせるために、しっかりと服も泥だらけにするぜ。
でも、そのために道でゴロゴロ転げるのはやめなさい。
動きがシュール過ぎて大爆笑しちゃったよ。
今週二番目に笑ったのがココ。
というか、あんな目立つところでやっていたら村人に見つかっちゃうかもしれないじゃん。
見つかったら、あの子なにやってんの!さっちゃんなにやってんの!と、また違った意味で村が大騒ぎしちゃうと思うんだけど。
知恵先生が怒鳴られた真相
そんな演技派さっちゃんに騙されて、鉄平がまたしてもSSRを超えるキレイ化を発動中。
沙都子のために村人全員を敵に回そうとしたり、沙都子のために大号泣したり、SSRなブーストが止まりません。
キレイな鉄平が知恵先生に怒鳴った真相は演技じゃなかった。
沙都子の敵と認識して怒鳴り帰した。
そりゃ旧作みたいな激しい言葉も使っちゃうよね。
沙都子が吐いたのは演技じゃない?
大根食べてから吐いて大暴れ。
ここが演技派さっちゃんの一番の見せどころと思ったら、さっちゃんっ!?
演技と見せかけて、本当に苦しんでない?
なんだか赤眼も一瞬点滅してるし、その後にエウアが邪悪な高笑いと見せていたし。
最初は旧作と同じ展開と見せかけて、沙都子の本性が見えた時に演技と思わせておいて、そこからさらにひっくり返す。
もしかして、これはまたしても竜騎士07こと竜ちゃんの仕掛けですかっ!?
エウアの魔女発言
沙都子が一体どういった状態なのか?エウアの発言から考察してみましょう。
『北条沙都子という人間は周囲から同情されている時だけが幸せ。』
この言葉通りなら、今の沙都子は幸せを感じておらず、周りから同情されている時だけが幸せ。
この時点で沙都子の精神はかなりぶっ壊れている。
続いて『そのために駒を操り人の心を弄ぶ。』
そんな幸せを得るため、もしくは幸せを感じない心の渇きを癒すために、100年の記憶とループの力を使って巧みに周りを誘導していく。
もはやこれは普段の沙都子じゃない。
鬼明し編や綿明し編で感じさせていたように、すでに沙都子の精神はおかしくなっている。
最後に『それはもう人ではなく魔女である。』
その精神状態はすでに人の域を超えているということでしょうか。
そして、最後の高笑いから、沙都子がいずれこうなることはエウアは予想していたということでしょう。
ついにラスボスな本性を表してきた。
魔女化の意味
では、エウアが言う魔女の意味も考察してみましょう。
その時に沙都子が頭を押さえて赤眼が点滅していたことから、赤眼がただの見た目を派手にする演出じゃない可能性がかなり高まってきた。
赤眼が発動する度に、沙都子は人間の域を超えていっている、より魔女に近付いているという演出なのかもしれない。
赤眼になる理由として考えられるのは3つ。
1つ目は梨花ちゃんと同じく、オヤシロ様の巫女としての力を持っている。
旧作で梨花ちゃんは自分のことを魔女とも言っていたので、巫女=魔女の可能性は十分にありそう。
そして、沙都子には梨花ちゃんと同じく、神的存在からループの力を与えられているという共通点がある。
けれど、沙都子は梨花ちゃんと違って巫女の血、羽入の血を引いているわけじゃない。
だから、その力に耐えられなくなって、今回頭を押さえて苦しんでいたのかもしれない。
2つ目は鬼化している。
これはアニメ版にはないですが、ゲーム版では鬼ヶ淵村時代の雛見沢で鬼化したキャラが赤眼になっていたので、その設定がアニメでも反映されるかもしれない。
沙都子も郷壊し編からちょいちょい鬼みたいな表情見せていましたから。
それが伏線となっていたのかもしれない。
3つ目は文字通り魔女化した。これは同じ原作者の別作品である『うみねこのなく頃に』登場するような魔女という意味です。
沙都子がうみねこに登場する魔女ラムダデルタの正体説は、ひぐらし業の初期の頃に挙がってましたが、それが再燃するのかもしれない。
指パッチンの演出など、沙都子がループ以外にも時間を飛ばすなどの魔法的な能力を持っているのなら、その可能性も無きしにも非ず。
一応原作者がエウアとうみねこに登場するフェザリーヌではないと否定しているので、新作ひぐらしとうみねこの関連性はなさそうに思えますが、ここもよく考察してみると抜け道があった。
ただ、ここをあんまり深掘りすると長くなっちゃうので、魔女化についてはまた別の記事で、がっぷり四つでたっぷりと考察していきたいと思います。
梨花ちゃんは何か気付いている?
そして、今回もしっかりと映し出されていました。沙都子が泣き喚く横でスン!と感情が飛んでる梨花ちゃん。
ここもひぐらし業でも触れましたが、それまであんだけこの世の終わりのように落ち込んでいたのに、なぜここだけスン!と感情飛ばしちゃうの。
ここが一番動揺しそうな場面なのに。
旧作では悲しい表情で動揺していたのですが、新作ではひぐらし卒でも修正されることはなく、しっかりスン!と感情飛ばしてます。
ここが梨花ちゃんも何か演技しているんじゃないかと思う一番のポイント。
沙都子の魔女化が巫女化であるなら、梨花ちゃんには何か感じるところがあったのかもしれない。
梨花ちゃんも沙都子と同じく赤眼になりますし、赤眼と赤眼の共鳴なんかがあれば、前から薄々感じていたのかも。
でも、親友の沙都子が自分を裏切るわけがないと目を逸らしていただけなのかもしれない。
梨花ちゃんが何かに気付いていたのなら、ここからの展開は梨花ちゃんサイドでも予想外のことが起こりそう。
『ひぐらしのなく頃に卒8話~祟明し編その2』感想・考察・解説まとめ
ひぐらしのなく頃に卒8話の考察をまとめると、さっちゃんの演技派物語かと思ったら、沙都子の魔女化物語だったよ。
今回の苦しみがまだまだ続くのなら、こっからは沙都子へのお仕置き物語に変化していくのかもしれない。
今まで暴れ回っていた分、沙都子の人格や記憶崩壊など、トンデモないお仕置き物語が繰り広げられるかもしれないよ。
そして、それを救えるのは梨花ちゃんだけなのかもしれない。