
あなたの心の沙都子追っかけ隊:すやまたくじです。
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今回はそんなアニメ『ひぐらしのなく頃に卒』梨花事件の犯人を考察ー!
犯人は沙都子じゃない?
今回は寄せられたコメントを元に考察していきます。
動画解説:新PV&キービジュアル考察【ひぐらしのなく頃に卒/業】解答編は沙都子だけじゃない黒幕増殖(約15分)
この記事で分かる目次
新PVの考察を見えた梨花事件の犯人『ひぐらしのなく頃に卒/業』の感想・解説
前回はレナを中心に行ったひぐらし卒の新PV&キービジュアルの考察。
その動画のコメントで寄せられたのが、梨花ちゃんが殺害されて倒れているシーンで、沙都子が持っている包丁に血が付いてないこと。
また、そのシーンをよく見てみると、それ以外にもおかしな部分がいくつかある。
今回はそこを中心に考察していきます。
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沙都子が持っている包丁以外もおかしい
今回のメインとなる梨花が殺されているこのシーン。
沙都子の包丁に血が付いていない以外でも、いくつかの不自然な個所があります。
まず玄関に置いてある沙都子が履いているブラウンの靴だけ返り血を浴びてない。
ちなみに、沙都子がブラウンで梨花ちゃんがレッドの靴を履いているのは、ひぐらし業の第1弾のキービジュアルでも確認できます。
このことから、沙都子以外が犯人では?という意見も挙がっています。
また、キービジュアルでは沙都子と梨花ちゃんが二人で仲良く手を繋いでいますが、郷壊し編の展開見た後だと、手を握りながら沙都子はこの時からもう梨花ちゃんのこと狙ってたんだぜと。
仲良くしつつも、心の中ではしめしめと思っていたわけですね。まあ、それは置いといて。
あとは、血しぶきが部屋中に飛び散ってる点も不自然。
梨花ちゃんは首を何度も包丁で刺されて殺されて言っていたので、血が勢いよく飛び散るのは分かります。
けれど、これ画像を見れば分かる通り、全方位に飛び散っているんですよ。
仰向けの梨花ちゃんに馬乗りになって何度も刺すのが基本だと思うのですが、それなら刺してる人物が返り血を浴びて、玄関側には血を飛び散らないはず。
このことから、犯人は部屋中に血が飛び散るように、自分の身体では邪魔しないようにわざわざ移動しながら刺していったのか、そんな七面倒くせえことをしてるのか?
そして、なんのためにそんなことをしたのか?という疑問も出てくる。
それらの不自然さを踏まえて、こっから考察していきたいと思います。
梨花の自決
まず考えられるのは、梨花ちゃんの自決。
レナが死んだことを知って、世界をやり直すために自決した。
これなら沙都子の包丁や靴に返り血が付いてないのも、犯人の身体という邪魔するものがないので、全方位に血が飛び散らせることも可能になります。
ただ、PVではこのように正常な向きで右手を上から振り下ろして刺しているので、これは梨花ちゃんが自分で刺す場合は出来ない手の角度(自分で刺す場合は手の向きが反対になるので)
しかも仮にこの手の向きが出来たとしても、わざわざ仰向けに寝てから何度も刺した。
もしくは立ったまま体を反らせて、『我が生涯に一片の悔いなし!』といった北斗の拳のラオウみたいな壮大な自決を行って、バタン!と床に倒れた形になる。
どちらにしろ、その後に何度も首を刺さないといけないので、自決はあまり現実味がない。
容疑者から外れる人たち
また、包丁で刺している手の形から容疑者はある程度絞れる。
この華奢な細い腕だったら、男性は容疑者から外れる。
学生である圭一や悟志の手もチェックしてみましたが、やはり女性陣と比べると筋肉質なデザインになっていたのでこんなに細くはない。
もちろん、男でも富田くんなどの小学生だったらありえますが、さすがにここで急にこの辺りのキャラを絡めることはないでしょう。
さらに、大人の女性である鷹野や知恵先生の手もチェックしてみましたが、この手と比べると大人女性は一回り二回り大きいですね。
となると、容疑者は主要キャラの女の子に絞られました。
容疑者レナの可能性
犯人は女の子、そして沙都子以外の可能性を考えるならレナは容疑者から外せない。
鬼騙し編の主犯ですし、PV通りだったらひぐらし卒の解答編は、レナの鬼騙し編での暗躍を中心に描かれそうですし。
レナが犯人と推理する人もすでに現れています。
ボクは二つの理由からレナは犯人じゃないんじゃないかなと考察します。
一つ目は死亡時刻ですね。
梨花ちゃんと沙都子は圭一とレナのバトルがあった次の日に、二人の遺体が見つかったと魅音が言ってました。
詳しい死亡時刻とかは言われてませんでしたが、警察の捜査が入ったんだったら死亡推定時刻が出せますからね。
仮に二人の死亡推定時刻がレナよりも前だったら、圭一を襲ったんだからレナが真っ先に疑われるでしょうから。
でも魅音の話によると、押し入ってきた異常者の犯行が有力と言ってましたから。
そして二つ目は、ひぐらし業のマンガ版の情報になりますが、梨花ちゃんは圭一とレナの悲劇を知っていたから。
レナが犯人だったらその前に梨花ちゃんを襲わないといけないので、梨花ちゃんが二人の悲劇を知ってるはずがない。
この二つの理由から、沙都子の指パッチンみたいなチート技でもない限り、レナが犯人というのはなさそう。
容疑者・詩音の可能性
では、容疑者・詩音の可能性はどうでしょうか。
鬼騙し編にまったく出てきていない詩音が犯人だったら、ちょっと卑怯な感じもするけれど、詩音は旧作で梨花ちゃんや沙都子を襲った前科持ちですから。
また、ひぐらし業では郷壊し編ではまったく登場しないなど、あきらかに出番が少なかった。
なのに、業では描かれてなかったのに、ひぐらし卒のキービジュアルでは詩音もついに仲間入り。
あんな出番少なかったのに入れてくるのはあきらかに不自然。
詩音は卒でやりますよ。やりますよ詩音ファンのみなさん!と宣言しているようにも見える。
詩音が犯人だった場合の動機は、詩音黒幕説でも語った悟史が有力じゃないかなと。
沙都子が梨花を譲れないように、詩音も悟史は譲れない。
沙都子が本当に梨花を手に入れるために悟史を切ったのなら、その殺意は沙都子にも向かっているかもしれない。
また、フラッシュバックがキッカケで復活し、詩音と組んでの悟史黒幕説というのもあるので、興味ある方はこちらもチェックしてみてください。
詩音に限らず、沙都子以外が犯人だった場合は、梨花ちゃんだけを襲って逃げた可能性が高いと思います。
身を潜めて沙都子の帰りを待つにしては、あんな派手に死体を置いていたら沙都子に警戒されますし、二人共始末したいのなら、二人が揃っているときに襲えばいいので。
ただ、血しぶきが部屋の全方位に舞ってるので、ファンネルみたいに梨花ちゃんの周りを回って一回一回刺していった(しかも、首だけ何度も狙って)という不自然さが残りますが。
容疑者・魅音の可能性
魅音が犯人だった場合は、詩音よりもトリックをかますことが出来る。
というのも、鬼騙し編で圭一に『レナがあんなことになった次の日に、同じ包丁で何度も首を刺された。』と二人の事件の詳細を教えたのは魅音だったので、魅音が犯人だったらこの情報に嘘が混じっている可能性もある。
あとで本当かどうか確かめるにしても、素人で魅音みたいな情報網がない圭一が、こんな警察の機密事項を知るのは簡単ではありませんから。
また、PVを見る限り、魅音も鬼騙し編の裏で動いていた可能性は高そうですし。
そんでもって、魅音には綿騙し編その四の『違いない違いない違いない!』で、梨花ちゃんに激おこになったシーンがある。
実はこれ、鬼騙し編で梨花ちゃんに対する怒りが発生していて、それを綿騙し編に持ち越したという可能性もあるかもしれません。
もしかしたら沙都子は、鬼騙し編でレナだけでなく、魅音にも囁き攻撃で精神をかく乱していたのかもしれない。
容疑者・沙都子の可能性
そして、やっぱり沙都子が犯人という可能性も捨てられない。
ひぐらし業での活動に加え、PVでも怪しさ満点、裏で暗躍している可能性もかなり高い。
そんでもって、返り血を浴びてるシーンも出てきているしね。
これが梨花ちゃんの血じゃなかったのなら、誰の血なんだい?という疑問も出てくるし。
沙都子は自分で自分の首を刺したと思うけれど、それだったら派手に血が飛び散るだろうし、自決のためにわざわざ赤眼になる必要もないでしょうし。
また、問題の画像もランドセルを背負っているので学校帰りだと思うのですが、それにしては落ち着き過ぎだよね。
自分以外が梨花ちゃんを殺しているのならもっと警戒すると思うし、ループして成長したとはいえ、鉄平に再会した時にびびるなど、沙都子の根本の性格である怖がり部分は残っていたので、自分じゃなければもっと怖がって動揺すると思う。
ここから考えられる考察は三つ。
一つ目はやっぱり沙都子が梨花ちゃんをガチコーン!して、なんらかの理由があって時間をずらす必要があった。
何かトラブルがあった、もしくはループの前に会って話したかった人がいた。
そのため、学校に行く前に梨花ちゃんを殺して、自分は学校から帰った後に死ぬつもりだった。
小柄な沙都子だったら、詩音や魅音よりも、血しぶきも部屋全体に飛び散らせやすいですしね。
また、沙都子の包丁がキレイなのは、血が固まらないように一回洗ったからとかでしょうか(ちなみに、水で洗ったぐらいだと梨花ちゃんの血もちゃんと血液検査で出てきます)
同じ包丁を使ったのは梨花ちゃんに対するヤンデレな想いのためか、もしくは単純にこの家に凶器となるものがこれぐらいしかなかったからか。
二つ目はこの場面は、梨花ちゃんを殺した犯人を始末した後に、沙都子も後を追おうとしているシーン。
包丁に関しては、犯人が使ってその場に置いていったものを、先ほどと同じ理由で洗って自分も使ったのでしょうか。
PVで銃を用意しているシーンは犯人を仕留めるためのものなのかもしれない。
この場合、沙都子の顔についた返り血も犯人のものかも。
沙都子がわざわざ犯人を仕留めてから梨花ちゃんの後を追った理由は、自分の計画を邪魔されたのが頭に来たのか(レナが死んでも梨花ちゃんがそれで雛見沢に残るならこの世界でもいいと思っていたとか)、またはなぜ犯人がそんなことをしたのか、次の世界に行く前に情報を探って、不確定要素を減らしておこうと考えたとか。
銃と言ったら、綿騙し編の魅音との相打ちシーンを思い出しますが、実は鬼騙し編で梨花ちゃんをやったのは魅音で、沙都子はこれを裏で退治していた。
その記憶があったので、綿騙し編で梨花ちゃんが行方不明になった時、園崎家に乗り込んで相打ちになったのかもしれません。
その場合、鬼騙し編のラストで圭一が会ったのは魅音じゃなくて、詩音というパターンもあるかもしれません。
園崎家頭首の魅音が亡くなった場合、詩音が代わりを務めるというのは原作でもあったので。
鬼騙し編に詩音出て来ていないと見せかけて、実はサラリと登場していたのかもしれない。
これが担当声優が言っていた『魅音がかわいそうなことになる』という意味でしょうか。
三つ目は鬼騙し編とPVの世界は違う欠片の世界。
旧作でも出題編と解答編で違う欠片の世界というパターンがありました。
というのも、暗くて見づらいですが、鬼騙し編で梨花ちゃんと沙都子の二人が倒れているシーン、PVよりも血しぶきの量が少ないように見える。
また、鬼騙し編では両手を開いてちょっと崩れたようなポーズの梨花ちゃんですが、PVの方だともうちょっと気を付け!してるようなピッシーとしたポーズにも見える。
ひぐらし卒の最初のエピソードは、鬼騙し編の裏側と見せかけて、また違った欠片の世界の展開を見せるという裏切りでくるのかもしれない。
それ以外の人物
それ以外の人物であと怪しいのが羽入。
裏切りの羽入の考察動画でも語った通り、羽入なら沙都子が裏で暗躍していることは早い段階で分かるのに、梨花には一切教えていない。
また、エウアとの繋がりなど、疑惑の部分がいくつかありますから。
ひぐらし業のOPで古手神社の本殿に羽入が登場していたのは、実は今も実体化できまっせという伏線なのかもしれない。
血しぶきに関しても羽入も小柄だし、もしくは好きな個所を実体化することが出来るなら、血しぶきを一番全方位にまき散らしやすい。
羽入も可能性の一つとして、考えないわけにはいかないでしょう。
新PVの考察を見えた梨花事件の犯人『ひぐらしのなく頃に卒/業』まとめ
梨花事件の犯人の考察をまとめると、沙都子以外の犯人と違う欠片の世界という疑惑が生まれた。
ただ、さんざん言った血しぶきに関しては、ひぐらしお得意のただの派手に見せるための演出かもしれません。