
あなたの心のピーエーワークス:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『神様になった日』第1話の感想・考察ー!
逆襲のピーエーワークス♪
神様になった日 1話
わしは全知の神じゃ。30日後に世界は終わる
本当か?嘘か?
オーディンか?佐藤さんか?
いきなりぶっ込みとハイスピードに興味津々の展開
そして、神様の顔芸とノリツッコミも冴えまくってるね
本気のピーエーワークスと佐倉綾音を見ました。#神様になった日 pic.twitter.com/m5c2RkWpJx— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) October 10, 2020
ちなみに、わたくしは同じシリーズであるKeyとピーエーワークスがタッグを組んだ『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』と『Charlotte(シャーロット)』も全話見た状態で、この第3弾の『神様になった日』の感想と考察を語っています。
動画解説:30日後に世界は終わる【神様になった日 1話】全知の神オーディン登場すの感想・考察(約12分)
この記事で分かる目次
アニメ『神様になった日』第1話の感想・考察
今回の第1話の感想を一言でまとめるなら、全開のピーエーワークスと、あやねるー!
謎と笑いの畳み掛けがすばらしかった。
今までのシリーズの中でも一番グイグイ引き込ませる伏線ラッシュに、そして今回は笑いの畳み掛けが凄かったよね。
ヒロインの怒涛のトークに顔芸、ノリツッコミも絡ませまくるというKeyの麻枝准(まえだじゅん)さんの脚本力と、あやねること佐倉綾音さんの声優力の本気が詰まっていた。
3年半も時間かけて制作したのは伊達じゃなかった。
最近テレビアニメでは低迷が続いていたピーエーワークスからついに覇権を狙えるアニメが誕生したんじゃなかろうかと。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で、その他の神様になった日の考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
>>神様になった日も含む2020年秋アニメおすすめランキングへ
>>神様になった日も対象ファンタジーアニメおすすめランキングへ
我は全知の神である
我は全知の神である!
ロリっ子が厨二病こじらせて何言ってんだっ!?
主人公たちじゃなくてもそう言いたくなるファーストインパクト。
その前の一人語りも含めて、こっから何か起こるんだろうなという雰囲気を感じさせる掴みはOK。
そして、主人公の言葉を遮ってマシンガントークをする姿で、ヒロインのキャラ付けの掴みOK。
アニメとしては文句のつけようがない完璧な入り方でしょう。
でも、バスケは知らんのかいっ!?
でも、バスケは知らんのかーいっ!?
全知の神なのに?
この分じゃ『安西先生…バスケがしたいです。』という名言が生まれたスラムダンクも知らなさそう。
全知の神なのに?
これによって、ヒロインの存在がまた一気に謎めいた形になりましよね。
最初は神様が地上に降りてきたファンタジーものかと思いましたが、これによって神を自称しているだけの人間の女の子という線も浮上してきた。
序盤から謎と伏線満載。
30日後に世界は終わる
あやねるヒロイン、さらに畳み掛けてくるぜ。
30日後に世界は終わる。
だから受験勉強なんてしても無駄だ。
よし、だったら今日からパーリータイムだ!…って、ウェーイ系だったらなるかもしれない。
畳み掛けてくるね~、序盤からガンガン伏線のメガトンパンチを放ってくるぜ。
終わる理由聞いても、
愚かな人類の選択のせいで世界が終わる。
って、フワッとさせやがって、色んなパターンありすぎやがな。
でも、この条件で30日だったら主人公のように核かな?と思ったけど、核じゃないと断言することで、こちらの方も考察しようにも現時点ではフワッとし過ぎてて迷宮入り。
オーディンか?佐藤さんか?
名前はオーディン。オーディン様と呼べ!
って、言うけれど、あきらかに今思い付いたぜって感じに名乗るし、オーディンってそもそもじいさんの姿だし、最後にアースガルズなどないって言っちゃうし、本名は?と聞かれた佐藤って答えるし。
全ての正体が迷宮入り!どの情報が本物か分かりません。
佐藤の苗字も髪の毛の色とか修道女の服とかを見ると、そもそも日本人なのか?という疑問も出てくるしね。
ちなみに、全知の神でオーディンはおかしくない?と思った人もいるかもしれません。
特にFFとかやってる人なら、剣持ってモンスターをバチコーン!と斬り裂く勇ましい姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。
それもそのはずで、北欧神話の最高神(主神)にして戦争と死の神オーディン。
ヒロインの妄想に出て来たのはこっちのイメージでしょう。
ただし、最高神ということで全知全能の神と呼ばれることもあり、ヒロインはこっちの意味で言ってるんでしょうね。
ちなみに、全知全能というとゼウスを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ゼウスはギリシャ神話の最高神、オーディンは北欧神話の最高神。
これ文化が違う別物ですから。
アースガルズというのは、北欧神話の神が住む場所。
とはいえ、本物のオーディンなら全知全能と名乗るはずですが、今回ヒロインは一度として全能とは言ってないし、人間の感情を変えるなんて無理って言っちゃったし、そして夏目漱石のモノマネはひどかったw
このことから、オーディンが女の子の姿になって地上に降臨したという線はちょっと薄そう。
予知能力は本物
でも、予知能力は本物。
これがあるから、中二病の普通の女の子とは言えなくなっちゃう。
なので、最初はタイムスリップしてきた未来人というのも一瞬に頭によぎったのですが、
通り雨の天気、バスの渋滞、競馬の着順を見たレース全て当てるなど、こんなにたくさん完璧に当てるのは完全記憶能力があって予習しまくった未来人でもなければ無理でしょう。
となると、もう一つ浮かぶ第4の可能性。
ヒロインは神でもなければ、未来人もなく、ましてやただの中二病の痛い女の子でもない。
未来を予知する超能力者という可能性ですね。
これならこれほど細かく未来を当てることも説明できますし、30日後に世界が終わる未来も見えているのかもしれない。
ただ、野球対決だけはなぜか外しましたが、あれは主人公を誘導するなりの何か意図がありそう。
主人公・成神陽太(なるかみようた)が選ばれた理由
神か超能力者か、どちらにしろ主人公の成神陽太が選ばれたことには何か意味がありそう。
ピンポイントに声を掛けた上に、最終的には家にまで行っちゃうしね。
この1話だけでもバスケ友達・幼馴染・ラーメン店主のおやじなど、何人かの人間と会って喋ってますが、その人たちには一切興味すら持たなかったしね。
偶然を装っていますが、あきらかにこれは狙いうちしたのでしょう。
あと、気になったことでは成神陽太(なるかみようた)の漢字を見て、
ナチュラルに太陽の神じゃねえかーっ!?
って、ツッコんでたところ。
これ調べてみると、成神とは神になった、神が生まれたという意味で、陽太の陽が太陽の光という意味もあるので、これと太陽の神としているのでしょう。
幼馴染・伊座並杏子(いざなみきょうこ)の正体
こうなってくると、他のキャラクターの名前も気になるところ。
幼馴染の伊座並杏子(いざなみきょうこ)は、漢字は違いますが作中でも言ってた通り、イザナミとは日本神話に出てくる女神の名前。
ヒロインが言ってた通り、日本を形作ったイザナギの嫁で、イザナミも一緒にそれを行い、子もたくさん産んだ神様。
そんな神の名を持つ伊座並杏子(いざなみきょうこ)は、作中でもそんな神イザナミのような日本の母的なことを行うんでしょうか?
陽太と付き合うのかと思ったらいきなり振っちゃうしね。
そもそも名前の通りなら、陽太には夫婦となるイザナギ要素がないんですけれど。
ちなみに、陽太と関係がありそうな日本の太陽神と言ったら女神ですがアマテラスが有名。
そして、そのアマテラスはイザナミの娘ということで、陽太の母親が並行世界にタイムスリップした伊座並杏子(いざなみきょうこ)とか(さすがにこれはぶっ飛んでると思うけど)、何か二人にも関係があったりするんですかね。
バスケ仲間・国宝阿修羅(こくほうあしゅら)の正体
そして、あのバスケの仲間の男ポニーテールも、国宝阿修羅(こくほうあしゅら)という神の名が入っている。
ここまで神の名前が入ってくると、さすがに何も関係ないとは考えれない。
キン肉マンのアシュラマンとかおなじみな阿修羅とは、腕が6本ある仏教の守護神。
阿修羅はちょっと複雑なのですが、義を司る神といわれることもあれば、最高神に歯向かった悪鬼神と認識されている場合もある。
このどっちのパターンを採用するかによって、この国宝阿修羅(こくほうあしゅら)の立ち位置も途中から変わってくるのかもしれないですね。
母・成神時子とは知り合い?
ラストで気になったのが、陽太のお母さんに電話したら、あやねるヒロインのことをまるで知っているような口ぶりで、家にまで泊めることを決定しちゃったこと。
昔からの知り合いなのか?と感じるさせるやり取りでした。
そして、このお母さんの名前は成神時子、陽太と同じように言うんだったら、時の神様に言うことになるんですよね。
あららららー!
先までの考察がなんだか結びついてきたでー!という感じ。
まあ、お母さん姿すら見せてないので何とも言えませんが、やっぱり何か時が関連しているのかなと感じさせる雰囲気は十分だぜ。
『神様になった日』というタイトル
最後に、この『神様になった日』というタイトルも気になる。
ヒロインが本当に神様なら、このタイトルはおかしいですからね。
超能力者のヒロインが、陽太に宣言したことで神様になった日ということなのか?
それとも、神になると苗字を持つ成神陽太がヒロインと関わったことで神になるという意味なのか?
今回も『お前は神の力を手に入れてどうする?』と、ヒロインから問われるシーンもありましたしね。
また、公式サイトの方では『神を殺して世界を守るか、世界を狂わしてまで神を生かすか』という怪しいキャッチフレーズも入っている。
この公式サイトのフレーズと絵から想像すると、ヒロインが30日後に世界を終わらせる神で、主人公がそれを防ぐことができる神的なポジションにいるってことなんでしょうか。
アニメ『神様になった日』第1話の感想・考察まとめ
今回の第1話をまとめると、いきなり謎と伏線と神様ラッシュ!
名前がキャラを暗示するのなら、これは壮大なストーリーになりそうやで。