
あなたの心の橋本真也:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『ゴールデンカムイ』第25話の感想・考察ー!
3期1話♪
ゴールデンカムイ3期 1話(25話)
時は来た!それだけだ
アシリパを探して、北海道から樺太へ
大和魂ならぬ橋本真也魂を抱えた漢たちがやってきた
聞き込みがてらに、まずはロシア人共に日露戦争の敗北を思い出させてやるぜ!
あいかわらずシリアスと笑いのバランスが最高です#ゴールデンカムイ pic.twitter.com/0BQr2OCm6E— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) October 5, 2020
正確には25話ですが、ややこしいのでここでは3期の1話とします。
ちなみに、わたくしは原作マンガを読んだ状態でこの感想と考察を語っています。
動画解説:【ゴールデンカムイ3期1話(25話)】橋本真也なスチェンカが開幕する樺太編の感想・考察(約12分)
目次
アニメ『ゴールデンカムイ3期』第1話(25話)の感想・考察
今回の第1話の感想を一言でまとめるなら、時は来た!それだけだ。
もはやこれだけでプロレスファン歓喜、橋本真也ファンならもっと大歓喜!
漢字の漢と書いて男と読む、そんな漢たちのバトルアクションとシュールギャグコメディが再び開幕しました。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作漫画を試し読み、その他のゴールデンカムイの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
>>ゴールデンカムイも含む2020年秋アニメおすすめランキングへ
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決意を胸に、いざ樺太編開幕
始まりは2期のラストの回想から。
アシリパの父ウイルクの言葉と尾形にやられた悔しさとアシリパを助け出すという決意を胸に、
杉元佐一、いざ堂々と樺太の地に降り立つ!
カッコイイ始まり方でございましたが、アシリパや白石といつものメンバーがおらず、鯉登少尉と月島といった第七師団のメンバーと一緒にいるのがなんとも不思議な感じ。
そして、月島はロシア語できるんかいっ!?
明治の時代の樺太事情
現在では近いようで遠い場所、それが樺太。
場所的には北海道からすぐですが、行ったことある人はほとんどいないじゃないでしょうか?
杉元たちが降り立った大泊町(おおどまり)も現在は存在せず、ロシアのサハリン州のコルサコフとなっています。
ゴールデンカムイの明治の時代は、解説があった通り、日露戦争により北樺太がロシア領に、南樺太が日本領になっている状況。
ちなみに、現在も南樺太は国際的にはロシア領というわけではなくて帰属未定地。
ロシアが実効支配している形となっています。
谷垣の写真芸
大泊は南樺太の玄関口。
アシリパもここに来たはずだ!と、写真片手に聞き込み調査。
この子を知ってますか?
って、写真が違うーーー!!!
今回のこの谷垣の写真の天丼にやられた視聴者続出。
まずこの写真いつ撮ったんだよ?谷垣は無表情のくせになんでポーズだけグラビアポーズでノリノリなんだよ(女豹のポーズの時ちゃんと手も再現してるし)
そして、杉元はなんでそんな谷垣の写真を何枚も大事に保管してんだよ(アシリパの写真より多いじゃねえか)
あとは、写真見せられた樺太の人は、『その子はちょっと違うね~』とかみんなシュールな答え返してくるんだよ(最初のおっちゃんはカワイイ子だね~って言ってたしw)
一つのボケにツッコミどころがありまくり。
アシリパ捜索というシリアスな展開でありながら、こんなボケを畳み掛けてくるゴールデンカムイ。
そんなところが大好物です。
樺太名物フレップワイン
樺太名物フレップワインいかがですか?
杉元たちが真面目に不真面目に聞き込み調査をしている中、鯉登少尉は一人ワインを飲んでいるんじゃないよ。
その後、案の定、杉元とケンカになるしねw
EDの後に何回も何回も鯉登少尉にコップをぶつけるループは爆笑しました(笑)
しかし、敵同士だったときはあんなに激しい殺し合いをしておいて、一時的とはいえ仲間になったらこんなコメディも行う。
これもゴールデンカムイの醍醐味でしょう。
ちなみに、フレップワイン、日本だとコケモモワインと呼ばれることが多いみたいですが、こちらは未だに現役。
コケモモは樺太以外でも採れるので、樺太産以外のフレップワインも通販を利用すれば飲めるようになっています。
アイヌの少女はアシリパじゃなくてエノノカ
谷垣の写真を見せまくる聞き込み調査は笑いを生み出すだけじゃなかった。
フレップおばちゃんの情報を元にアイヌの少女の手がかりをゲットする。
この子も可愛かったけれど、アシリパじゃないよエノノカだよ。
そして、エノノカにも谷垣のハレンチな写真を見せるのはやめなさいw
けれど、このエノノカがアシリパと会っていて、この捜索も無駄じゃなかった。
父親と杉元を失ったと思っていることで元気はないみたいですが、フレップの塩漬けをヒンナヒンナと食べていたようで一安心。
ラーテルじゃないよ、クズリだよ
そして、エノノカと会ったときに忘れちゃいけないのがこのクズリの存在。
自分よりもかなりデカいヒグマも襲うその凶暴さと戦闘力、そして同じイタチ科のその見た目から、
キリングバイツを見たことがある人は『ラーテルだ!』とざわついてましたが(わたくしも同じw)、クズリとラーテルは同じイタチ科というだけで完全に別物。
生息地も違うので実際に戦うこともないですが、実際に戦うとライオンの牙や爪も通さない防御力も高いラーテルの方が有利そう。
とはいえ、クズリは銃弾もなかなか当たらない機動力に加え、それを活かして相手の弱点をピンポイントに狙う攻撃もあるため、作中にあったようにヒグマなどの大型動物がやられることもあるらしい。
カワイイとか油断してた鯉登少尉も危うく首をやられそうになってたしねw
でも、そんな自分は怖い思いしておいて、逃げる時に『肥えすぎだ』と谷垣を犬ぞりから追放するのはやめなさい。
そして、杉元も真剣な顔して谷垣を揉んでから落とすのはやめなさい(どんなパイオツチェックだよw)
アイヌ文化は3つに分けられる
アイヌ文化は3つに分けられる。北海道アイヌ・千島アイヌ・樺太アイヌ。
樺太アイヌと北海道アイヌのその最大の違いの一つが、過酷な環境下で生き抜くために夏用と冬用の家があること。
たしかに北海道より寒いとなると、寒さ対策はしっかりとしないとまともに生活できないレベルなんでしょう。
そして、暖房に特化している分、夏だと暑いから夏用の家もいるってことなんでしょう。
他にもどんな違いがあるのかも気になるところ。
さらに、こうなってくると千島アイヌはどうなのかも気になる。その内に出て来たりするんでしょうか?
ちなみに、戦後に樺太アイヌは大多数が北海道に移住、千島アイヌに至ってはその前の明治8年に締結された樺太・千島交換条約によって起こった移住で人口が激減、現在では千島アイヌの文化は断絶してしまっているとか。
明治時代の日本とロシア事情
エノノカの情報を聞いて、杉元たちは南樺太にあるロシア人の村へ聞き込みに行くことに。
作中でも日露戦争終結のどさくさで逃げた囚人が溜まっている村みたいな感じに言ってましたが、日本領である南樺太にそういったロシア人がいるというのはなんか不思議な感じですよね。
というのも、ゴールデンカムイの舞台は明治40年ごろと予想されているから。
そして、日露戦争が終結したのが明治38年と、いざこざがあってすぐなのに普通に共存してんだなと(この村だけじゃなく大泊にもロシア人がいたしね)
ネットもない時代ですし、戦争に出てない国民にとってはそこまで強いこだわりがないのかもしれない。
まあ、この村の人や杉元たちはすぐにバッチバチでございましたけれど。
そして、巨漢なロシア人を逆に殴り倒しちゃう杉元の戦闘力の高さよ。
新たな刺青の男を追ってスチェンカへ
杉元のヤンチャが原因で、おしゃべりロシア人登場(変なあだ名つけて連呼するのはやめなさい)
エノノカたちの犬を返しておしければ、負傷させたロシア人の代わりにスチェンカに出場しろと条件を出される。
けれど、逆にごちゃごちゃ言ってっと、ド突きまわすぞとすごむ杉元と鯉登少尉。
表情や言ってることからどっちが悪役か分からないw
けれど、スチェンカに新たな刺青の男がいるということで急遽参戦へ。
スチェンカとは、数名の男達が並び合って裸でど突き合うロシアの伝統的な競技。
つまり、団体戦のケンカをむさ苦しくやる競技ってことよね。
ゴールデンカムイって、こういう熱気ムンムン、男くささムンムンのことが好きよね~w
そして、大泊にいたおっちゃん、ギャンブルじゃなくて絶対別の目的でスチェンカ見てんじゃねえかよ(笑)
時は来た!スチェンカ開幕戦
時は来た!それだけだ
日本人がロシア人に勝てないとバカにされたら杉元以外の男達も黙っちゃいられない。
日露戦争の敗北を思い出せてやるぜ!と言わんばかりに意気込む。
そして、『スチェンカ初戦への意気込みは?』と始まるインタビュー
…って、明治なのにテレビ的な演出が始まったーーーっ!?
インタビュアーの姿と声は消して、競技者が一人で語るこの格闘技でよくインタビュースタイル。
特に新日本プロレスでよく見られる形式なので、プロレスファンは大熱狂でございましょう。
さらに、それぞれのインタビューから最後に締めた谷垣の
時は来た!それだけだ
破壊王:橋本真也の名ゼリフ(あの言い方も真似してた)
若手時代にあの笑ってはいけないのビンタで同じの蝶野正洋とタッグを組んで、レジェンド:アントニオ猪木組に挑む前のインタビュー飛び出した名言。
その意気込みを聞かれて、蝶野はカッコよく答えたんですけれど、橋本は『時は来た!それだけだ』って、ちょっとよく分からないこと言っちゃうから横の蝶野さんが笑っちゃう。
しかも、言った本人も背中向けて笑いを堪えるという珍場面として、プロレスファンには語り継がれてる名シーン。
これYouTubeに挙がってるので、気になる人はぜひ一度チェックしてみてください。
アニメ『ゴールデンカムイ3期』第1話(25話)の感想・考察まとめ
今回の第1話をまとめると、時は来た!それだけだ
そして、次回のスチェンカ本番編はまたまた面白いシーンが見れるよ。