
あなたの心の大幅カット:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
そんな今回のテーマは2022年冬アニメ特集、第8弾ー!
カットしないでね!
前回の第7弾考察に続きまして、今回はプリコネ2期、、天才王子、錆喰いビスコ、賢者の弟子を名乗る賢者、時光代理人、鬼滅の刃、進撃の巨人の7作品の第2話などを。
Twitterの反応と配信の数字、原作との違いを分析しながら解説していきます。
この記事で分かる目次
時光代理人 LINK CLICK 2話
時光代理人 LINK CLICK2話の感想を一言でまとめると、日本アニメと違うーーー!!!
写真に入ってその人物になるSFサスペンス。
しかし、秘伝のレシピを探れという1話とまったくテイストが違う。
そこで描かれるのは、日本アニメでも見られるエモエモエモ!百合百合百合な女の友情物語!…と見せかけて、学生時代からおばちゃん姿まで描く。
しかも、ちゃんと年を取った姿も描くなど、この辺は日本の深夜アニメではあまり見られない姿。
日本の場合、年を取ってもなぜか若々しい姿のままというパターンが多いですから。
そんな見た目が変わったからこそ伝わる、その姿にホロリとくる人間ドラマがここにありました。
あいかわらずTwitterのトレンドは小規模、配信の再生数もベスト20にも入ってませんが、見ている人の評価はどんどん高まっています。
鬼滅の刃 遊郭編 7話
鬼滅の刃 遊郭編 7話の感想を一言でまとめるなら、二人の妹がギャン泣きーーー!!!
鬼滅の刃はあいかわらず原作準拠でしたが、禰豆子と堕姫の妹たちの見せ場は大幅増量されていました。
堕姫はギャン泣きメインなので、見せ場と言っていいか分からないけれど。
Twitterでもあいかわらずの大トレンド1位。妓夫太郎関連のキーワードもトレンド入りしてました。
配信の方もどこでもだいたい1位、特にネットフリックスでは実写ドラマや映画で話題の呪術廻戦も抑えて第1位と、売上では冬アニメの中ではぶっちぎりですね。
進撃の巨人 The Final Season 77話
進撃の巨人 The Final Season 77話の感想を一言でまとめるなら、イェレナの顔芸ーーー!!!
内容よりもこっちの方がインパクトが強過ぎる。
オニャンコポンの名前といい、進撃ってドシリアスな物語なのに、随所に笑いを取ろうとしてくるよね。
また、鬼滅の刃と比べると、進撃ってけっこう細かいところを原作から変えていたりもする。
ジークの登場のタイミング・サシャの家族がカビたちとバッティングしたシーン・ガビとファルコのラブコメなど。
この辺りは原作と比べるとけっこう変えてきているので、より原作とアニメを比べながら楽しめるようになっています。
進撃も鬼滅ほどではないしろ大トレンド。イェレナも1万を超えるトレンドとなってました。
ただ、配信は上位に入っているものの、ネットフリックスで9位・dアニで8位など、鬼滅の刃と比べてももちろん、常にトップ争いをしていたFinal Seasonの前半クールと比べてもかなり数字が落ちている。
進撃は原作漫画が完結した影響が出ているのか、前と比べるとかなり勢いが落ちてますね。
プリンセスコネクト!Re:Dive2(プリコネR2期)2話
プリンセスコネクト!Re:Dive2(プリコネR2期)2話の感想を一言でまとめるなら、1話に続いて癒し!と見せかけて、もうシリアスが動いてきたー!!!
2期は1期よりも原作寄せてシリアスに行く!なんていう噂もありましたが、本当にその通りなのかキャルが裏で暗躍してきた。
この辺は原作ファンはともかく、日常系のような癒しファンタジーコメディを求めているアニメ派の反応はどうなるでしょうか?
今のところはキャルのがんばりにホロリと来ている人が続出ですが、このシリアスがどの程度ブチかましてくるかがポイントになりそう。
今回登場したカルミナは、原作ゲームでも活躍しているアイドルギルド。
センターのノゾミがソロ活動していた時に、ユニットでも活動したいと結成したギルド。
アイドル活動をメインにしつつも、魔物討伐の依頼も受けたりするけっこう武闘派な一面もあるギルド。
2話もしっかりと2万を超える大トレンドを起こし、キャルちゃんの方も小規模ながらトレンド入りする絶好調っぷり。
けれど、1期に続き、あいかわらず配信ではベスト20にも入れないと、配信勢の人気には苦戦しています。
錆喰いビスコ 2話
錆喰いビスコ2話の感想を一言でまとめると、1話からの順番入れ替えが効いてきたーーー!!!
錆喰いビスコの原作改変は内容はほぼそのままに、ストーリーの順番を入れ替えてくるもの。
原作ラノベでは、関所・砂漠での戦い・街に入ってミロと出会うという順番ですが、アニメでは街をメインに、関所や砂漠での戦いを回想的に随所に入れてくる構成に変更。
この影響で、アニメ派は世界観はよく分からんといった感想が出ていましたが、2話目はこの複数の話をミックスすることによって、クライマックスシーンを連続で見せることに成功。
錆喰いビスコは細かい解説は敢えてしない。考えるな!感じろ!という熱い展開で押し切るという方針が見えてきた。
原作は少年漫画のようなライトノベルと言われているその強みを存分に活かしてきました。
結果、小規模ながら2話目は1話目よりもTwitterでトレンドを起こすことに成功。
配信の方もdアニメストアとアベマでベスト20入り、ニコニコでは第7位と再生数を伸ばしてきました。
じわじわとファンを増やしております。
ちなみに、錆喰いビスコの兵器が動物と融合しているのは、機械だけじゃサビちゃうから、錆を防止するために融合させている。
なぜ日本にあんなデカいカニとかカバとかカタツムリがいるのかは不明ですが、錆で変わった世界に適応するために巨大化したのか、または兵器開発のために人工的に生み出したのか。
天才王子の赤字国家再生術 2話
天才王子の赤字国家再生術2話の感想を一言でまとめると、大幅カッツーーーー!!!
1話目は一部のエピソードを飛ばして、戦争の方をちょっとカットする形でしたが、今回は原作ラノベ1巻の半分ぐらいを使って描かれたマーデンとの戦争が、まさかのこの第2話だけでざっくりまとめられる形に。
原作であった天才王子の見せ処であるウェインの外交戦がかなりカット。
今回のエピソードで重要な見せ場があるキャラクターもほぼモブ扱い、登場自体をカットされたキャラクターもいました。
また、原作ではヒロイン・ニニムとのラブコメ的展開も、もっと詳しく描いていましたが、ここもいくつかカットされていました。
この辺を詳しく描くよりも、スピード感と戦争のインパクトを重視したような構成となっていました。
結果、Twitterでは1話に続いてトレンド入りせず。
けれど、配信ではdアニ・アベマ・ニコニコでベスト10に入ってくるなど好調。
個人的には天才王子の持ち味死んでない?と思いましたが、この再生数を見る限り、動きが少ない交渉の場よりも、動きがある戦場を中心に描いた方がいいのかなとも感じさせる。
賢者の弟子を名乗る賢者(賢でし)2話
賢者の弟子を名乗る賢者2話の感想を一言でまとめると、今回も大幅変更ーーー!!!
第1話はほぼアニメオリジナルでしたが、第2話はオリジナルと原作大幅カットの複合技。
ソロモン王と会うのは、原作ラノベ1巻の中盤あたりでしたが、そこ一気にすっ飛ばしていきたり対面。
原作ではミラの塔や街の探索、街から城に行くまでの旅がじっくりと描かれていましたが、そこはバッサリとカット。
そこには今回のトイレタイム以外にも、お風呂タイムやお着替えタイム、パンツタイムとかもあったのですが、ロリっ子だからまずい!と思ったのか、全てカットされていました。
代わりにマリアナに嘘を付くシーンなどは、原作よりもアニメの方が理由がいい感じに変更されてましたが。
他にも、ゲームから変わってしまった世界観や、ミラ・ソロモン・ルミナリアの中の人の解説などもありましたが、こちらもバッサリとカット。
中の人が分かると今回の三人の再会も違って見える。ヘンタイトークはアニメでは封印されてしまうのか?
今回も後半はバトルを入れてくるなど、日常系的な癒しで攻めるよりも、賢でしアニメではバトルも混ぜて見せていきたいのかなと感じさせました。
原作勢が激おこなど、Twitterではあいかわらずトレンドは起こしてませんでしたが、配信は2話でも3位と絶好調。
叩かれたから気になって見ている人が多いという意見もありましたが、たとえ炎上しても元々見られてない作品は上位に入って来ないですからね。
Twitterでは賛否両論激しいけれど、それ以外の層からはかなり人気を集めていることになります。
第8弾特集:2022年冬アニメ考察まとめ
今回の2022年冬アニメの考察をまとめると、漫画作品とラノベ作品では原作改変率が全然違う。
そして、ラノベも原作組は賛否両論が激しいけれど、配信の再生数はどれも好調。
アニメ勢は支持派の方が圧倒的に多いみたいです。