
あなたの心の魔法少女:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝2nd SEASON 覚醒前夜』第1話の感想&考察ー!
まさかのまどマギ回!
マギアレコード2期 1話
どうしよう…私たち、魔女になっちゃう
お待たせ、まどマギ
この纏わりつく絶望感はまどマギならでは
そこに神浜市に来れば魔法少女は救われるマギレコが加わることでどんな化学反応を起こしてくれるのか?
まずは令和のまどマギのバトルシーンが圧巻でした。#マギレコ pic.twitter.com/mr9lGhURPb— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) July 31, 2021
土曜の夜は再びマギレコに捧げる男でございます。
マギレコ原作ゲームはやっていないので、今回もアニメ派目線で、分からない部分は調べながら考察をお送りします。
動画解説:まどマギ反転【マギアレコード2期1話 覚醒前夜の感想・考察】さやかとほむらのもう一つの未来(約12分)
この記事で分かる目次
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝2nd SEASON(2期)覚醒前夜』の考察・感想・解説
今回の第1話の感想を一言でまとめると、マギレコじゃなくてまどマギだったーーーっ!?
逆に大興奮!
マギレコも好きだけど、それ以上にまどマギの方が好きなので、第2期はこのまままどマギ展開で最後まで行ってもいいんじゃないか?と思ってしまったほど。
同じシリーズとはいえ、マギレコとまどマギは根本のテーマが違うんだなと、再確認させた第1話でもありました。
今回はこういったまどマギとマギレコを比較した部分も含めて、考察していきたいと思います。
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まどマギ10話、原作ゲームのチュートリアル
まどかとほむらのエモエモな魔法少女タッグ。マギレコ2期観ていたつもりが、まどマギ2期だったんですかっ!?
そんな感想も溢れた冒頭の展開。
OPには出てたのに、ついにマギレコ1期では二人だけ姿を見せなかったこともあり、そのサプライズ度は倍率ドン!
このために二人の登場は1期ではもったいぶったのでしょうか?
本編のまどマギ10話で描かれたほむらのループのワンシーン。
ここでいろはの妹であるういが登場し、『神浜に来れば魔法少女は救われる』と語りかけるのは、原作ゲームではチュートリアルにあたる部分らしいです。
原作ゲームでは最初にこれがあって、ほむらが神浜市に行くみたいなのですが、アニメでは原作ゲームのシナリオを元にしつつ、アニメだけで完結するように再構成しているらしい。
なので、このマギレコ2期は1期以上に大きな変化が見れるかもしれない。
委員長の魔女
ちなみに、まどマギ10話にも出て来たセーラー服の魔女は委員長の魔女という名称で、その性質は傍観。
首がない巨大な女学生と見せかけて、腕は4本生えており、足と見せかけた下半身も腕という、なんだか蜘蛛を連想させる魔女。
また、頭はないと見せかけて、公式の設定資料ではお股に頭に隠れているらしい、なかなか色んな意味で攻めた魔女となっています。
生前は地味で真面目なことだけが取り柄だった彼女。傍観の性質らしく、日常を脅かす魔法少女のような存在が来たりしない限りは自らが手を下すことはなく、今も淡々と生前と変わらない大して楽しくもない日常を繰り返す魔女。
性格的にそんな彼女が魔女化するのは早かったことでしょう。
また、そんな彼女がどんな願いを叶えて魔法少女になったのかも気になるところ。
日常を脅かす事態でも起こったんでしょうか。
ほむらのループは何回目?
最初に気になったのは、ほむらのループ何回目?ということ。
まだおさげでメガネで性格も弱気。
さやかとも仲が悪く、最終的には刃物も向けられるギスギス感(さやかとは本編でも仲悪かったけど)
まだ、パーフェクトほむらには進化してないけれど、発言から何回かすでにループしているのは確定。
ただ、本編の10話ではマミさんだったのがさやかに変わっているところ。
持っている武器も爆弾だったのが、拳銃に変わっていたので、本編の10話よりも後の世界というのも確定っぽい。
パーフェクトほむらになるのに10回ぐらいループしていると言われているのと、ループを繰り返すごとにバトル的にも精神的に逞しくなっていっているので、今回のループは5回前後あたりでしょうか。
本編でマミさんが暴走した辺りのループ回数じゃないかなと思います。
本編では見滝原市で暴走したけれど、マギレコでは『神浜に来れば魔法少女は救われる』ういなのかいろはが原因なのか分からないけど、イレギュラーが発生したことで神浜市に行くことになり、神浜市で暴走することになるというルート分岐したんじゃないでしょうか。
まあ、どっちにしろ暴走するんだけどね!
まどマギとマギレコのメインテーマの違い
どうしよう…私たち、魔女になっちゃう。
魔法少女の真相を知ったさやかのソウルジェムが濁って、魔女化寸前。
こっちでもまどマギ8話と同じ展開が起こるんですかーっ!?
あの絶望感と緊張感がやっぱりまどマギの醍醐味。
マギレコだとドッペルがあるから、この緊張感が無くなっちゃってるからね。
そして、キュゥべえへの怒りからのガチコーン!とブチかます。
仲間であっても最終的にはぶっ刺してくるかもしれないというヒリヒリ感。
この辺が仲間だけじゃなく、敵とも普通に仲良く会話したりするマギレコとの大きな違い。
マギレコはこういった緊張感よりも、少女たちのエモエモエモを見せるに力を入れている。
同じシリーズだけど、まどマギは絶望を、マギレコは希望をメインテーマにしているような大きな違いを感じます。
ほむらの変身バンクとマミのリボン
令和の時代にほむらの変身バンクもパワーアップ。
でも、それ以上に気になったのはなんでほむらがマミさんのリボンを持っているのか?
一瞬回想に出てきたし、このループのほむらとマミさんはけっこう仲がいいのか。
さやかの部屋が変わってる
ほむらが戦っている一方、塞ぎ込んでいるさやかの方が気になったのは、部屋がまどマギの時と変わってるんですけどっ!?
イスの数が異様に増えてるんですけど。
一人でそんなにいらねえだろっ!?
これは魔法少女の真実に耐えきれず、ストレスで爆買いしたってことなんでしょうか。
もしくは、本編の方が、ストレスで他のイスをぶち壊したという可能性もあるかもしれない。
10年越しだよ、まどかの変身バンク
10年越しに、まどかの変身バンクも令和バージョンにパワーアップ。
変身シーンもそうだけど、アニメ派にとってはまどかが魔法少女の服を着て、こんなに戦っているシーンが描かれるのも新鮮。
なにしろ本編だと回想も含めて、タイトル詐欺かっ!?というぐらい、ほとんど魔法少女になることなかったからね。
そして、まどか役の悠木碧(ゆうきあおい)さんが、最近は蜘蛛子などのパンチの効いたキャラばっかり演じていた影響で、こういった正統派のヒロインの演技をすると、ちょっと笑っちゃいそうになっちゃうのはボクだけでしょうか?
CMに出て来たまどか先輩の方がしっくりくるんだけど。
なぜかさやかもリボン持っているよ。でも、まどかは…
今回の主役はさやかだ!そう言わんばかりの令和のまどマギのバトルシーンは神作画。
あいかわらずシャフトが本気出した時は、ギュンギュン動くよね。
でも、それ以上に気になったのは、さやかもマミさんのリボンを持っていたこと。
マミさんが神浜に行く前に渡して、そんなマミさんのリボンがさやかとほむらを結び付けたエモエモエモな演出にも取れますが、
ここで問題となってくるのはまどかは持ってないこと。
マミさんのリボンがみんなを結び付ける演出なら、まどかにも持たせた方がさらにエモいんですけれど。
まどかだけ持たせなかったのは、まどかだけ、マギレコでもまた何か起こるという伏線なんでしょうか?
まどマギ劇場版『ワルプルギスの廻天(かいてん)』の制作も発表されてるし、もしかしたら、この劇場版に繋げるような演出もあるのかもしれない。
本編では出来なかったトゥルーエンド
本編では杏子(きょうこ)の言葉だけでは届かなかったさやかのソウルジェム浄化。
それをまどかに加えて、ほむらとの絆も出来たことで達成する。
回想でチラリと出てきていたので、マギレコのさやかも杏子とはすでに知り合いのよう。
杏子とのイベントが終わった後の時間軸ということでしょうか。
あのさやか魔女化の悪夢の本編8話も、こうすることで防げていた。
本編では叶わなかったさやかとほむらのエモエモエモな関係も見れる。
マギレコ2期第1話は、そんなまどマギ10話では出来なかったトゥルーエンドを描いたかのような回でした。
絶望の駅が希望の駅へ反転
さらに、それだけじゃ終わらない。
あのマミさん暴走で絶望と化した本編10話の駅のシーンが、
今回は神浜へと向かう希望のシーンに反転。
まどマギでは全てを知った絶望の終着駅。
それが今回は絶望から立ち直って希望へ向かう始発駅として描かれた。
絶望から希望へ、マギレコ2期第1話はそんなまどマギ10話の反転をテーマとしているような回とも感じました。
やちよさん、激おこです。
そんなまどマギ勢のエモ展開だけでは終わらない。マギレコ勢だっているんです。
そんな主張も感じるCパートはやちよさん激おこ。
鬼頭明里ボイスの黒羽根こと宮尾時雨の首を締めて、いつもより迫力はあったけど、マギレコだとここで槍で刺したりしない、鬼頭明里ボイスのキャラを簡単に散らしたりしないんだろうなと思っていたら、やっぱり予想通り。
これがマギレコの安心感でもあるんですけれど、ざんねんにも感じるところ。
この辺がマミさんやさやかのような狂気を感じさせないところ。
ここでザクッと刺したら、あっ!なんだか2期は違う!という緊張感が生まれるんですけれど。
やはりマギレコは一線を越えた絶望は入れて来ない方針なんでしょうか。
ねむはういを知っている?
そして、クロエ再登場のラストも興味深いけど、一番気になったのはねむのセリフ。
君はお姉さん…いや、環いろはを知っているかい?
単純に年上だからお姉さんと呼んだかもしれませんが、会ったこともない人をお姉さんと呼ぶのは不自然。
ういのことを知っていて、ういのお姉さんという意味で呼んだ方がしっくりとくる。
このセリフはねむはういのことを覚えているということなのか?
そして、ねむが覚えているのなら、1期で知らないと言っていた灯花は嘘を付いていたのか。
それとも、ねむと灯花の間でも記憶の違いがあるのか。
そうだとしたら、ねむがういの記憶が消えたことに深く関わっていそうですよね。
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝2nd SEASON(2期)覚醒前夜』感想・考察・解説まとめ
マギレコ2期1話の考察をまとめると、マギレコというよりもまどマギ。
しかも、まどマギのトゥルーエンドのような回だった。
このまままどマギメインで、2期は進行してもええんやで。