あなたの心の賛否両論:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回はそんな秋アニメ『魔女の旅々』第3話の感想・考察ー!

バッドエンド2本立てっ!?

ちなみに、わたくしはコミックス版の1巻のみを読んだ状態で感想と考察を語っています。

動画解説:少女ニノの悲しい結末【魔女の旅々 3話】イレイナは薄情なのか?の考察・感想(約11分)

アニメ『魔女の旅々』第3話の感想・考察

今回の第3話の感想を一言でまとめるなら、キビシーーー!

1話・2話でもピリリッと辛い話はありましたが、今回は激辛の話で賛否両論巻き起こる。

賛成派は救いようがないがこれもリアルな旅物語、教訓を与えてくれる、ダークなのがいいというのがある一方、

否定派は話は分かるけどこれをアニメで見たいかと言われれば…、現実逃避したくなる話、イレイナのしいたけ目が良かった!など、

3話の感想はノーコメントもいて、否定というよりも凹んだ!という人が多かった印象ですね。

賛否両論ならぬ賛と凹む両論って感じですね。

また、物語全体や花畑の兄妹やエミルやニノについて触れている人が多い一方、

イレイナの行動についてあまり細かく言及してる人はいなかった。

なので、わたくしは今回、あえてそのイレイナの行動にフューチャーして考察してみようかなと思います。

イレイナ、フューチャリングで。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作ラノベと漫画版を試し読み、その他の魔女の旅々の考察動画をまとめています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

>>魔女の旅々も含む2020年秋アニメおすすめランキングへ

>>魔女の旅々も対象ファンタジーアニメおすすめランキングへ

今週も問題です。

3話でも問題です。美しい花にはトゲがある、と言います。美しさは時として、触れるものに牙を向くこともあるのです。ところで話は変わりますが、色とりどりの花々に負けず劣らず、美しく咲いている彼女は誰でしょう?…そう、わたしです!

…今週もしゃらくせええぇーーー!!!

シリアス回でもこのツッコミは外せない。

そして、このいつもの生意気ゼリフから、こんなハード展開になるとは思わんかったよ。

 

Aパート『花のように可憐な彼女』の感想・考察

今回は二本立てだったので、AパートとBパートに分けて考察しましょう。

まずはAパートの『花のように可憐な彼女』から。

門番や兄に少女のことを伝えなかった

最初に気になったのは、なぜ花畑の少女のことを門番や兄に伝えなかったのか?

門番の話を聞いて魔力のない人間があの花に触れると危険なことは知った。

さらに、門番の話から最初の若い門番が花畑の少女の兄だと気づいていた模様。

アニメだとカットされてましたが、漫画版だとイレイナの心の声で二人が兄妹であることに気付いてました。

なのに、門番にも兄にも少女の存在を伝えなかったのはなぜか?

兄を妹の元に行かせないためというのも考えられまずが、それならもう一人の門番にこっそり伝えればいいですし、より詳しく描かれている漫画版では、面倒ごとに巻き込まれたくないから黙っていた様子でしたね。

少女のことを伝えれば、花に耐性があって魔女であるイレイナが助けに行くように頼まれる可能性がかなり高い。

それが嫌だったんでございましょう。

 

少女の様子を見に行ったのはその日じゃない

次に花畑の少女の様子を見に行ったのもその日じゃなく翌日。

アニメ版でもここはカットされていましたが、漫画版では兄妹の情報を聞いてから気になって様子を見に行った形。

このことからもやはり、面倒ごとに巻き込まれたくないから関わらないようにしていた。

けれど、どうしても気になって翌日に花畑に様子を見に行ったんじゃないかなと思います。

 

イレイナなら兄妹を助けられたんじゃないか?

最後に、イレイナは兄妹を助けることが出来たんじゃないか?という点。

なぜなら、イレイナはただの旅人ではなく魔女だから。

例えば、2話や今回のBパートでも見せた時間逆転の魔法なら、兄妹を元の人間の姿に戻せたんじゃないのかな?

仮に時間逆転の魔法に何か制限があってそれが無理だとしても、まだ生きてる兄を助けたり、被害を拡大させている花畑を排除する選択肢もあったと思うのですが、それも一切やらなかった。

このことから、危険だと言われている花畑に足を踏み入れるということは、兄妹揃って生きる意志がないということ。

イレイナにとってそういった人は助ける対象ではないってことなんでしょうね。

そして、花畑が原因で国に被害が出ようとも、それは国の問題。

それは国が解決することであって、旅人の自分が関わることじゃないと考えているのかもしれません。

 

Bパート『瓶詰めの幸せ』の感想・考察

続きましてBパート『瓶詰めの幸せ』について。

ここに関しては、魔法が使える男もいるんだ、男にも魔女みたいなより上位存在がいるのかな?というのも気になりますが、ここは今回のテーマじゃないのでカットします。

ニノが遠い東の国から買われた奴隷だと知っている

瓶詰めの幸せのポイントを整理すると、イレイナはニノが遠い異国から買われた奴隷だと知っていた。

村長との会話で、サヤと同じ昔の日本っぽいである東の国の住人で、そこで奴隷として買われて連れて来られたということも知りました。

 

村長が性的な意味でニノを見ていることに感づいている

さらに、村長との会話から、ニノはただの家事をするだけの奴隷ではなく、性的な意味でも奉仕させようということも気付いているはず。

ここはハッキリと明言していないですけれど、村長との会話の内容から。

それに加えて、イレイナに対してもなめまわすような視線を送っていたことから、村長がかなりのドスケベだということは、感のいいイレイナなら気付いているでしょう。

また、イレイナが出て来たときにニノの服が乱れていたことから、これ成長するのを待ってじゃなく、すでに行っているんじゃなかろうかという暗い想像もさせる。

村長が水差しを壊したニノに対して暴言を吐いたとき、最初は村長に向けて魔法を放つような仕草をしたことから、ニノを助けたいという気持ちもあったと思います。

が、イレイナはそれを思い直すように、水差しを元に戻すだけにとどめた。

これは短期的にニナを助けることは簡単だけど、長期的にニナを助けることは非常に時間と労力がかかる。

そこまでは自分は責任は持てないと、思い直したシーンのように感じました。

 

エミルの行動がニノの絶望を誘う可能性を考えている

人のためにしたことが正しいとは限らない。優しさや美しさは時には残酷さにもなるのです。

去り際にこう語っていたこと。

そして、別れるときのニノの暗い表情から、エミルが行った幸せを瓶に詰めて見せる魔法が、ニノにより深い絶望を与えたことを感じ取ったんでしょう。

ラストシーンの暗い表情と、

私はあれからニノさんがどうなったか知りません。いえ、知りたくもありません。

のセリフから、ニノが物語の奥さんのような結末を迎えることを予感している。

さらに、物語の結末に気付く前とはいえ、エミルがニノに瓶の魔法を見せるタイミングは今がいいんじゃないか?と、アドバイスする形になってしまったことを後悔しているのかもしれません。

 

イレイナは冷たいのか?

イレイナは冷たいのか?

今回イレイナがやったことをまとめると、そう感じる人もいるかもしれません。

わざとじゃないにしろ、AパートでもBパートでもイレイナがキッカケの一つとなっているにもかかわらず、そのどちらも助けずにイレイナは立ち去るのみでしたからね。

とはいえ、わたくしは冷たいのではなく、普通なのかなと思います。

たしかにイレイナには魔法という助ける能力はあるけれど、そのためには大変な時間と労力が伴うので。

例えば、Bパートでニノを助けたとしても、その後の生活がありますからね。

遠い東の国まで送り届けるだけでも大変だし、奴隷として売られたことを考えると、親元に返すことはできないのかもしれない。

そう考えると、ニノを助けるためには少なくとも数か月から数年は時間を使う必要が出てくるでしょう。

これ自分に置き換えてもらうと分かりやすいと思うのですが、例えば1億円の資産を持っているとしましょう。

そして、たまたま合った女の子が、その1億円全部使えば助けることができる。

けれど、そこで迷わず1億円差し出せる人は、わたくしを含めてほとんどいないはず。

アニメや漫画の主人公なら差し出せるキャラは多いと思いますが、あれは異常枠!大抵の人は可哀想だなと思ってもそこまでは出来ない。

イレイナの行動はそんなリアルな普通の主人公を描いている。

そして、15歳で旅に出て、今なお世界を旅して周る好奇心旺盛なイレイナにとって、時間というのはかなり貴重な財産なんでしょう。

旅をするには時間が必要ですし、年老いた魔女が登場していないことから、もしかしたら魔女でいられる時間制限とかもあるのかもしれない。

その自分の幸せを優先することを冷たいとは言えないでしょう。

また、2話でサヤを助けていることから、自分の中で時間や労力の線引きをしていて、その範囲内だったら助ける、その範囲超えたら助けないと明確に自分ルールを決めているのかもしれませんね。

 

アニメ『魔女の旅々』第3話の感想・考察まとめ

今回の第3話をまとめると、イレイナの外見と世界観に騙されちゃいけない。
これはカワイイ女主人公と優しいファンタジーに見せかけたハードボイルドものなのかもしれない。

>>魔女の旅々4話の感想・考察へ

>>魔女の旅々2話の感想・考察へ