
あなたの心のサラブレッド:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな秋アニメ『魔女の旅々』第5話の感想・考察ー!
おひさしぶりのハッピーエンド♪
魔女の旅々 5話
魔女見習いを翻弄する才能あふれる美しい彼女は誰でしょう?…そう、わたしです
恩師フランとの再会でもう一度優しいファンタジーを取り戻す
バッド話も印象深いけど、こういうハッピーな話はさらに好き
そして、フランとニケの正体も#魔女の旅々 #魔女の旅々はいいぞ pic.twitter.com/Wf1Cu9TDeB— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) October 30, 2020
ちなみに、わたくしはコミックス版の1巻のみを読んだ状態で感想と考察を語っています。
動画解説:フラン先生とニケの正体【魔女の旅々 5話考察・感想】イレイナの天才は母からの遺伝でした(約12分)
この記事で分かる目次
アニメ『魔女の旅々』第5話の感想・考察
今回の第5話の感想を一言でまとめるなら、時代が受け継がれるーーー!
バッドエンドが続いた魔女の旅々。
今回はおひさしぶりのハッピーエンド。
しかも、内容的にも1話2話を超えるほっこり話だったんじゃないでしょうか。
そして、その中にイレイナが憧れたニケの冒険譚とフラン先生の正体もサラッと明かしてくる。
伏線回収も王道的に盛り上げない、いかにも魔女の旅々らしい伏線回収でした。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想を考察を語っていきたいと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作ラノベと漫画版を試し読み、その他の魔女の旅々の考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
フランの冒険譚
ニケの冒険譚ならぬフランの冒険譚。
今回はここから伏線始まっていましたよね。
魔女って、物語になるぐらい英雄的な存在なんだなと思うのと同時に、最初にフランと気付かなかったことから、イレイナにはあんまりその自覚がないのかもしれない。
1話で見せたフラン先生のあんなチートな魔法があれば、伝説的な活躍もできそうなもんですからね。
そして、それに対抗していたイレイナのポテンシャルも物語級。
あと、何気に今回イレイナの服装がタートルネックに変わってるっ!?という衝撃もw
前回寒そうにしてても服を着替える様子はなかったので、服はずっと同じスタイルかと思っていたので。
王立セレステリアはこんな街
今回の舞台は王立セレステリア。
王立セレステリアとは、魔法使いが沢山住んでいる学術都市のイメージ。
経済的に豊かで、治安も良く、かなり先進的な都市とのこと。
そんな風に公式のTwitterに書かれていた通り、今まで出て来た街の中ではかなり発展してますね。
大道芸や運び屋など、男女に共に魔法を使っている人が多く、2話の「魔法使いの国」より魔法使いが多いんじゃなかろうか。
あっちは全然男の魔法使いは出て来なかったからですね。
あっちは本格的に魔女を目指す人たちが集まる街で、こっちはより幅広い魔法使いが集まる街って感じでしょうか。
また、魔法使いのほとんどが若い人(一部ヒゲが生えたおっちゃんいたけど)なので、やっぱり年齢が上がると魔力が衰えるとかあるのかも。
というか、この世界ほとんどじいちゃんばあちゃんが出て来ないよね。
文化を中世レベルに合わせた世界観なら、そもそも平均寿命が短いのかもしれない。
織田信長も人間50年と唄っていましたからね。
イレイナさん、またしても不法侵入ですかっ!?
街で王立魔法学校発見。
そして、イレイナさん、またしても不法侵入ですかっ!?
前回も扉壊したり、なんでこの子はこんな躊躇なく不法侵入ができるの?
しかも、今回は人がいるのは分かってるし、近くに門番いたんだからまずは聞いてみればいいのに。
そんなことはお構いなしに魔法でちょいちょいと門を開けて勝手に中に入っちゃう。
ドロボウーー!!盗人が入ったよーーー!!!
やはり魔女という特別な地位に就いてることで完全に天狗、自分は罪に問われないと、その辺の倫理観がマヒしちゃってるのかもしれません。
この子は一度とっ捕まえて、一度こってりお仕置きした方がいいんじゃないでしょうか。
そして、母との二つ目の約束『自分が特別な人間だとは思わないこと。』は全然守れてないね。
お母さん、あなたの娘さん、約束守ってないどころか、軽犯罪繰り返してますよ!
王立魔法学校包囲網
そんなイレイナさんの暴挙に王立魔法学校の生徒が激おこ。王立魔法学校の生徒が包囲網を敷いてきた。
わたくし最初、不法侵入したことに対するお咎めでもあるのかなと思ってました。
実は違ったんですけど、あんなことしたんだからそれが少しは頭をよぎってもいいと思うのですが、いつも通りの興味がなさそうな『はぁ』という気のない返事。
それに加えて、何も言わずについて来てくださいという願いにも、
なんか嫌だから嫌です
って、
まったく罪悪感とかねえーーっ!?
先ほどの門番の時も合わせて、イレイナってホント謝ったりしないよね。
悪いという意識すらない、不祥事を何度も起こす政治家とかもこんな感じなのかも。
イレイナは立場だけでなくて、才能にもあふれるからタチが悪い。
こんな大勢でとっ捕まえようとしてもまったく相手にならないとは。
魔法の実力差ってここまで絶対的なものなんですね。
生徒は女子もホウキにまたがりタイプなのに、イレイナとフランは腰掛タイプだし、ホウキの乗り方で実力とかも分かるのかも。
魔女の旅々はイレイナを通して、立場と才能に溺れるなかれ!というメッセージを放ち続けているのかもしれない。
フラン先生との再会
おひさしぶりフラン先生。
そして、断りもなくイレイナの生徒たちの練習相手にしちゃうとは、優しい顔してあいかわらずやることはなかなかハード。
まあ、そもそもイレイナが不法侵入したのが悪いんですけども。
もしかしたら、これはフラン先生なりのお咎めだったのかもしれないね。
また、フランとの再会で人との会話でテンションが高いイレイナもひさしぶりに見れた。
ほんと興味あることとないことのテンションの高低差が激しい。
ニケの冒険譚のモデル
フランとの会話で一番気になったのはやはりイレイナの母親の話。
イレイナが旅人をしているのは母親の影響なのか?と聞かれたこと、ニケの冒険譚にフランそっくりの魔女見習いフーラが登場したことから、
いや、母ちゃんが魔女ニケですやんっ!?
1話でフランが会いたい人がいると言ってたこと、そしてなぜイレイナにこれほど魔法の才能があるのか?
今までの伏線がガチコン!とハマった瞬間。
物語になるような大魔女ニケの娘で、そしてその弟子あるこちらも物語になるような大魔女フランに魔法を教わった。
いや、サラブレッド中のサラブレッド!イレイナさん魔女エリートですやん!
なのに、当の本人は気付いてないんかーいっ!?
しかも、フランが母親の話していた時は興味もたずにスルーして、ニケの話になったら逆にテンション上げるって。
知らない母親の話が出てきたらそこをもっと詳しく!っていくところだろと。
イレイナは母親の過去もたいして興味ないのか。
こっちとしてはイレイナの母親の正体が気になって仕方がない。
キャストではイレイナの母となっていた名前はニケなのか?
フランもフーラに変わってたからそのまんまじゃないと思いますが、ケニーとか?ニーナとか?
また、今はまったく魔法が使えないのか?だとしたらその原因も気になるところ。
やっぱり年齢なのか?それとも出産とか?または別の理由か?
イレイナの母親の話でも1話全然いけるぜと。
イレイナ先生、爆誕す!
イレイナ先生、爆誕す!
ここはちょっと意外でしたね。
フランの頼みとはいえ、嫌なことはハッキリと断るイレイナですから。
旅と本は好きだけど、人には興味が薄いイレイナさんですから『七面倒くせえよ!』と断るかと思っていたので。
そして、生徒に『旅は楽しいですか?』と聞かれて、あんなバッドエンドが続いたのに『楽しいです!』と即答するイレイナさんにちょっとした戦慄を覚える。
イレイナにとってはバッドエンドすら、楽しい旅の一部ということなんでしょう。
また、天才なので教えるの下手くそかな?と思ってたら、意外と教えるのもうめえじゃねえか。
フランといい、魔法の天才は教えるのも天才なんでしょうか。
そして、初対面のときはお得意の『はぁ』といった対応で無関心だったのに、生徒になったら愛着も沸くんですかね?サヤのときよりも愛想良く教えてくれるじゃないか。
自尊心の高いイレイナさんですから、尊敬される先生という立場はそのくすぐって天狗心に火をつけてくれるのかもしれない(スラムダンク風に言うならもっと褒めてくれ)
先生って、イレイナにとっても天職かもしれないね。
想いはつながっていく
秋にサクラサク。
フランだけでなく生徒も一緒に、連続バッドエンドを吹き飛ばすかのように、今回はオシャレにまとめてくるやんけ。
また、今回はニケからフラン、フランからイレイナにバトンを繋ぐような節目的な回となっていましたね。
それぞれが旅をし、その道中で物語になるような活躍をする(イレイナの日記もいずれイレイナの冒険譚となるんでしょう)
そして、それぞれが弟子を取って育成し、今度はその弟子が各地を旅する。
魔女の壮大つながりを感じさせる回。
この別れの桜もそんなイレイナの未来を祝福するかのような演出。
これ最終回に持ってきてもいい話だと思うのですが、これを5話に持ってきたということは、最終回はもっといい話があると期待していいんですね。
できればお母さん絡みでお願いします。
今週はラストで復活です。
草原を飛んでる魔女がいます。魔女はどこかワクワク楽しそうにしています。次に行く国はどんな国でしょう?次に出会う人はどんな人でしょう?…と、期待に胸を膨らませているのです。その旅人は一体誰か?…そう、私なのでした。
…今週は最後にしゃらくせええぇーーー!!!
焦らしたわ~、先週なくて今週も最初はなくて、それが最後に持って来たことでわたくし今週は完全に意表を突かれました。
ただ、旅人の部分に美しいとかいつも通りに付けてくれたら、もっとしゃらくせえに気持ちが込められて良かったで。
来週はそのパターンで待ってるぜ。
アニメ『魔女の旅々』第5話の感想・考察まとめ
今回の第5話をまとめると、まるで最終回のような魔女たちのつながりのドラマ。
そして、お母さんの話の期待度高まりまくりだぜ。