あなたの心の大人の事情:すやまたくじです。

漫画やアニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回は売れまくりの人気漫画なのに、なぜかアニメ化しないランキングー!

交渉決裂ですか?

そんな売れてて、原作ストックもあるのに、なぜかアニメ化しない漫画をまとめました。

動画解説:【大人の事情?アニメ化なし人気漫画】おすすめマンガ紹介&売れ筋ランキングの常連なのに(約17分)

売れまくりの人気マンガなのになぜかアニメ化しない漫画ランキング

今回は、コミックス売れまくり、原作ストック貯まってる、おすすめランキング常連の人気作なのになぜかアニメ化しない漫画特集。

今はまだ温めている段階なのか?それとも、何か大人の事情があってアニメ化できないのか?

過去にも、あだち充先生の発行部数1500万部『ラフ』や、浦沢直樹先生の3600万部の『20世紀少年』も売れまくったのにアニメ化しなかった作品もありますから。

その辺の理由を考察しながら、そして発行部数などの人気と、アニメ化しない理由の謎度を考慮してランキング形式で紹介します。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で今回紹介するマンガの試し読み、その他の関連動画をまとめています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

>>アプリ・電子書籍のおすすめランキングへ

10位:とんがり帽子のアトリエ

一瞬で引き込まれる芸術的な世界が広がってます。

とんがり帽子のアトリエは、2016年から月刊モーニングtwoで連載されているファンタジー漫画。

魔法使いが存在する王道的なファンタジーですが、その特徴は東京芸術大学出身の作者が描く画。

背景とかの描き込みは『芸術かよっ!?』という圧倒的なレベル。

画がうまいと言われる漫画家は多いけれど、その中でも別次元のレベル。

その一目で分かる魅力は世界でもウケ、2020年12月時点で全世界発行部数は250万部突破、コミックスも8巻まで刊行。

売上的にも原作ストック的にもいつアニメ化してもおかしくない。

それがなかなか決まらないのは、画がキレイすぎるのがアニメ化にとってはネックになっているんじゃないかと。

ヘタにアニメ化したら魅力死んじゃうし、かといって、原作を完全再現するならガッツリ予算かけて、京アニとかシャフトとかのような一流どころのアニメ制作会社じゃないと難しい。

でも、予算をかけたら失敗した時の赤字が大きくなるし、一流の制作会社は引っ張りだこなので、簡単にはアニメ化を依頼することはできない。

その辺の交渉がまとまらずにアニメ化がなかなか決まらないんじゃないかなと。

なので、この作品はその交渉がまとまればアニメ化しそう。是非とも妥協せずに作って欲しい作品です。

 

9位:BLUE GIANT(ブルージャイアント)

魂が震える音楽と人間ドラマがあります。

ブルージャイアントは、2013年からビッグコミックで連載されている世界一のジャズプレーヤーを目指す主人公のサクセスストーリー漫画。

そんな主人公の生き様やライブシーンはもちろん、サブキャラやその街でちょっと出会った人物たちにも人間ドラマがある。

そんなそれぞれの一瞬一瞬の人生を切り取ったかのような描写が心を震わせる作品です。

結果、2021年2月時点でシリーズ累計680万部を突破、コミックスもシリーズ合計23巻を刊行中。

こちらはさらに売上も原作ストックもありまくり。

一人の男が世界一のジャズプレーヤーを目指す&大人中心の人間ドラマということなので、アニメ化よりも実写向きなのかなと思いますが(同じ作者の岳も映画化されましたし)

ただ、日本・ヨーロッパ・アメリカと、場所を転々とする物語は実写化しづらいのか(撮影大変そうですし)

かといって、視聴者の中心が10代・20代前半のアニメとは相性が良くないと思われて、なかなか映像化が進まないんじゃないのかなと。

 

8位:SPY×FAMILY(スパイファミリー)

ジャンプの新たな伝説が生まれそう。

スパイファミリーは、2019年から少年ジャンプ+で連載されているスパイアクション&ホームコメディ。

主人公がスパイをするために集めた疑似家族が、娘は心が読めるエスパー、妻は殺し屋。

娘以外はそれぞれの正体を知らないことで巻き起こる表と裏のギャップ。

シリアスと笑いをミックスさせたことで、男女共に人気が出まくり、2020年12月時点で発行部数800万部を突破、コミックスも6巻まで刊行されています。

売上的には今回のランキングの中でもトップクラスですが、スパイファミリーはまだ連載が始まったばかりなので、溜めている状態なのでしょう。

また、深夜で放送するのか、それともさらに原作ストックが必要な朝や夕方に長期放送を狙うかによって、アニメ化のタイミングはかなり変わってきそう。

 

7位:乙嫁語り

他では見れないオンリーワンな物語が見れます。

乙嫁語りは、2008年からハルタで連載されている19世紀後半の中央アジアを舞台とする美しい嫁たちの物語を描いた時代漫画。

舞台は日本では馴染みが薄い中央アジア、主人公はそれぞれの場所で生活する美しい嫁たち。

そんなジャンル聞いたことないっ!?

が、オンリーワン的なドラマが多くの人に刺さりまくって、6巻の時点で発行部数282万部突破、今は13巻まで出ているので500万部は突破しているんじゃないでしょうか。

なのに、まったくアニメ化の音沙汰なし。

理由は雑誌ハルタの方式なのか(ここは後の作品でまとめて語ります。)

それとも、歴史ものや時代もので、アニメがヒットした作品が少ないこと(中央アジアはさらに馴染みもないですからね)、ラブコメは大人気だけど、美しいとはいえ嫁という点もアニメと相性が良くないと企画自体があんまり挙がってないのかもしれないですね。

とはいえ、外国が舞台だと実写化もしづらいし、非常に映像化しづらい作品。

 

6位:あせとせっけん

大人のラブコメに革命起こしました。

あせとせっけんは、モーニングで2018年~2021年まで連載されていた社内恋愛をテーマにしたラブコメ漫画。

ラブコメだけじゃなく、大人らしいシリアスな恋愛と、男性側が匂いフェチというセクシー要素も加えているのが大きな特徴。

結果、2021年2月時点で発行部数300万部を突破、5月に発売の11巻で完結。

漫画は売れていて、しかも完結ほやほやなのに、アニメ化も実写化も発表されてないちょっと謎な作品。

理由を考察すると、実写化は匂いフェチを絡めたちょっとしたセクシーシーンがあるので、この辺がネックとなっているのかも。

そんな激しいシーンじゃないので、アニメ化だったら問題ないと思いますが、大人のシリアスありの恋愛が、アニメ層との相性が良くないと思われてなかなか企画が挙がって来ないのかもしれませんね。

 

5位:アオアシ

リアル志向のサッカー漫画の究極系。

アオアシは、2015年からビッグコミックスピリッツで連載されているJユースを舞台にした作品。

作者以外に専門家の取材協力や監修などもいて、サッカーの描写が非常に細かい本格派。

もちろん、ただリアルなだけじゃなくて、そこに試合シーンの熱さなどの見せどころで盛り上げくる。

結果、2021年2月時点で発行部数700万部を突破、23巻まで刊行されています。

売上も原作ストックも十分すぎるレベルですが、映像化されないのはリアル系をウリにしたサッカーの部分でしょう。

実写化するのはサッカーのテクニックの部分でかなり難しでしょうし、原作完全再現でアニメ化するなら、動きまくるので予算がかかる。

そして、男性中心のスポーツアニメの場合、今は女子人気も取らないとヒットはかなり難しいですが、ここがかなり未知数ということで、なかなか踏み切れないんじゃないでしょうか。

 

4位:よつばと!

今回のランキングで一番売れまくり。

よつばと!は、あずまんが大王の作者がおくる月刊コミック電撃大王で2003年から連載されているホームドラマ&日常コメディ。

5歳の女の子よつばの日常の中で体験する様々な初めてや感動を描く、究極の日常系と呼ばれている作品。

結果、2021年2月時点で全世界発行部数1730万部、コミックスも15巻まで刊行中。

今回の中で一番数字出しまくり、日常コメディもアニメとの相性がいいので、『なぜなんだ!?』と、このランキングでも1位にしていいレベル。

噂で前作『あずまんが大王』でアニメスタッフと揉めたなんてありましたが、これは原作者がデマと真っ向から否定しています。

ただ、よつばと!もあずまんが大王も、独特の間や仕草が魅力の作品で、公式ブログで「よつばならではのしぐさを、カットせずにアニメ化することは難しい」と作者のこんな一文があったので、そこがネックとなっていてアニメ化しないんじゃないのかなと思います。

 

3位:ダンジョン飯

人気ジャンルを組み合わせました。

ダンジョン飯は、2014年からハルタで連載されているファンタジーとグルメをミックスさせた漫画。

主人公が妹を助けるためにダンジョンに潜るのですが、お金がないから食料が買えない。

結果、モンスターを倒して食べる。

その際にレシピも出てくるファンタジーの冒険にグルメ漫画の要素をプラスした設定。

この斬新な設定が大ウケし、発行部数は推定300万部以上(第1巻と第2巻の売上から計算して)、コミックスも10巻まで刊行中。

アニメとの相性も抜群、2010年代後半にはちょっとしたブームにもなったのに、なぜかアニメCM動画が2019年に作られただけで、未だにアニメ化の情報なし。

CM作ったぐらいなので、アニメNGといった大人の事情はないと思いますが。

理由を考察すると、掲載されているハルタの方針として、アニメ化を吟味しているんじゃないかと。

というのも、今までハルタからアニメ化されたヒナまつりもハクメイとミコチもレベルの高い作品だったので、先ほど登場した乙嫁語りも含めて、いいオファーが来ないとアニメ化しないのかも。

分かりやすく言うと、作画崩壊を起こすような条件の悪いオファーだと、『なんぼのもんじゃーい!』と断っている作品を大切にしている雑誌なのかもしれない。

 

2位:薬屋のひとりごと

なろう系の新たな伝説が生まれちゃうかも。

薬屋のひとりごとは、2011年から連載されたなろう系のラノベを原作に、2017年からコミカライズもされている後宮を舞台とした推理ファンタジー。

主人公の猫猫(マオマオ)はそんな後宮で働くことになり、薬師の知識を活かして薬を作ったり、後宮内で起こる様々な事件を推理したりする。

後宮という特別な場所でのファンタジー日常ものをメインに、そこにミステリー的な推理も加え、さらにイケメンな上司も登場させてラブコメ要素もある。

そんな要素がコミカライズ化されて男女共に人気が大爆発!

なんとアニメ化前なのに、2021年4月時点でシリーズ累計1250万部突破!

これ歴代のラノベ発行部数ランキングで第8位の大記録。

同じなろう系であるリゼロ以上、上にいるのは転スラだけとなっています(アニメ化前なのに)

しかも、原作小説は10巻、マンガも合計17巻ある。

これ知らない人だったら、『WHY?なぜすぐアニメ化しないっ?!』となりそうですが、これちょっとややこしくて、

コミカライズが小学館版とスクウェア・エニックス版の二種類ある。

しかも、スピンオフとかでもなくて、どちらも本編のコミカライズをそれぞれ違う出版社がやっている謎の現象。

そんでもって、先ほどシリーズ累計1250万部突破とありましたが、この詳細は小学館版が10巻で420万部、スクウェア・エニックス版が7巻で500万部と、原作ラノベも含めて1巻平均にするとスクウェア・エニックス版が約72万部も一番売れている。

そして、原作とスクウェア・エニックス版だと、絵柄がけっこう違うんですよね。

アニメ化するなら一番売れているスクウェア・エニックス版のキャラデザを元にしたいと思うのですが、そうすると権利問題がややこしくなるので、この辺がまとまるのに時間かかっているんじゃないかなと思います。

 

1位:古見さんは、コミュ症です。

サンデーの笑いとラブコメエース。

古見さんは、コミュ症です。は、2016年から週刊少年サンデーで連載されている学園コメディ、ときどきラブコメ漫画。

誰もが振り返る美人だけど、コミュ症でまともに喋れない古見さん(普段はリアクションや筆記で反応する)

そんな古見さんが友達100人を作るためにがんばる学園コメディを軸に、徐々にラブコメも絡めていく作風になっています。

連載の初期から人気に火がついて、2021年2月時点で発行部数520万部、コミックスも20巻を刊行中。

週刊少年サンデーも、2020年に放送されたトニカクカワイイや魔王城でおやすみから分かる通りアニメ化にも積極的。

なのに、なぜか未だにアニメ化の発表がない!

もっと言うなら、トニカクカワイイや魔王城でおやすみより売れてるし、出ているコミックスも多いのに。

順番的には古見さんの方が先のはずなんですが…。

学園コメディとラブコメもアニメと相性がいいし、作者もアニメ化に前向きなツイートなどをしているので、作者NGもなさそう。

古見さんがあんまり喋らないからという意見もありましたが、森田さんは無口や川柳少女など、ヒロインが喋らなくてもアニメ化している作品はいくつもありますし。

古見さんは特にアニメ化しない理由が思い浮かばないので、謎の要素の面から今回のランキングの第1位としました。

 

売れまくりの人気マンガなのになぜかアニメ化しない漫画ランキングまとめ

今回の売れまくりの人気マンガなのになぜかアニメ化しない漫画ランキングをまとめると、アニメ化のタイミングを待っている作品が多そうだけど、
大人の事情でアニメ化していないであろうなという作品もたしかにある。

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