
あなたの心の裏切り屋さん:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回は一足早く2020年秋アニメ『無能なナナ』特集ー!
0話切りは損♪
公式サイトやPVから内容を予想すると痛い目に遭う。
そんな衝撃の1話目がここにあります。
ちなみに、今回は序盤のネタバレも含むので、すでに1話目を見る気な人はここでストップしてください。
逆に『あんまり好みじゃないな~。』と0話切りを考えている人に、是非見て欲しい内容となっています。
動画解説:【衝撃の第1話】裏切りの秋アニメ【無能なナナ】ネタバレ注意の学園頭脳戦サスペンス(約9分)
目次
ネタバレ注意の頭脳戦サスペンス『無能なナナ』特集
無能なナナは月刊少年ガンガン連載の漫画を原作とした2020年秋アニメ。
わたくしはこの原作の1巻を読んだ上で今回の内容を語っています。
もちろん、アニメ化によって細かい部分は変わると思いますが、チラリと見せている伏線からはメインの部分は変わらないと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作の試し読みやPVをまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
PVや公式サイトで明かされている無能なナナの内容
それではまずは、公式サイトやPVで明かされている情報をまとめて、無能なナナがどんな作品なのかを紹介していきましょう。
正確には裏切りありなので、どんな作品にまずは見せようとしているのかということになりますがw
舞台は能力者が集まる生徒や教師以外は無人の島に建てられた学園。
能力とは、炎を出したり、時を操ったり、不老不死など、いわゆる超能力的なやつ。
なかには能力を無効化する能力もあるので、
とある魔術の禁書目録っ!?
と、人によっては思うかもしれません。
その学園の目的とは、謎の人類の敵と戦うことに備えて、能力を訓練すること。
そんな学園に、
私、人の心が読めます。でも、空気は読めません。
と、明るく自己紹介する転校生ナナがやって来たところで物語が始まります。
どんなアニメと思いました?
公式サイトやPVの内容をまとめるとだいたいこんな感じ。
さて、この内容や絵柄から、あなたは『無能なナナ』をどんなアニメと思いました?
わたくしは2パターンほど頭に浮かびました。
1つ目は能力系バトルコメディ。
能力者が謎の人類の敵と戦う能力系バトルはすぐに思う浮かぶと思いますが、絵柄やノリからコメディ寄りじゃないのかなと。
また、ナナは人の心は読めるけど、人類の敵と戦うときは役立たないから、無能なナナというタイトルなのかなと。
けれど、キャラクター的にそんなの気にせず、ナナがクラスの中心となってガンガン笑いを巻き起こすのかなと。
2つ目は能力系バトルラブコメ。
バトルな部分は同じですが、PVでナナがこんな乙女な表情も見せていたので、人類の敵にとっては無能力者なナナだけど、それでも懸命にがんばるナナのヒロイン力で恋愛フラグ立ちまくり。
男だけでなく、女の子とも絡んでいるシーンもありましたからね。
そんなナナを中心に巻き起こるラブコメディの嵐!
そんな二つのパターンを予想して、原作漫画を読んでみたのですが、
全然違ったーー!!!たしかに学園知略サスペンスだったーーー!!!
ネタバレ注意の無能なナナの裏側
こっからネタバレに入っていくのでご注意ください。
明るい感じのキャラと絵柄ですが、公式サイトにもPVにもサラッと学園知略サスペンスと伏線が入ってます。
こう聞くと、ここ最近のアニメで言うんだったら学園頭脳戦サスペンス『ようこそ実力至上主義の教室へ(よう実)』なんかを思い出す。
わたくしもこの学園知略サスペンスというキーワードから、能力系バトルが実はそれぞれの点数稼ぎの足の引っ張り合いとか、ラブコメと見せかけてナナを巡るドロドロの恋愛サスペンスも想像してみたのですが、
これも全然違ったーー!!!
わたくしの予想をガンガン超えてくる作品。
無能なナナの学園知略サスペンスとは、実は人類の敵というのがこの学園に集められた生徒たち能力者。
百年前に能力者に目覚めた人々が戦争を起こし、その戦争で無能力者の人類側が勝利したことで、現在は能力者たちを訓練という名の情報操作で隔離しているのが無能なナナの世界観。
とはいえ、学園にいつまでも隔離しているわけにもいかない。学生だったら卒業もありますからね。
そこでそんな能力者を秘密裏に抹殺する委員会があり、その抹殺者というのが、
無能なナナーー!!
実はナナには人の心を読むなんていう能力はなく、心理学や洞察力を駆使してそう見せている無能力者。
なので、無能なナナというタイトル回収。
そんなナナが能力者たちに気付かれないように、次々と抹殺していく学園知略サスペンス。
抹殺者とはいえ、ナナの戦闘力は特別高いわけではございません。
そんな中、炎を操ったりする能力者を始末しないといけない。
なかには、時を操ったり、不老不死なんていうのもいますからね。それを無能力者がどうやって倒すんだ?という感じ。
また、数が減れば『人類の敵が人間に化けて消してるんじゃないか?』といった感じで相手も警戒してきますから。
もちろん、正体がバレたら無能力者のナナに勝ち目がございません。
そんな相手に見つからずに、そして自分よりも戦闘力が高い能力者たちを抹殺するための学園知略サスペンス、それが無能なナナ!
0話切りは損な頭脳戦サスペンス
とまあ、原作1巻を読んだ限りはこんな感じでしたが、これだけじゃ終わらないんじゃないかなという伏線も感じさせる。
2巻以降は読んでないので、こっからはわたくしの考察になるんですけれど。
まず気になるのはナナに指令を出している委員会。
ナナの前でも顔は見せないし、指令や情報は文章ばかりと怪しさ満載。
能力者の危険度や過去の事例など、この委員会が出している情報がすべて本当なのかという疑惑は拭えませんわな。
また、能力者が危険だとしても、すべて悪人とは言えませんからね。悪人がいるのは無能力者にも共通することですし。
となると、騙されているのはナナの方じゃないのかな?というパターンも考えられる。
その場合も『無能なナナ』というタイトルもバチコーン!はまりますしね。
そして、もう一つ。
能力者の方にも怪しげヤツがいる。
こっちはこっちでナナとは別に動いてきそう。
なので、ナナ・委員会・能力者と、三つ巴の学園知略サスペンスが巻き起こるんじゃなかろうかなと予想しています。
ネタバレ注意の頭脳戦サスペンス『無能なナナ』特集まとめ
無能なナナは、公式サイトとPVの第一印象だけではまったく想像できない衝撃作。
特にサスペンス好き、頭脳戦好きだったら0話切りは損の1話必見です。