
あなたの心のミグルド族:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
そんな今回のテーマは、『無職転生~異世界行ったら本気だす』第9話の感想&考察ー!
高速展開に、エスパー伊東もビックリ!
無職転生~異世界行ったら本気だす 9話
魔大陸編、開始!
お待たせ冒険
はじめまして、人神にスペルド族にロキシー両親
奥さん、100歳超えには思えませんね
舞台も変わって一気に新キャララッシュ
その中でエリスが安定の可愛さを発揮してくれましたな#無職転生 pic.twitter.com/YnagAnsqMb— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) March 7, 2021
ちなみに、わたくしアニメで放送された部分の原作ラノベ2巻と3巻を読んだ上で、アニメだけでは分かりづらい部分の原作解説も加えたネタバレ注意の感想や考察を語っています。
動画解説:【無職転生9話感想・考察】魔大陸編でヒトガミとスペルド族ルイジェルドと出会う~異世界行ったら本気だす(約13分)
この記事で分かる目次
なろう系アニメ『無職転生~異世界行ったら本気だす~9話』感想&考察&解説
今回の第9話の感想を一言でまとめるなら、魔大陸に入って一気にスピード早めて来たーーー!!!
ちなみに、今回は原作ラノベ3巻の1話~5話の途中までアニメ1話で走り切るというハイスピード。
それまでの無職転生が、だいたい原作の1~2話ぐらいを使っていたと言えば、今回どれだけすっ飛ばしてきたか分かるかなと思います。
カットされた部分はルディの心境部分だったり、スペルド族の歴史やルイジェルドの想い、両親のロキシーに対する想いなので、この辺を詳しく知りたい方は原作を読むとより分かるようになっています。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で無職転生の原作ラノベと漫画版の試し読み、その他の無職転生の考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
人神(ヒトガミ)と杉田さん
前世の男、杉田さんの異世界転生、終了ーーー!!!
と見せかけて、精神体って、ヒトガミはややこしいしてんじゃねえと。
ヒトガミの見た目は想像通りだったけど、『100万の命の上に俺は立っている』に出て来たゲームマスターとちょっと見た目が被ってたよねw
無職転生の方が先なんですけど、アニメしか観てない人はそんな風に思った人もいたんじゃないでしょうか?
見た目だけでなく、声も男か女か判別できないと原作では言っていたので、担当声優をナルトの大蛇丸役でも有名なくじらさんにしたのは、バツグンのキャスティングでしょう。
そんなヒトガミがアドバイスしようするのに、
杉田さんのネガティブ発言でことごとく邪魔をする
どんだけネガティブなんだよっ!?
と、新たな人と神様の展開を見せるちょっとシュールなコントみたいになってました。
ちなみに、これアニメだとOPの部分で終わってましたが、原作ラノベだと杉田さんのゴネゴネだけで1話丸ごとと使うという『どんだけごねんだよ!』というなかなか攻めた構成となっていました。
ただ、杉田さんが言うようにヒトガミが胡散臭いと言うのは分かるので、ストレートに信じない杉田さんのこの反応の方が正しいのかもしれない。
そもそも神様じゃなくてヒトガミとなっている辺り、わたくしが想像するような神界にいるような神様とは違うんじゃないかという疑惑あり。
魔神や龍神もいるので、その区別として言ってるだけかもしれんけど、この雰囲気から何か悪い思惑があるのは間違いなさそうですから。
ロキシーとギレーヌはカット?
さて、アニメではルディとエリスの転移からヒトガミと杉田さんのゴネゴネに突入しましたが、原作ラノベの2巻終盤ではこの間にロキシーとギレーヌの話が挟まれてました。
これ後で出てくるかもしれませんが、丸々カットされる可能性もあるので、ここで軽く触れておきます。
知りたくない人はここの項目は飛ばしてください。
ロキシーはアニメ8話でも描かれたように、あのデカい光の柱を見たことにより、ルディが心配になってシーローン王国から再びアスラ王国に戻ってきます。
シーローンを出るときにあのバカ王子に邪魔されたりするコメディはあるものの、アスラについてからはシリアス一辺倒。
ロキシーがルディやゼニスたちをどれだけ大切に想っていたのかが描かれる。
ロキシーのヒロイン力が再びググッと上がるエピソードが描かれています。
ギレーヌの方はルディやエリス達とは別の場所、戦争を行ってる国の戦地の真っただ中に転移させられます。
ギレーヌの方はロキシーとはまた違う、獣のように戦ってエリスやルディを探す。
エリスに対する忠誠心はまるで武士のよう。
また、剣王が戦場で暴れ回る姿は神と崇められるレベル。
この二つのエピソードは、ロキシーファンとギレーヌファン胸アツな展開となっています。
スペルド族ルイジェルド
ルディが目を覚ました目の前にはあのスペルド族が。
ロキシーに決して近づくなと言われていたので、最初は逃げようするけれど、ヒトガミのアドバイスを思い出した思い止まる。
ここの心の攻防戦も原作だとかなりガッツリと描かれてました。
また、アニメではかなりカットされましたが、
原作ではルイジェルドについてもっと詳しく描かれてました。
それによると、約500年前に起きた歴史上最も新しい人族と魔族の戦争であるラプラス戦役で、スペルド族を率いるリーダーとして参戦。
年齢は500歳を超えてからは数えるのをやめたとか。
スペルド族への差別は魔大陸でも今もまだかなり激しく、ルイジェルドが街に近づいただけで、自警団に追い回されるレベルらしいです。
なので、魔族よりもさらに偏見が激しいであろう、人族のルディやエリスを助けたけれど、自分の顔を見たらすぐに逃げ出してしまうであろうというあの諦めの表情に繋がるわけですね。
安定のヒロイン力のエリス
魔大陸でも安定のヒロイン力のエリス。
スペルド族を見て泣いちゃったのはかなり意外でしたが、その後の復活の早さはさすがのエリス。
原作だとここでルディがエリスをいじって、復活を早める笑いを起こすというコメディもあったのですが。
『はじめまして、エリス・ボ、ボ、ボレアス・グレイラットです』の挨拶に対して、『エリス・ボボボレアス・グレイラットか』と返すくだりは笑ったw
そこですぐにいつものノリでツッコめるのがエリスの凄さ。
魔大陸に来てもあの声の大きさと態度の大きさは変わらない。
そこにシビれる!あこがれるゥ!
ルディだけでなく、エリスもセットで転移させたのは大正解。
今までの流れからいったら、またヒロイン変わるんじゃないかと思って心配してたのですが。
魔大陸の魔物事情
スペルド族の額の赤い宝石はレーダーの役目もこなす。
これによって、敵より早く相手を見つけ、高い確率で奇襲を成功させる上に、相手からは奇襲をされないのがスペルド族の強さの秘密。
これを駆使して、ルディやエリスに戦わせず、ルイジェルドが移動途中の魔物を排除していたわけです。
アニメではこれ一度しかやってませんでしたが、原作ではこれ数十分に1回やっていた魔大陸のエンカウント率の高さ(ルディたちが住むアスラ王国がある中央大陸だと1時間に1回遭遇するかしないかのレベルらしい)
魔大陸は中央大陸の何倍も魔物が多い上に、その強さも上がるというかなり過酷な場所となっています。
ちなみに、ルイジェルドの魔物を見つけて走り出すスピードはかなり速いらしく、もしかしたら敏捷性はギレーヌ以上かもしれないとルディは評価してました。
ミグルド族との出会い
ロキシーがたくさんいるミグルド族の村に着いたよ。
ロキシーが44歳と前世も合わせたルディと同い年だった衝撃と共に、ロキシーがなぜあんなにちっこった理由も判明。
ただ、ロキシーがこれがコンプレックスみたいで、ルディには一切教えてなかったので、今回ミグルド族の村でかなり衝撃を受けることになったわけです。
これに加えて、原作ではかなり失礼な杉田さんの心の声も溢れんばかりに語られてました。
中学生みたいな偉そうな門番だなとか、
村長がやってきた時は中学生みたいなとっつぁん坊やがやって来たとか、なかなか笑わせてにかかってくるやんけという感じで。
今回は特にアニメの10倍ぐらい、原作では杉田さんが心の中で色々と言っています。
さすがに村長がとっつぁん坊やではマズイと思ったのか、アニメではもうちょっと老けた感じのデザインにしてましたね。
ミグルド族の村事情
原作で語られていたミグルド族の村を一言で表すなら『極貧』
世帯数は十数で、男は狩りに出て、女は家を守るという種族らしいです。
男たちは今回ルイジェルドが倒していたデッカイ亀を主に狩るみたいで、その甲羅を家の屋根に再利用するので、あんな亀みたいな家になるみたいですね。
また、エリスが騒いでいたあのマリオのパックンフラワーみたいなやつは、畑に侵入する害虫対策みたいです。
そして、ミグルド族同士は言葉を発さず念話で普段から喋るそうで、念話が出来なかったロキシーはそんな村に馴染めなかったから出て行ったらしい。
スペルド族の真実
ルイジェルドが明かすスペルド族の真実。
ラプラスに与えられた呪いの槍によって、敵味方関係なく襲う惨劇が引き起こしてしまった。
ちなみにこれ、原作だともっと詳しく語られているのですが、最終的にはラプラスの軍勢に囲まれて、村ごと焼き払われたらしいです。
それに怒ったルイジェルドがラプラスと人族の最終決戦に割り込んで一矢報いたとか。
ここで分からないのは、ラプラスがなんでそんな強力な味方であるスペルド族を裏切ったかですね。
強過ぎて脅威に思っていたとしても、戦争中にそんなことしたら戦力ダウンしちゃうのは分かるだろうに。
そんなことしてるから、結局、戦争に負けちゃってるし、バカなのかなっ!?って感じもしますが、ラプラスの人となりが分からないのでなんとも言えないところ。
ガンダム好きのわたくしとしては、ラプラスと聞くと『ガンダムUC(ユニコーン)』が頭をよぎってしょうがないけどね。
杉田さんの心変わり
そんなスペルド族への差別とルイジェルドの後悔が杉田さんの胸に刺さる。
ちなみに、アニメではあんまり心境描かれてませんでしたが、杉田さんはヒトガミをかなり怪しんでいて、ヒトガミの言う通りに進んだらマズイと思って、この時までルイジェルドとはここで別れるつもりでした。
そんな決意もひっくり返すルイジェルドの話。
なぜだか分からないが心に響いたのだとか言ってましたが、差別や後悔といった部分が前世の自分の想いと重なったんでしょう。
前世と今をここまでリンクさせてくる異世界転生ものはなかなかないよ。
ロキシー両親
ロキシー父のロインも若かったけれど、ロキシー母のロカリーはもっと若々しいじゃない!
見た目だけじゃない、声もリアクションも102歳とは思えんで!
そして、ルディのお義父さんと呼んでもいいですか?というのは、ロキシー攻略を始めるというフラグですかっ!?
いくら前世も合わせた年齢が同じとはいえ、今は10歳のルディが44歳のロキシーに本気で行くんですかっ!?
ちなみに、ロキシー両親がくれた剣ともう一つは魔大陸のお金ですね。
アスラ王国のお金と比較すると1/10の価値しかないそうで、人間が住む中央大陸と魔族が住む魔大陸の経済格差の大きさもうかがえます。
なろう系アニメ『無職転生~異世界行ったら本気だす~9話』感想・考察・解説まとめ
今回の話をまとめると、俺たちの旅はまだまだこれからだ!
そして、『人の命と初仕事』という次回タイトルから、次は冒険者としての本格的な活動になりそう。