
あなたの心の平均値:すやまたくじです。
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今回は私、能力は平均値でって言ったよね!(略称:のうきん)10話のパロディの元ネタ考察を感想も交えて語ります。
今週は先週に引き続きのうきんの真骨頂の通常日常回。
動画解説:【私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)10話】パロディ元ネタ考察・感想~顔はやめな、ボディにしな編(約12分)
この記事で分かる目次
私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)第10話のパロディ元ネタ考察と感想
今週も通常回ということでまたまた来たぜ!パロディ回!
…と思ったんですけど、今週はそこまでパロディの数は多くなかったですね。
マイルにプレゼントをあげるという良い話、良い話と言っていいのかな?w、中心に組み立てたためか。
赤き誓いの4人以外では、レニーの誕生日会ということで、レニーの存在感とお胸の存在感が目立った回でもありました。
果たしてマイルは将来的にレニーのバストを上回ることはできるのか?
とまあ、お話の感想はこれぐらいにして、今週もパロディの元ネタ考察に入っていきましょう!
金勘定の計算を高速で行うポーリン
10話で最初に気になったのがポーリンが脳内で高速で金勘定を計算するシーン。
これパロディかどうか分からないのですが、
ドクターストーンの主人公:千空が何度かこうやって脳内で高速計算する場面を見せているのですよね。
アニメでは放送時期が被っているのでさすがにパロディするのは無理だと思いますが、原作漫画ですでに何度か見せているのでもしかしたらそれを参考にしているのかもしれないですね。
ドクターストーンは2017年から原作漫画の連載が始まり、2019年にアニメ1期2クールが放送されています。
桜が舞って抱き合う4人
桜が舞って抱き合う4人もパロディじゃないかなと。
途中から影になって桜吹雪が激しくなるという演出がいかにも。
ただ、作品名が思い出せず、そして調べても出て来なかったんですよね。
桜といえば、D.C.II 〜ダ・カーポII〜などのfeel.(フィール)作品、CLANNAD(クラナド)などのkey作品、四月は君の嘘など、候補が多すぎてこういったシーンを見つけ切れなかったです。
ちょっと分からなかったので、分かる人が教えてください。
マイルイヤーは地獄耳
マイルイヤーは地獄耳
マイルに内緒でこそこそしている三人の動向を得意の探索魔法で探ってみたら?とナノちゃんに言われたときのマイルの反応。
こちらは先週も出した1972年の作品『デビルマン』のOPに流れるデビルイヤーは地獄耳のパロディ。
魔法で眠らせた時のレーナの目
夜中にこっそりレーナの胸囲を測って起きそうになったときに魔法で再び眠らせた時のレーナの目。
この目はドラえもんののび太など、藤子先生のメガネをかけているキャラクターが眼鏡を外すとよくこの目になっていました。
ただし、最近のドラえもんだと眼鏡を外したときもこんな目にならない場合もあるそうですね。
そして、このレーナの胸を眠ってる間に測ったり、ポーリンのお菓子を勝手に食べたり、メーヴィスの絵日記を勝手に読んだり、マイルのやってること普通に軽犯罪やがな!w
本当にパーティから外されても文句言えないと思うんですけど(笑)
昭和の不良三人組
『顔はやめな、ボディにしな』
から始まる昭和の学生に扮した4人による昭和コント。
これは完全にパロディですねw
しかも、三人ともそれぞれ違った作品のパロディをしているというトリプルパロディ状態。
まず『顔はやめな、ボディにしな』と言っていたレーナは『3年B組金八先生』第1シリーズに登場する三原じゅん子さんが演じた不良少女:山田麗子のパロディ。
さすがに三原じゅん子さんは竹刀は持ってませんでしたが、ここは分かりやすく不良をアピールするためでしょう。
また、実際のドラマでは『顔はやめな、ボディにしな』とは言っておらず、『顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを』というちょっとおとなしめのセリフになっています。
その後に行われた芸人のパロディでコントで今のセリフが定着したいみたいですね。
3年B組金八先生シリーズは1979年~2011年まで多くのシリーズが放送されました。
マスク姿にヨーヨーを持っているポーリンは『スケバン刑事』シリーズに登場する主人公:麻宮サキのパロディ。
スケバン刑事は1985年~1986年に斉藤由貴さん・南野陽子さん・浅香唯さん3度テレビシリーズが放送されましたが、全員名前は麻宮サキでヨーヨーが武器というのがこのシリーズの特徴。
最後に学ランに葉っぱをくわえているメーヴィスは『男一匹ガキ大将』とちょっと迷ったのですが、
こちらはドカベンの岩鬼正美。
葉っぱのかけている部分が決め手となりました。
ドカベンは原作漫画が1972年~2018年まで連載、アニメも1976年~1979年まで放送されました。
マイルにヤキを入れるシーン
昭和コントでマイルにヤキを入れるシーンもパロディかもしれません。
急に作風に変わったこのシーン、ギャグだからかなと思ったのですが妙にデフォルメされた絵と動きがゲームっぽく見えた。
動きやメーヴィスの蹴りとマイルの妙な倒れ方から1992年に発売された『初代熱血硬派くにおくん』を思い出しました。
真っ白に燃え尽きたマイル
真っ白になったマイルとそのセリフ。
終わった…何もかも真っ白に…燃え尽きた…
とまあ、この後にもちょっと長めに芝居が続いていますが、
こちらは『あしたのジョー』のラストシーンのパロディ。
主人公:矢吹丈がこの姿で話は終わるので、ジョーは死んだのか?それとも目を閉じているだけなのか?と話題となったラストシーン。
こちらはパロディでよく使われるんで見たことなくてもあしたのジョーの名前ぐらいは知っている人も多いんじゃないでしょうか。
ちなみに、マイルは燃え尽きた後に色々と芝居をしていますが、実際は燃え尽きる前にジョーがセコンドの丹下段平やヒロインの白木葉子(しらきようこ)と行うやり取り。
細かいセリフは違いますが、おおまかであんな感じの流れです。
あしたのジョーは原作漫画が1967年~1973年に連載、アニメが1970年と1980年に二度テレビシリーズが放送されました。
不細工なねんどなろいど(ねんどろいど)
仲間外れにされている腹いせにねんどなろいど(ねんどろいど)を不細工にしたこの顔。
こちらの変顔はムンクの叫びのパロディですね。
ノルウェーの画家のエドヴァルド・ムンクが1893年に制作した代名詞な作品。
ちなみに、正式タイトルは『叫び』のみでムンクの付いてません。
叫びだけだと何を指しているか分かりづらいのでムンクの叫びと呼ばれるようになったのでしょう。
三人のピンチを直感で感じるマイル
私にも見える!みたいな感じで三人のピンチを直感で感じるマイル。
ガンダムシリーズに出てくるニュータイプの描写のパロディ。
独特の効果音と光と共に見えない部分が『見える!』といったようなセリフ共に感じられるのニュータイプ。
のうきんバージョンは効果音は違いましたが、描写は光はクリソツでございます。
ちなみに、ガンダムは1979年から今なお続くシリーズですね。
腐ったみかんの方程式
三人がマイルに内緒で冒険をしているのを、ニュータイプ能力で見つけたマイルがいった一言。
私はやっぱり腐ったみかんの方程式ですか!?
これ元ネタが分からないとなんのことかさっぱり分かりませんよねw
腐ったみかんの方程式って何よ?となりますが、
これは『3年B組金八先生』第2シリーズに登場するサブタイトルのパロディ。
そのまんま『腐ったみかんの方程式』となっています。
ちなみに、その内容は不良生徒に対する教師のキツイ一言に込められており、
腐ったミカンが箱の中に一つあると、他のミカンまで腐ってしまう。他のミカンを救うためには、腐ったミカンは放り出さなければならない
なかなかに辛辣な言葉となっています。
これを『のうきん』で置き換えるなら、マイルを赤き誓いから放り出さないと、レーナもポーリンもメーヴィスも、人のお菓子を盗んだり、人の胸囲を勝手に測ったり、人の絵日記を読んだりするようになるかもしれないってこと。
それは放り出さないといけない!w
マイル後ろー!
怒りと悲しみで我を忘れて、後ろのコカトリスに気付かないマイルに対して、
マイル後ろー!
と叫んだやつ。
この元ネタは1969年~1985年まで放送されていたドリフターズの公開バラエティ番組『8時だョ!全員集合』のパロディ。
志村けんがよく後ろからくる危険に気付かないコントをやっていたので、それに対して観客が
志村後ろー!
とヤジを飛ばす、これもセットでコントみたいになってました。
私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)第10話パロディ元ネタと感想まとめ
のうきん第10話はアニメよりも実写のパロディが多かったよね。
そして、最後の締め方も含めていつも以上に昭和かよ!というノリでしたw