
あなたの心の平均値:すやまたくじです。
今週もやって参りました、私、能力は平均値でって言ったよね!(略称:のうきん)8話のパロディの元ネタ解説とお話の感想を。
今回はポーリンさん回でしたね。
動画解説:【私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)8話】ハートキャッチプリキュアなパロディ元ネタ考察・感想(約12分)
目次
私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)第8話のパロディ元ネタと感想
今週はポーリンのハートキャッチなシリアス回。
レーナの時にみたいにけっこう重く、そして2週渡って放送するのかな?と思いましたが、けっこうサラッと1回でまとめてきましたね。
父親が殺されているということでしたが、レーナの時にポーリンがダークサイドに堕ちるとかもなし。
最後の締めもポーリンらしく、そしていつものマイルさんシリアスブレイカーによってちゃんと笑いとパロディも入れておりましたw
今回はそこまでシリアスではなかったですが、パロディが少なかったのが個人的にはざんねんですが。
メーヴィス回もついでにサラッと終わりましたし、次回からはいよいよマイル回となるんですかね?
とまあ、感想はこれぐらいにしまして、ここからは8話に登場したパロディを解説していきます。
メーヴィス一家
8話の最初で気になったのが馬車移動中にメーヴィスが話したメーヴィス一家の話。
これはパロディというより、よくアニメや漫画、ゲームなんかでよく見るシーンですね。
国を守る名門貴族が剣を持ってポーズを決めるという。
なぜか空は薄暗くて、そこに雷とかで光を入れてくるとかのこの構図。
僕はこれを見たときは任天堂の『ファイアーエムブレム』の第1作:暗黒竜と光の剣を思い出しましたね。
こっちは雷の代わりに魔法の光をアクセントとして使ってますが。
これは明確なパロディというわけではないので、人によってイメージが代わってくるかなと思います。
ちなみに『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』は1990年の作品となります。
変装のための仮面
ポーリンを助けようと忍び込んだときに正体を隠すために使った仮面。
こんな仮装パーティに行くような仮面で正体隠せるかよ!
とツッコミたくなるスッカスッカの仮面ですがw
これだったら海水浴のときに使ったグラサンでもかければいいのに。
そして、マイルやメーヴィスだけじゃなく、ツッコミ役のレーナはアホの子だというのが判明してしまいましたね(笑)
仮面の元ネタはたくさんあるのですが、やっぱり元祖といえば1967年~1968年にかけて実写ドラマが放送された『仮面の忍者 赤影』
赤影は1987年~1988年にかけてテレビアニメ版も放送されています。
が、マイルたちが女の子ということと、のうきんが1970年代の作品が多く出てくることから、
1975年にテレビアニメが放送された『ラ・セーヌの星』という予想もありましたね。
どちらも正体を隠して悪と戦うのは同じですが、マントや正体は貴族の女の子という共通点からよりラ・セーヌの星の方が近い感じがしますね。
ただし、ここに関してはまだまだ色々なパロディが混ぜっているので、それらも一つずつ紹介していきたいと思います。
仮面+ヒーロー名
仮面をつけたときは正体を隠すためか、それぞれ名前で名乗らずヒーロー名というかコードネームみたいなものを名乗っています。
マイルがイブニングドレス仮面、レーナがアフターヌーンドレス仮面、メーヴィスがモーニングドレス仮面。
この仮面とヒーロー名から『美少女戦士セーラームーン』に登場したタキシード仮面から取っているという予想なんかも多くなってますね。
いやいや、マイルたちは女の子だから特撮ドラマ『美少女仮面ポワトリン』からだ!という少数意見も。
ポワトリンの方はセーラームーンと比べると知っている人が少ないんでしょうね。
ちなみに、美少女戦士セーラームーンは1992年から複数のシリーズが放送、美少女仮面ポワトリンは1990年に放送された作品です。
仮面で登場したときの決め台詞とポーズ
変身シーンならぬ、ポーリンの家に潜入したときに行った決め台詞とポーズはパロディw
それぞれが言ったセリフはまずはメーヴィスが、
朝霧に咲く一輪の花!モーニングドレス仮面!
続いてレーナが、
陽光に咲く一輪の花!アフターヌーンドレス仮面!
最後にマイルが、
月光に咲く一輪の花!イブニングドレス仮面!
となっています。
これはプリキュアシリーズ第7作、2010年~2011年にかけて放送されたテレビアニメ『ハートキャッチプリキュア!』決め台詞とポーズのパロディ。
ちなみに本家は、
大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!
海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!
陽の光浴びる一輪の花!キュアサンシャイン!
ちなみに、ハートキャッチプリキュア!には4人目もいて、こちらのセリフは、
月光に冴える一輪の花!キュアムーンライト!
となっています。
なんかキュアサンシャインの陽の光をレーナは陽光に変えたり、キュアムーンライトの月光に関してはマイルまんま使ってんじゃねえか!?という決め台詞は攻めに攻めたものなっています。
太鼓と仇討ちでござる
仇討ちでござる~
と太鼓を叩きながらポーリンを助けに登場したマイルたち。
これは時代劇で有名な大石内蔵助(おおいしくらのすけ)をはじめとする赤穂浪士が47名が主君の仇討ちを行う『忠臣蔵』のパロディ。
18世紀初頭の江戸時代に実際に起こった赤穂事件(あこうじけん)を元に脚色した創作なので、史実としての赤穂事件と忠臣蔵とでは異なる部分もあります。
学校でがっつりと扱うわけでもない、学校によっては扱わないところもある。
時代劇離れ、テレビ離れが進んでいることから忠臣蔵の知名度は年々下がっているとも言われていますね。
あなたたちの罪を数えなさい
あなたたちの罪を数えなさい
ポーリンが父親を陥れた悪党2人を成敗するときに言ったこのセリフ。
こちらは仮面ライダーWの
さぁ、お前の罪を数えろ
が元ネタ。
仮面ライダーWは平成仮面ライダーシリーズ第11作目として2009年~2010年にかけて放送された特撮ドラマ。
主役の一人に菅田将暉(すだまさき)さんがいたことで有名ですね。
マントを脱ぐとスピードアップするマイル
マイルがメーヴィス父との決闘でマントを外すと急にスピードアップしたやつ。
マントが動きにくいのは分かるんですけど、人間離れしたマイルの身体能力でそこ関係あるっ!?とツッコミを入れたくなるシーンw
しかも、マントを外した途端に急にグン!とスピードが上がるし、
ピッコロかよっ!?
とか、
マントに重りでも入ってるのっ!?
とネット上ではツッコミが入ってました(笑)
これは明確なパロディではありませんが、一応入れておきます。
ピッコロが登場するドラゴンボールは1984年から未だに色々と展開している国民的な作品。
メーヴィスを影から見守るパパ
メーヴィスの出発を木の影から見守るパパ。
1970年代を飛び越えて、さらに古いネタを持ってきましたねw
こちらは『巨人の星』に登場する主人公:星飛雄馬(ほしひゅうま)の姉の星明子のパロディ。
弟の特訓をよくこうやって影から涙を流しながら見守っていました。
巨人の星は1968年から複数のテレビアニメシリーズと、これをリアルタイムで見たことあったら大ベテランのアニメファンですね。
僕も懐かしの名場面や動画配信でちょっと見たことあるぐらいなので。
また、お父さんがメーヴィスの馬車を追って最後はこけるというのも、昔のアニメではよく出てくるシーンですね。
その場合、あんなおっさんじゃなくて子供の場合が多いですけど。
私、能力は平均値でって言ったよね!(のうきん)第8話パロディ元ネタと感想まとめ
のうきん第8話はポーリンのシリアス回でパロディ少な目…と思ったら、意外とプリでキュアっと数も多かったよ。