
あなたの心の千葉ロッテマリーンズ:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな夏アニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』第10話の感想・考察ー!
俺ガイル3期♪
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(俺ガイル3期)10話
共依存なんて簡単な言葉で括るなよ
一色いろは言い訳をくれる
雪ノ下陽乃は認められない
雪ノ下雪乃は本当は終わりにしたくない
プロム終了で一気に動き出す人間関係
そして、平塚静はここ一番で魅せてくれるのです。#俺ガイル pic.twitter.com/K2RddQHmLP— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) September 11, 2020
ちなみに、わたくしは原作ラノベは途中まで読んで、結末は知らない状態で感想と考察を語っています。
動画解説:雪ノ下陽乃の共依存【俺ガイル3期10話の感想・考察】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(約14分)
この記事で分かる目次
アニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(俺ガイル3期)』第10話の感想・考察
今回の感想を一言でまとめると、プロム、これだけーーーっ!?
OPのみんなで踊る謎ダンスを期待していたのに、あれって本編では踊らないからOPで踊らせちゃえってことだったんですかっ!?
それとも、最終回に平塚先生の離任式などで、もうワンダンス、シャル ウィ ダンス?な展開があるとわたくしは信じたい!
とまあ、いつも通りにワーワー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って第10話の感想と考察を語りたいと思います。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作ラノベと漫画版を試し読み、その他の俺ガイル関連動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
OPのラストがまた変わりました
OPのラストの雪ノ下さんが変わりましたね。
実はこれちょいちょい変わっていまして、今回は窓の外が晴れていて雪ノ下が振り返るんですけれど、その他の1話~9話までは雪ノ下が振り返らない。
そして、外の天気が雪バージョン、雨バージョン、そして晴れバージョンとけっこう毎回のように変わっています。
その天気のときのストーリーと比較すると、雪ノ下の心理と連動しているっぽいですね。
ということは、最終回は晴れた天気で雪ノ下の笑顔、もしくはここに八幡や由比ヶ浜も加えるのか?
もしくは、逆に名前に掛けて雪にするのか?晴れた天気で雪とかね。
八幡と由比ヶ浜もプロムを手伝う
いきなり始まるプロム本番当日。
そこに八幡と由比ヶ浜もいて、キング・クリムゾンの時を飛ばすスタンド攻撃でも受けました?という展開。
前回と違って八幡と雪ノ下もいろはすの通訳なしで会話できるようになっている。
この間にもう少しドラマがあったんじゃないのかな?と思わせる始まりでした。
そう思って原作ラノベ最終14巻の目次をチェックしてみたら(電子書籍でも試し読みで序盤は読めるので)、前回9話の『きっと、その香りをかぐたびに、思い出す季節がある。』と今回10話の『颯爽と、平塚静は前を歩く。』の間に、
原作ラノベでは『そして、雪ノ下雪乃は静かに手を振る。』というエピソードがあるみたいです。
時間の都合でここがカットされているみたいですが、なんかあったんだろうな感じさせるタイトルですよね。
一色いろはは言い訳をくれる
俺ガイル恒例、八幡といろはす面白トーク。
笑いだけを考えるんだったら、八幡×雪ノ下とこの八幡×いろはすがツートップ。
業務関連の報告を会話と勘違いする、最終的には告白までしてくるという男子高校生の恥ずかしい部分を赤裸々にするのはやめたげて。
あの頃は免疫がないから勘違いしがちなの。
しかし、いろはすも言ってた通り、漫画やアニメではよくあるパターンですが、現実ではいきなり告白してもほぼ成功しないらしいので気を付けなはれや。
わざわざ調べた海外の有名大学か研究機関によると、3回目のデートの時が一番成功率が高いみたいなので、告白=デートありきみたいですね。
まあそれは置いといて、いろはすの素敵なところはそんな笑いだけじゃなく、優しさのある気遣いができるところ。
私を言い訳にして3人の関係を続ければいいじゃないですか?
と。
やだもう、好き!付き合って!!
まあ、このパターンで告白したら失敗するんですけれどw
めぐり先輩とのやり取りでも出てきましたが、奉仕部の三人で生徒会をするというのが、本来の青春ラブコメの正規ルート。
それが分かっていても違うルートに行ってしまう。
それが間違い続ける俺ガイル。
由比ヶ浜とシャル ウィ ダンス
プロム開始!…が、
想像していたより全然地味なんですけどーっ!?
OPのダンスはもちろん、主要キャラもほとんどいなかったですよね。
そんな中での唯一の見せ場は由比ヶ浜のシャル ウィ ダンス?なお誘い。
映画を観たことある人なら、こういう全員シャル ウィ ダンス?と言いたくなるとわたくしは勝手に思っています。
願いはなんでも叶えてやると言って、それならとダンスに誘う。
普通のラブコメやったら勝ちヒロインやで。
なのに、これで最後にするとか寂しげなセリフ挟んでくるし。
やっぱり由比ヶ浜結衣も救いたい。
お願い、絶対叶えてね
お久しぶりです、文化際のときのインカム越しのお笑いトーク。
今回は八幡×いろはすに続いて、八幡×雪ノ下の笑いの鉄板コンビのツートップがどちらも見れる回。
ヒロイン力のエモさは由比ヶ浜ですが、やはり笑いのセンスは雪ノ下さん。
センスある二人が揃ったときのトーク力は、M-1出場できるレベルやで。
けれど、由比ヶ浜に続いて雪ノ下も最後に切なさを織り交ぜてくる。
お願い、絶対叶えてね。
これは八幡に念を押すと共に、自分の気持ちにも念を押しているんじゃないかと感じるシーン。
俺ガイル3期のメインテーマは切なさですか?
雪ノ下雪乃は母に将来の希望を告げる
また出た雪ノ下母と姉、この二人は他にやることないのかな?というぐらい子供たちのイベントに絡んでくるよねと。
とはいえ、今回は雪ノ下の目的の一つである母親に『父親の仕事に携わりたい』とやっと伝えることができた。
これでここは一区切りつくのかな?と思ったら、この後の陽乃によるとやはり認めてはいないということらしい。
やっぱりね、着物おばちゃん。
そして、着物おばちゃんにもガチコーン!やるシーンあるんでしょうか?
わたくしイキってるキャラクターには必ずガチコン!お仕置きして欲しいタイプなので。
ガチコン!やった後に着物ギャーン!とやってくれたら、わたくし『やったー!』となるんですけれどw
雪ノ下陽乃は納得できない
そんでもって、こんな結末じゃ納得できないとおこでございます。
こんなものは雪乃が八幡への願いをあきらめる代わりに、由比ヶ浜の願いを叶えさせるという友情ごっこ。
そんな行為は本物じゃない。
そんな偽物でアタイの20年の犠牲は埋まらないだよ!と。
…だからお前の想いは知らんがな。
続けたいんだったら雪乃と争えばいいし、嫌なら自分の人生これから生きればいいじゃない。
人生100年時代、あと80年もあるんだからこっからやり直したって全然遅くないぜ。
比企谷八幡は3人の関係を終わらせたくない
そして、奉仕部三人の関係はクライマックスへと。
雪ノ下は『ここで終わらせるべきだ』と言い、由比ヶ浜は『続けたいけど、雪乃がそう言うなら終わりにしてもいい』と決断を下す。
じゃあ、最後に八幡は?と問われると、
八幡は結論出さずに逃げちゃったーーー!!!
でも、納得いかないなら逃げてもいいじゃない。
だって人間だもの、そして高校生だもの。
この気持ちのままで3人の関係を終わらせたくない、それが今の八幡の答えということでしょう。
雪ノ下雪乃も本当は…
さあ、そんな八幡を追ってくるのは雪ノ下一人だけ。
ここはちょっと意外でしたね、由比ヶ浜も来るかなと思っていたのですが。
ここを雪ノ下一人に任せたということは、由比ヶ浜はあえて追わないという選択肢を取ったということでしょう。
そして、雪ノ下は謝罪とお礼を八幡に伝え、これからは一人でうまくやっていけるからと説得しようとするのでした。
ただ、ここでも『大丈夫だ』と言葉を遮って去ろうとする八幡の袖を掴んで離さない雪ノ下。
ここに雪ノ下雪乃も本当は終わらせたくないんだという気持ちがビンビン伝わってくる。
そんな雪ノ下の指を一つずつ優しく外していく八幡、また俺ガイルに名シーン生まれました。
雪ノ下陽乃は救われたい
なのに、陽乃まだ出るんかい!
名シーンで終わればいいじゃない、個人的にはお姉ちゃんお腹いっぱいなんでございますが、さすがに考察しないわけにはいかないこのシーン。
陽乃いわく、三人の関係は本物じゃないし、雪ノ下が跡継ぎになるのを認めるわけにはいかない。
だって、それは八幡への願いをあきらめる代わりに、目標だった仕事に就くという代償行為でしかないからと。
決着を付けずに自分を騙すと後悔する、20年間ニセモノの人生を歩んだきた自分ように。
陽乃は妹である雪乃を心配しつつも、三人に本物を見ることで救われたいという気持ちもあるのでしょう。
この辺の陽乃の想いが理解できるかどうかで陽乃に対する評価は変わるなんていう感想がいくつか出ていました。
わたくしは自分が理解できているかは分かりませんが、こうやって考察した上で陽乃に言いたいのは、
だから、知らんがな!それはお前の問題やないかいと。
後悔してるなら今すぐにやり直せよと。
それをしないで三人に救いを求めて執着する。
ある意味、陽乃の方が共依存。
年上なんだからむしろ背中を見せろよと。
いつもの調子で、雪ノ下母に一発ガチコン!かましてやればいいじゃないの。
自分よりも強い相手には全然逆らわないくせに、葉山も含めて、年下にばっかりマウント取っている。
こういうところが陽乃は嫌いや!って言ってんの。
平塚静は共依存を否定する
初芝!堀!フランコーーー!!!
そんな大人たちなんか吹っ飛ばせ!といわんばかりのラストは平塚先生とのバッティングセンター。
でも、たしかになんで往年のロッテ選手ばかり叫ぶ?
そして、全員1995年の第1次バレンタイン監督時代に活躍した選手(全員3割)
そんなロッテの話は置いといて、平塚静、ここ一番ではとってもいい女。
共依存なんて簡単な言葉で括るなよ
その通り!そして、これがまた八幡が走り出す原動力となるのです。
次回予告を見る限り、もう一仕事八幡はやってくれそう。
そして、それが達成した時にOPの謎ダンスが飛び出すとわたくしは信じたい。
アニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(俺ガイル3期)』第10話の感想・考察まとめ
第10話をまとめると、三者三様、雪ノ下家の女は全員面倒臭い。
逆に平塚先生はスカッとしてるよね(誰か本当にもらってあげて)
ちなみに、来週の金曜日は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の映画があるため、考察記事は1日遅れるかもしれません。