あなたの心の推しメンバー:すやまたくじです。

アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。

いつもは1話ずつの考察をしているのですが、今回は作品全体の考察を。

今回は『推しが武道館いってくれたら死ぬ(推し武道)』の主人公についての考察を語りたいと思います。

えりぴよとくまさの絶妙な関係性が見えてきた。

動画解説:【推しが武道館いってくれたら死ぬ】主人公えりぴよとくまさの絶秒な関係性の考察(約10分)

推しが武道館いってくれたら死ぬのテーマはアイドルと百合

推しが武道館いってくれたら死ぬ、推し武道のテーマと言えばアイドルと百合。

岡山県で活動している7人組の地下アイドルグループ「ChamJam(チャムジャム)」と、

そのチャムのメンバーそれぞれの熱狂的なファンである主人公えりぴよ、そのオタ友達のくまさや基(もとい)を通じて、アイドルとファンの触れ合いが描かれている作品でございます。

リアルのアイドルオタクの人はファンの生き様に共感し、百合クラスターはチャム内などで起こる女の子同士の関係に尊さを感じる。

そんなこんなで2020年冬アニメの中でも人気作となっている推し武道ですが、この作品にわたくしは一点だけ疑問があります。

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主人公えりぴよのギャグは?

主人公えりぴよのギャグは?と。

これ1話でも見た人なら分かると思いますが、まあーえりぴよのキャラが強烈じゃあございませんか。

チャムのメンバーの一人、舞菜のことが好きすぎて、まともに一緒に写真が取れなかったり、尊過ぎて鼻血ブーしたり、

舞菜グッズを一人で買い占めたり、買うお金を貯めるためにバイトしまくったり、その疲れからドブに突っ込んだりとか、

なのに、舞菜とはうまく会話が出来ずに噛み合わなかったり、結果えりぴよの熱が強過ぎて他のファンを遠ざけるという本末転倒な始末。

いや、ぶっ飛びすぎてて全部ギャグにしか見えねー!?

というキャラクターでございます。

えりぴよはアイドルオタクというよりも、ファンタジーなギャグキャラクターにしか見えない。

そもそもえりなのになんでえりぴよなんだよっ!?という素朴な疑問もございますけれど。

どうせみんなえりぴよさんと呼んでいるんだから、えりさんの方が短くていいじゃねえかとも思うのですが。

また、ヒロインポジションの舞菜も天然で、えりぴよとのやり取りはもちろん、舞菜のみでも笑いを誘うし。

なので、わたくし推し武道のこと、てっきり最初はアイドル百合コメディだと思っていたんですよ。

 

ジャンルにも書かれてない

が、原作漫画にもアニメ公式サイトにもアイドルや百合の要素は書かれていますが、ギャグやコメディは書かれていません。

ちなみに、ウィキペディアのジャンルでも『百合とアイドル』となっています。

こんなに主人公やヒロインが笑いを提供しているのに、コメディやギャグがジャンルに入ってないというのはどういうことなんだい?と。

同じ地下アイドルをテーマにゴクドルズはしっかりとコメディと書かれておりますからね。

推し武道では書かれていないということは、あくまでギャグやコメディはメインじゃないのかな?と。

それじゃあ、なぜこんなにパンチが強いえりぴよを主人公したのか?

こう不思議に思ったわけでございます。

 

原作者のコメントから調査

そこでわたくしさらに突っ込んで調査してみました。

原作者やアニメ監督のインタビューを見てみようぜと。

ここに何かのヒント、もしくは明言されているかもしれない。

まずは原作者の平尾アウリ先生から。

この方は絵のタッチやペンネームから分かる通り女性作家で、なんと13歳で漫画家デビューしているらしいです。

推し武道は20代の時に描いた作品ですが。

そんな平尾先生のインタビューを見ると、推し武道は先生の好きなものを描いていて、先生自身も女性アイドル好きだそうです。

なるほど、つまりえりぴよは平尾先生自身がモデルなんですね?と思ったら、『いやいやいや!』と全力で否定しておりましたw

さすがにあんなにぶっ飛んでないといった感じで。

しかも、えりぴよには特にモデルはいないということでございまして、周りのオタクのエピソードを集めて、それを脚色して作っているそうで。

さらに、平尾先生自身はアイドルものを描いているという気持ちではなく、自身も含めたオタクの日常ものを描いているといった感じらしいです。

日常ものならなおのこと、なぜパンチを効いたえりぴよを主役にしたんだろう?アイドルと百合をメインにしたいんだったら、むしろ脇に置いて盛り上げ役にした方が良かったんじゃないのか?と思ったのですが、

ここに関しての答えは僕が見つけたインタビューの中には見つからなかった、迷宮入りでございます。

 

アニメ監督のコメントから調査

だったら、次はアニメ監督のインタビューを調査してみようじゃあないかと。

アニメ監督は良いアニメを作るために、原作者並みに作品を理解している人もいるぐらいですから。

推し武道はヤマノススメシリーズなどでお馴染みの山本裕介監督。

ヤマノススメが原作をとても大事にしていて、さらにアニメならではの良さも魅せてきた作品なだけに、これは期待できそうでございます。

と思ったら、やっぱりありました!

えりぴよはけっこうエグい発言をしても、見た目が美女なので許されちゃう。際どい行動でも生々しくならず、えりぴよだとギャグになる。

といったものが。

なるほどなるほど、たしかに。

えりぴよがやっていることをくまささんや基(もとい)さんがやったら笑いにならない部分もありますからね。

オタクの攻めた部分も面白おかしく見せる、そのためのあのえりぴよの見た目でありパンチが効いたキャラクターということでございますね。

 

問題は共感だ

が、問題は共感だ。

アイドルオタクのあるあるネタをえりぴよが面白くおかしく伝えるのは分かった。

とはいえ、えりぴよのあのぶっ飛んだキャラクターだと、笑いになる方は別として、シリアスな部分が共感しづらいというのがありますよね。

わたくしはアイドルオタクじゃないというのもあるかもしれませんが、えりぴよは完全にギャグ要員として見てますから。

ギャグやコメディ好きなわたくしとしては、笑いの面ではえりぴよは大好物でございますけれどw

そもそもえりぴよは女性ですし、女性アイドルを応援する人は圧倒的に男性の方が多いですからね。

仮にえりぴよがコメディ要素下げて真剣になっても、百合要素が増すばかりですから。

この男性ファンが女性アイドルを応援するという気持ちが共感させづらいですよね。

しかし、そんな部分もしっかりとカバーしているのが推し武道でございました。

 

主人公えりぴよ以上に共感を呼ぶ男

その共感担当がこの男、くまさでございますね。

Twitterのトレンド入りしたり、ネット記事にもなったので知っている人も多いかもしれませんが、くまさは主人公のえりぴよ以上に共感を生んでいる男でございますから。

わたくしも見たアニメの感想を毎回挙げているのですが、

僕は誰にも愛してもらえないことは分かっているので、せめてれおのことを好きでいたいんです

れおちゃん、次こそは僕が1位にしてみせるから…だから、信じて待っていて!

といったくまさの名言が飛び出し、目立った回はいいねやリツイートの反響が多い。

逆に、

金持ちの道楽でドルオタやってんじゃねえんだよ!

といった名言が飛び出し、えりぴよが目立った回はくまさの回と比べると、かなりいいねやリツイートの反響が落ちるんですよね。

これはある意味、くまさが主人公だと言っても過言ではない!

 

シャドー主人公とヒロイン

さすがに主人公は言い過ぎかなと思いますけれど、影の主人公、シャドー主人公と言ってもいいんじゃないでしょうか?

サッカーでは影から出て来て得点を取るプレイヤーをシャドーストライカーなんて呼びますけれど、くまさもえりぴよのコメディの合間に共感を取っていくという意味で。

えりぴよとくまさの絶妙な関係性でございますね。

そんなくまさの推しであるれおはシャドーヒロインといった感じで。

そして、最初はこのキービジュアルを見たときに原作者やアニメ監督もくまさやれおをそういう立ち位置で見てるのかなと思ったものでございます。

メインのえりぴよと舞菜の後ろに、くまさっぽいキャラクターがシャドーのようにいるこの演出。

キターーーーー!!!

と思ったのですが、よく見るとくまさじゃなかったですがw

握手しるのもグリーンだかられおじゃなくて文(あーや)だし。

握手会のときの並びを考えたら分かることなんですが、ここはくまさとれおをシャドー主人公とヒロインとして、後ろに描いておいても良かったんじゃないかなとは思いますけれど。

 

推しが武道館いってくれたら死ぬの考察まとめ

推し武道の考察をまとめると、くまさとれおが影の主人公とヒロイン説。
えりぴよ・舞菜をメインに見ていた人は、くまさとれおをメインに見てみると、また違った風に作品が見えるので面白いかもよと。

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