あなたの心のピーエーワークス:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

そんな今回のテーマは人気アニメ制作会社『P.A.WORKS(ピーエーワークス)』の異変ー!

まさかの終了宣言?

今回はそんなピーエーワークスを揺るがすニュースが飛び込んできました。

動画解説:P.A.WORKS(ピーエーワークス)漫画【パリピ孔明】アニメ化でオリジナル終了宣言?(約11分)

P.A.WORKS(ピーエーワークス)が漫画原作『パリピ孔明』をアニメ化

そのニュースとは、2022年4月から放送される漫画原作アニメ『パリピ孔明』をピーエーワークスが制作することになったこと。

これピーエーワークスを知らない人にとっては普通のことでは?と思うかもしれませんが、ピーエーワークスファンにとっては激震といってもいい大ニュース。

というのも、2008年から名作テレビアニメを世に送り続けているピーエーワークスですが、基本はアニメオリジナル。

原作があってもゲームとか小説とか、より漫画よりも解釈の自由度が高い作品をアニメ化してきたから。

あの京アニやユーフォーテーブルですら、アニメオリジナル作品はほとんど制作せず、マンガ原作アニメをやっている。

最近でいったら、京アニは『小林さんちのメイドラゴン』ユーフォーテーブルは『鬼滅の刃』でヒットを飛ばしています。

そんな中、頑なに漫画原作には手を出して来なかったピーエーワークスが、ついにマンガ原作に手を出してきた。

これはピーエーワークスというアニメ制作会社のターニングポイントとなるかもしれません。

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2010年代前半はP.A.WORKS無双時代

そんなピーエーワークスの歴史を振り返ると、2008年に恋愛青春もの『true tears(トゥルー ティアーズ)』でアニメ業界に参戦。

この作品はそこまでヒットしませんでしたが、後に青春ものシリーズと呼ばれるピーエーワークスの得意ジャンルの一つとなりました。

そんな2000年代後半はまだまだこれからといった感じでしたが、2010年にゲームブランドKeyの麻枝准(まえだじゅん)さんと組んだ『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』が大ヒット。

ちょうど放送時期が被った京アニの『けいおん!2期』と人気を二分するぐらいのブームを起こし、一躍ピーエーワークスの知名度が上がりました。

さらに、2011年にはピーエーワークスのもう一つの看板ジャンル、お仕事シリーズの第1弾である『花咲くいろは』もヒット。

ここからピーエーワークスの無双時代が始まります。

2012年には青春物の『TARI TARI』2013年も青春物の『凪のあすから』がヒット。

2014年には、アニメ制作の現場を描いたピーエーワークスの代名詞と言われるお仕事シリーズの『SHIROBAKO(シロバコ)』が、

2015年には、再び麻枝准さんとタッグを組んで『Charlotte(シャーロット)』を当ててきた。

2010年~2015年の間は、その年を代表するような作品を必ず一つ生み出してくる、ピーエーワークス黄金時代。

今も根強いピーエーワークスファンは、だいたいこの頃にファンになったんじゃないかなと思います。

けれど、そんな黄金時代も終わりを迎えるんじゃあ~!

 

2010年代後半から流れが変わった

そんなピーエーワークスの黄金時代に陰りが見えてきたのが2010年代後半から。

なので、この辺りからアニメを観始めた人は、ピーエーワークスってそんなに印象がない人もけっこう多い。

具体的には、それまでの無双状態とは一転、2016年と2017年は4本のアニメを制作しましたが、ヒットどころか4本共滑っちゃいました。

しかも、その内の一つ『サクラクエスト』はピーエーワークスお得意のお仕事シリーズでもあったにもかかわらず。

さらに、その後も新たなジャンルを切り開くために挑戦した『天狼 Sirius the Jaeger(シリウス)』『Fairy gone フェアリーゴーン』『天晴爛漫!』などは全て売上的には壊滅。

それに加えて、三度・麻枝准さんとタッグを組んだ『神様になった日』、青春物の『色づく世界の明日から』も不発。

青春物とお仕事シリーズを掛け合わせた『白い砂のアクアトープ』でも今のところは結果は出ていない。

ピーエーワークスの黄金時代を築いたお得意のシリーズでも、2010年代後半以降は一切結果を出せなくなった。

ここも具体的には、円盤が売れない上に、動画配信でも見られない。

しかも、ピーエーワークス作品はマイナーなテーマや地方を舞台にするので、異世界なろう系でたまにあるような、国内では人気なくても海外では人気というパターンすらない。

2010年代以降のピーエーワークスは、無双時代の貯金があるとはいえ、これだけ売れてないとけっこう厳しいんじゃないでしょうか。

2021年6月にオンラインショップが閉店したのもそのためかもしれない。

 

現在のピーエーワークスの弱点

そんな無双時代も築いていたピーエーワークスなのに、一体何が原因で売れないんだ?

これよく言われるのが、作画は美しいのに脚本がつまらない。

ピーエーワークスファンじゃない人から、特によく言われる感想。

というか、最近は不調の時期が長すぎて、ピーエーワークスファンでもこういう人が増えている。

でもそれなら、無双時代築いていたんだし、アニメオリジナルは当たり外れが激しいとはいえ、もうちょっと当たる作品が出ておかしくないんじゃないか?と思うかもしれませんが。

ここは無双時代と今ではスタッフが変わっている。

特に弱点と言われている脚本家、無双時代は岡田麿里(おかだまり)さん、横手美智子(よこてみちこ)さん、麻枝准さんの三人がヒット作の9割以上をシリーズ構成(脚本の監督みたいなもの)を担当していたのですが、2010年代後半以降はテレビアニメでは『神様になった日』で、麻枝准さんが一度担当したのみ(劇場版は2018年と2020年に他の二人も担当していますが)

特に一番ヒット作を飛ばしていた岡田麿里さんが、テレビアニメでは2014年の『凪のあすから』以降シリーズ構成を担当していないというのが大きい。

とはいえ、アニメ制作会社でスタッフが入れ替わるのは当たり前。

ピーエーワークスは、この脚本家の世代交代がうまくいかなかったのが、2010年代後半以降の不調に繋がっている大きな原因でしょう。

 

ウマ娘 プリティーダービーの存在

そんな中、2010年代後半以降でも存在感を放っていた作品があるんですよ。それが2018年に放送されたウマ娘 プリティーダービー。

スペシャルウィークやサイレンススズカなど、伝説の名馬を擬人化し、実際のレースや出来事を元にストーリーを構築。

ゲームが原作とはいえ、レース展開が決まっているのに、けっこうカッチリとした原作ありの作品。

結果、2期の大ブームで再び売上が伸びる前から、無双時代のとき並に大ヒット。

作画がキレイなピーエーワークスですから、脚本さえしっかりとしていれば、ヒットを生み出せると証明した作品にもなったんじゃないでしょうか。

ただ、このウマ娘は2期は別の制作会社になったので、ざんねんながら今後のピーエーワークスの稼ぎ頭にはならなさそうですが。

 

漫画『パリピ孔明』はどうなのか?

では、パリピ孔明は、ピーエーワークスの脚本のカバーをしてくれるんでしょうか?

パリピ孔明は、あの三国志の天才軍師・諸葛亮孔明が現代日本に転生するというお話。

渋谷の街にあの姿で現れた諸葛亮が、三国志のキャラと軍略を使って笑いを巻き起こすコメディと見せかけて、

シンガーソングライターを目指す英子と出会ったことで、彼女の夢を叶えるための軍師となる青春要素もかなり強めの作品。

青春+コメディはピーエーワークスのお得意のジャンルでもあるので、かなり相性いいんじゃないかなと思います。

原作漫画の方もかなり売れているので、元からファンが付いている分、スタートダッシュも切りやすい。

ピーエーワークスのウマ娘以来のヒット作になる可能性は十分あるんじゃないかなと。

 

パリピ孔明アニメ化で広がる可能性

パリピ孔明アニメ化によって、ピーエーワークスに新たな可能性が広がる。

アニメ化する漫画は基本売れているので、既存のファンが付いている上に、ギャグとかじゃなければストーリーもしっかりとしている。

そんな漫画原作でアニメを制作すれば、ピーエーワークスの脚本という弱点をカバーできる上に、アニメオリジナルよりもヒットさせやすいというメリットがある。

さらに、マンガ原作の場合、ヒットすれば2期・3期と続編も制作しやすいというメリットもある。

必ずしも同じわけではないですが、続編は同じ制作会社が担当することが多いので、一本当たったら長期スパンでドル箱ができるメリットもある。

このパリピ孔明が当たったら、漫画原作はもちろん、同じく今まで手を出して来なかったラノベ原作アニメも、ピーエーワークスは行うかもしれません。

 

アニメオリジナル路線は終了か?

そうなると、オンラインショップのように、アニメオリジナル路線も終了するかもしれない。

というのも、漫画原作とアニメオリジナルではまったく状況が違うから。

すでに一定のファンが付いているマンガ原作と違って、アニメオリジナルは0から作品のファンを増やしていかないといけないので。

もちろん、制作会社にもファンは付いてますが、漫画原作だったらそれにプラスして原作ファンも加わるので有利。

マンガ原作はファンを怒らせるようなよっぽどのことがなければ、そこそこのヒットは期待できますが、アニメオリジナルは外すとトンデモなく大滑りすることもある、かなりリスキーな作品と言っても過言ではない。

あの京アニでも、2013年に制作した『たまこまーけっと』が不発だった影響か、あれ以来アニメオリジナルは制作していないぐらいですから。

2010年代後半からの不調で、ピーエーワークスが本当に資金繰りが苦しくなっているんだとしたら、このまま路線変更でアニメオリジナルは終了、もしくは大幅縮小というパターンもあるかもしれない。

もしかしたら、ピーエーワークスオリジナルの青春物やお仕事シリーズは『白い砂アクアトープ』を最後に見れなくなってしまうかもしれない。

 

P.A.WORKSが漫画『パリピ孔明』をアニメ化したまとめ

今回のピーエーワークスが初の漫画原作『パリピ孔明』アニメ化ニュースをまとめると、これがピーエーワークスの路線変更のターニングポイントになるかもしれない。

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