
あなたの心のキミとつながる物語:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
そんな今回のテーマは2022年冬アニメ、1話特集第4弾ー!
今回の5作品は1つを除いて賛否両論真っ二つ!
前回の第3弾考察に続きまして、今回はプリンセスコネクト!Re:Dive2(プリコネR2期)、錆喰いビスコ、TRIBE NINE(トライブナイン)、範馬刃牙、時光代理人 LINK CLICKの5作品を。
Twitterの反応と配信も数字が出ている作品はプラス。
さらに、アニメを観た感想や原作との違いを分析しながら、1話での手応えや今後の人気がどうなるのかを予想していきます。
この記事で分かる目次
時光代理人 LINK CLICK 1話
時光代理人 LINK CLICK1話の感想を一言でまとめると、設定が面白かったーーー!!!
こちらは中国のビリビリ動画で1.6億再生&評価は10点満点の9.8点
具体的には、中国ではかぐや様・青ブタ・王様ランキングと同じぐらいの数字を出したアニメ。
内容の方は、『写真の世界に入ることができる能力』と『その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる能力』を持つ二人の男が組んで事件を解決するSFサスペンス。
女の子は仕事の依頼を持ってくるキャラクターですね。
この設定だけでも、ミステリーやサスペンス好きとしては面白いなと思っていたのですが、この『写真の世界に入ることができる能力』というのが、
写真の中の人物になるということで、第1話では女性になっていたのが予想外だった。
ストーリーの方もそれで謎解きをするミステリーではなく、その人物の人生を追体験するヒューマンドラマとなっていました。
この辺の設定や日本とは違う人間ドラマが面白い!と絶賛する人がいる一方、叩いている人は中国のアニメというのが気になって人が多かった。
あと、日曜の夜は女性向けの作品が固まっていた影響もあってか、時光代理人も腐の臭いを感じるとか、BのLの雰囲気を感じるといった意見も。
評価の方は今期のアニメの中でもトップレベルに賛否両論が激しい作品となりました。
また、Twitterのトレンドの方は小規模、一足早く配信されたアベマとAmazonでの再生数はイマイチと、SFサスペンスというジャンルの影響もあって、アニメライト層からの人気はイマイチ。
とはいえ、1話で絶賛した人も多かったので、あとは2話・3話のストーリー展開で、こっからどれぐらい口コミで広げられるかが日本でも人気が出るかのポイント。
範馬刃牙 1話
範馬刃牙1話の感想を一言でまとめるなら、流行に流されない漢たちの生き様ありッ!!!
発行部数1億部に迫る人気格闘技漫画のテレビアニメシリーズ第3弾。
地上最強の親子喧嘩がついに始まるッ!と、物語的にはクライマックスですが、
いつも通り、全然話題にならないーーー!!!
Twitterのトレンド入りしないし、独占配信されているネットフリックスの再生数ランキングも、先行配信された時にちょっとベスト10ランクインしたぐらいで、そこからは全然入って来ない。
バキの場合は賛否両論というより、大賛成のファンとそれ以外は無関心といった感じ。
異世界ものが大人気の令和の時代において、まさにファンだけが見るアニメ!
が、バキはそれでイイッ!
なぜなら、第3弾まで続いていることから分かる通り、世界的にはそこそこ見られていて、売上は立っているわけですから。
覇権なんて関係ねえ!流行に媚びないのがバキッ!!
TRIBE NINE(トライブナイン)1話
トライブナイン1話の感想を一言でまとめると、いや、剛Q超児イッキマンじゃねえかーーー!!!
ダンガンロンパ・アクダマドライブのスタッフが新たなに作るアニメは、格闘戦あり・メカで強化するのもありのSF野球ならぬ、エクストリームベースボール!
この設定が昭和を沸かせた破天荒野球アニメ『剛Q超児イッキマン』を彷彿とさせる。
あいかわらずここのスタッフは、クライムサスペンスにもう一つ何か乗っけってくる作品が好きですね。
が、なぜか好評だったアクダマドライブから、再びダンガンロンパ寄りのキャラデザに戻した影響でしょう、Twitterのトレンドは小規模、配信もdアニメストアのデイリー再生数ランキングで19位と、スタートダッシュ失敗。
今の深夜アニメ層を取り込むには、やっぱりこのキャラデザはキツイよねと。
しかも、原作ゲームが売れていたダンガンロンパと違って、トライブナインはまだゲームの方は稼働していないのもネック。
0話切りした人が多いこの状況から逆転するには、徹底的に破天荒を貫き通して、そこで話題を起こすっきゃない。
錆喰いビスコ 1話
錆喰いビスコ1話の感想を一言でまとめると、アニオリに賛否両論ーーー!!!
電撃文庫の期待のラノベを原作とした東京の爆発により、文明が崩壊した未来の日本を舞台にした冒険バトルファンタジー。
その影響で、人もモノも全てを錆びつかせる風が吹き荒れ、錆の原因はキノコのせいと誤解された世界を、キノコ守りの赤星ビスコが錆を浄化する薬を求めて旅をする。
これアニメの公式サイトにも書かれてますし、原作ラノベでも解説してくれるのですが、アニメ第1話では原作改変。
この辺の解説は1話ではバッサリとカットされたことによって、アニメ派からは世界観がよく分からんという感想が多くなってました。
原作だと、ビスコの関所シーンがじっくりと描かれてまして、アニメでも同じペースで描くなら、もう一人の主人公であるミロが登場しないスローペースな立ち上がり。
これだとアニメ1話にしては盛り上がりに欠けるということで、時間を前後させて、その後に起こるビスコの大暴れなんかもダイジェスト的に入れて来た。
さらに、これによってミロも登場できただけでなく、こちらは原作にはなかった医者の仕事をしているアニメオリジナルシーンを追加してきた。
原作ではサラッと解説されていた医者としての腕前や街の住人からの慕われ具合が、より分かる演出になっていました。
このビスコとミロのキャラクター演出の原作改変は◎。けれど、世界観の解説が抜けたのは×ということで、賛否両論分かれるアニオリ展開でした。
また、男の二人の少年漫画的な冒険バトルは深夜アニメ勢とは相性が悪く、Twitterのトレンドも小規模止まり。先行配信されたアベマでの再生数もイマイチ。
アニメのクオリティは決して悪くなかったのですが、0話切りしている人が圧倒的に多い。
こっから巻き返すには、トレンド入りするようなインパクトのある神回が欲しいところ。
プリンセスコネクト!Re:Dive2(プリコネR2期)1話
プリコネR2期1話の感想を一言でまとめると、続編でも絶好調ーーー!!!
Cygames(サイゲームス)のスマホゲームを原作とした冒険ファンタジー。
プレイしたことなくても、テレビCMを観た人なら分かる通り、原作ゲームはシリアスな展開もけっこうあるみたいですが、アニメの方ではファンタジーコメディといった具合。
このすば!の監督を起用したことにより、あの笑いと顔芸がプリコネでも炸裂。
結果、これが大当たりして、スマホ原作ゲーム最高のアニメ!なんていう感想も溢れ、アニメ1期は2020年の円盤覇権を取るなど大成功。
アニメ2期ではこのすば!の続編のためか、監督が総監督になった影響も心配されましたが、
第1話を見る限りは心配ないさーーー!!!といった感じ。
1話完結型の完璧な仕上がりとアニメ派からは大絶賛。
さらに、ゲームネタもファンサービス的に随所に入れてくることで、原作ゲームファンも大満足。
アニメ派も原作ファンも大満足で、第1話は5万を超える大トレンドを起こしてました。
ただ、先行配信されたアベマの再生数はイマイチだったので、アニメ1期に続いて2期も配信では苦戦しそう。
コア層が集まるニコニコとか、ビリビリ動画では再生数決して悪くないんですけどね。
その他のネトフリやdアニは、アニメ2期はどうなるのか?
1期と同じなら、今回もアニメライト層を取り込むのは難しそうだけど、深夜アニメ勢を中心にコア層に深く狭く刺さってくる。
その戦略で円盤を中心に覇権争いに絡んできそうです。
第4弾特集:2022年冬アニメ1話考察まとめ
今回の2022年冬アニメ1話考察をまとめると、オリジナルアニメも、原作改変のアニオリ要素も賛否両論がガッツリと分かれた。
そんな中、プリコネだけは概ね大絶賛の頭一つ抜けた評価となりました。