
あなたの心の元監視官:すやまたくじです。
今週もPSYCHO-PASS サイコパス3期第5話の考察をやっていきましょう!
今回はまたまた事件勃発回ということで、調査をしながら伏線を混ぜてくるという展開でしたね。
動画解説:【PSYCHO-PASS サイコパス3期5話】狐は公安局の中にもいる考察・感想(約13分)
目次
『PSYCHO-PASS サイコパス3期』5話アガメムノンの燔祭の感想
5話のタイトルもまたギリシャ神話なアガメムノンの燔祭(はんさい)
まず読み方が調べないとよく分からないというね(笑)
アガメムノンはギリシア神話の英雄でトロイア遠征軍の総帥(そうすい)
全ギリシアをまとめた王の中の王と呼ばれる一方、傲慢で非情、所有欲の強い男とあんまり評判が良くないみたいですね。
燔祭(はんさい)は神に行う儀式で、いけにえを祭壇で焼き、神に捧げるという今回の事件をリンクしたタイトルですね。
つまり、今回の爆弾を使った自爆犯が燔祭、それを裏で操っている犯人がアガメムノンということでしょう。
そして、小宮カリナは東京都知事としてまだまだ出番あり。
ついでにヘラクレスも出てきたのもちょっと笑っちゃいましたけどw
5話もシリアスな展開の中にも霜月の怒り芸や潜入捜査のためのそれぞれの相性診断などもなかなか笑えましたね。
さて、感想はここまでにしてこっからはまたまた一つずつ気になる部分を考察していきましょう。
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狐に噛まれたのは来良と伏瀬
まず初めに狐に噛まれた元監視官と面会。
これにより、施設送りになったのが今回面会した来良(きら)元監視官、そして亡くなったのが伏瀬監視官。
これ前回勘違いしてましたけれども、常守が捕まった後に梓澤を捜査していたのがこの来良と伏瀬。
どうやら二人共、今までのシリーズに登場していた監視官ではなかったみたいですね。
狐とは色相を保ったまま犯罪を犯す組織。
ということは、インスペクターやビフロストは免罪体質者のみを集めた組織なのか?
ちなみに、免罪体質者は約200万人に1人の割合で存在すると予測されているので、それを探し出せればある程度の人数を集めることは可能ですね。
もしくは槙島のヘルメットみたいに何か使っているのか?
この辺りも気になる部分ですね。
そして、一番気になるのは来良が最後に言った
狐は公安局にもいる
の一言。
内通者が公安局の中にいる、そしてその正体は誰なのか?一番考察がはかどる部分ですね。
今のところ一番怪しく見えるのは如月。
今回も『僕を忘れないで』という狐のメッセージカードをもらっていましたし(贈ったのは梓澤か?それとも展開的に今回の事件のインスペクターか?)、何かしらの繋がりがあるのは明らか。
怪しさでいったら今回はイマイチ真意が見えて来ない細呂木局長なんかも怪しいですが、シビュラシステム自体が公安を売るなんていうことするかな?という疑問が残ります。
まあ、公安局といっても他にもまだまだ所属している人はいるので、そもそも一係じゃないというパターンもあるかもしれませんが。
そして、アラタの病室を出ていったケイの後に見えた子供の姿の狐。
これを見た時、一瞬ケイが公安内にいる狐かとも思いましたが、それを本人に言うのもおかしな話だし、そもそも来良元監視官が梓澤を捜査していた時はケイはまだ公安にいませんし。
とはいえ、ケイにはOPでアラタとドミネーターを向け合ったり、二人のケイが戦ったりという気になる伏線もありますからね。
何かしらの狐の闇を抱えていることは間違いなさそう。
OPに出てくるキャラが一気に4人登場
OPの中盤、些々河から始まり梓澤と小畑で終わるインスペクターの並びの中に挟まれていた謎の4人が一気にこの5話で登場。
3人は宗教家で1人は入国管理局オブザーバー。
OPの並びから全員インスペクターなのかな?と思ってましたが、今回の事件の展開からすると一人以外はインペクターではないんですかね?
すでにもう一人亡くなっちゃいましたし、梓澤の発言も
次はあいつが動くんだってねぇ~。ゲーム嫌いのインスペクターなのに。
と、あいつらやインスペクター達と、複数形にしていなかったので。
OPでの扱いと今回の事件の展開から考察すると、トーリが一番怪しい存在、タイトルにあるアガメムノンのポジションっぽいですね。
もしくはチームで一つのインスペクターというパターンもあるかもしれませんが。
3人の宗教家は全員不自然なくらい犯罪係数低かったですしね。
特にジョセフ・アウマなんて武装ゲリラのリーダーとして活躍していたというのに。
OPの武装したベテラン二人組もこのジョセフ・アウマの知り合いでしょうか?
アガメムノンの燔祭(はんさい)の正体
最初の5話の感想でも触れましたが、アガメムノンの燔祭(はんさい)は自爆犯。
今回のターゲットの一人は信仰特区の計画を進める小宮カリナを、もう一人は入国管理局オブザーバー:久利須=矜治・オブライエン。
賛成派が狙われているのと、今回の事件の展開からアガメムノンな犯人はヘブンズリープの当主代行のトーリが濃厚そうですよね。
ヘブンズリープには厚生省の人間もたくさん入ってるってことでしたし。
そして、爆弾を仕掛けられた人間は残り3人。
この3人が誰を狙うのかも気になるところ。
また、再び小宮カリナは狙われるのか?
もしくは他の身近なキャラクターが狙われるのか?
テレーザ陵駕(しのぎ)の謎
今回の黒幕第1候補がトーリなら、第2候補はテレーザ。
トーリとはまた違うテレーザは人間関係の方で怪しさを発揮してきましたよね。
入国管理局オブザーバー:久利須=矜治・オブライエンとはただならぬ関係がありそうな雰囲気でしたし、アラタの父とも親交があった。
さらに、部屋には昏睡状態の正体不明の男性を介護している。
この男が誰なのか?
経歴には結婚歴はなかったですけれども、オブライエンとの間に子供がいたのか?
それとも、アラタが帰った後にその男性に向かって、
この子の時間は止まってしまったとしても、あなたまでそうなる必要はないわ。
と言っていたので、このあなたがアラタを指すのなら、アラタの関係者なのか?
ただ、顔の感じはケイに似ているので、ケイのお兄さんというのはちょっと飛びすぎですかね?
ビフロストの裁園寺莢子と法斑静火
今回はビフロストの裁園寺莢子(さいおんじきょうこ)と法斑静火(ほむらしずか)の二人にもちょっと動きや情報が。
裁園寺莢子にはトオヤという兄がいて、同じくビフロストでコングレスマンをやっていて失敗したっぽい。
OPの考察でビフロストの三人の中で裁園寺莢子だけ背中を向けていることを指摘する人がいましたが、裁園寺莢子はその兄の件でビフロストやラウンドロビンに何か思うところがあるのかもしれないですね。
そして、法斑静火は追い詰められているのに余裕綽々。
こういうキャラクターが逆にひっくり返すというのはよくあるパターン。
あの爺さんが逆にガチコン!と足元すくわれるかもしれないですね。
または、公安びいきなところから法斑静火は狐ならぬ、狐の中に潜入した公安関係者、もしくはビフロストを中から壊そうとしている人物なんていうパターンもあるかも。
六合塚の仕事と顔の広さの理由
六合塚弥生はサイコパス良化で社会復帰し、フリージャーナリストになりました。
そして、今回の話では宗教家であるジョセフ・アウマとテレーザ陵駕と顔見知りでした。
この顔の広さはフリージャーナリストの仕事関連からなのか?
というか、そもそも六合塚はなぜフリージャーナリストになったのか?
単純に執行官をやっていた経験と仕事適性が合っただけなのかもしれませんが、こちらももしかしたら常守の事件と関係あるのかな?と感じました。
六合塚はアニメ1期終盤から常守には「命を預けられる」と強い信頼を寄せていましたし、助けたいという気持ちがないとは思えない。
また、常守は廃棄区画の情報網を持っていたので、もしかしたらこの辺の宗教家の情報も持っていたのかもしれない。
六合塚は公安や外務省とは別のアプローチで常守に協力するため、フリージャーナリストとなってこの情報網を受け継いだなんてこともあるのかなと感じました。
アラタの相性適性診断の結果
潜入捜査のための相性適性診断も気になったポイント。
なんかネタ的な扱いでしたが、アラタの相性適性診断は全員との相性が悪いというのは普通に考えたらかなり異常事態。
霜月とだけはちょっとだけ相性がいいですがw
こんな中には入ってませんけれども、ケイとコンビを組む相性診断も悪かったですから。
それぞれ性格が違うメンバー全員と相性が悪いというのは、アラタがよっぽど特殊な性格なのか?
YouTubeのコメントではパルクールの動きなどから人間じゃないんじゃ?という意見もありましたがw
もしかしたら、これもメンタルトレースの影響なのかもしれないですね。
ケイの奥さんはフラグ?
潜入捜査と同じタイミングでケイの奥さんが目の手術へ。
そして、自爆犯はまだ3人残っている。
これってやっぱりフラグなんですかね~?
もしくは目の手術なら目の方にも何か仕込みができそうだし。
そして、アラタを含めた三人で食事をしている時の
約束忘れないで。どんな真実であってもお互いを信じ続けるって。
というセリフもかなり意味深ですよね。
PSYCHO-PASS サイコパス3期第5話の感想・考察まとめ
サイコパス3第5話で一番気になったのはやはり公安局の中に潜む狐。
そして、ビフロストや宗教家たち以上にケイの奥さんの動向が気になりました。