
あなたの心の嫉妬の魔女:すやまたくじです。
アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんな夏アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』第35話の感想・考察ー!
リゼロ2期10話♪
リゼロ35話(2期10話)
知ってる…地獄なら知っている
スバルほどこのセリフが似合う主人公もいない
障害は大きく謎は膨大
やり直し前提で一つずつ試していく
まさに地獄な死に戻り
だからこそ、見てるこっち側の前に進んだときの達成感も大きい#リゼロ pic.twitter.com/AeykOa9iqz— アニメマンガ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) September 9, 2020
正式には35話ですが、ややこしいのでここでは2期10話とします。
ちなみに、わたくしは原作ラノベは読んでない状態で感想と考察を語っています。
動画解説:サテラの正体はエミリア【リゼロ2期10話(35話)】感想・考察~Re:ゼロから始める異世界生活(約14分)
目次
アニメ『リゼロ2期10話(Re:ゼロから始める異世界生活35話)』の感想・考察
今回の第10話の感想を一言でまとめるなら、スバルの覚悟とエミリアの正体が見えた。
地獄なら知っている、スバルだからこそ言えるセリフが光った。
ここから始まる終盤へのタメ回という感じでした。
一方、エミリアの方はこれはリゼロの物語全体を通して、たぶんこの2期でも決着はつかないんだろうなという根幹となってくるテーマとなりそうです。
とまあ、わーわー言うとりますけれど、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で原作ラノベと漫画版を試し読み、その他のリゼロの考察動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
ガーフィール VS サテラ
前回ロズワールが影に飲み込まれた時点で分かってたよ、この世界はバッドエンドで終わると。
生き残っているのがガーフィールだけで、それを助けたのがラムというのが意外でした。
お姉さま、お口は悪いけれどいつも自分を犠牲にして他の人を助けてくれる。
この世界でもラム姉さまの株が爆上がり。
そして、前の世界ではスバルを蹂躙したガーフィールがこっちの世界ではスバルを守るために身体を張って戦う。
どのキャラも世界によって行動は変わるけれど、ガーフィールほどブレが大きいキャラは他にいない。
この辺は後半で言ってたガーフィールが隠していることと何か繋がりがあるんでしょうね。
さあ、そんなガーフィールVS嫉妬の魔女サテラ。
今までいろんなチートを見せてきた魔女ですが、実際に戦うのは今回が初。どんなもんでしょう?
相手は前回無双を見せた獣人化したガーフィール+リューズの複製体による物量抗議(リューズについてはまた後で触れます)
こいつはちょっとは面白い勝負見せてくれるかな?と期待したら、
瞬殺かーいっ!?
複製体の特攻みたいな攻撃にもビクともしないし、ガーフィールの硬さそうな身体も簡単に貫くし、あの影みたいなのは攻防一体かよ。
さすが世界を敵に回す魔女だけあって、強さハンパないっす。
影に捕らわれたら永遠の愛しているEND
一方、スバルに対してはやっぱり他のキャラみたいに攻撃しないんだね。
でも、愛してるしか言わないのが逆に怖いんですけれど、今は会話できない状態なんですかね、それともサテラは元々こんなパンチが効いた状態なのか?
けれど、他の魔女やエキドナの名前を出したときだけはあきらかに反応した。
過去にサテラが他の魔女を滅ぼしたのも、男関係が原因なんでしょうか?だから嫉妬の魔女とか?
そんなサテラの影に捕らわれたら、死ぬこともできない愛しているの無限ループEND
やだ、これも違った意味で地獄!そして、このパターンスバルの死に戻りもできない天敵。
そして、それを助けてくれるのはペトラのハンカチに力を込めたエキドナ。
この展開分かっていてこうしたなとこスバルも言ってたけど、そうするとこの状況自体作り出したのもエキドナなんじゃないの?という疑惑がまたしても浮上する。
試練に挑戦している相手とエキドナは会うことができますからね。
試練に挑戦しているエミリアに接触し、何かしらの刺激を与えて覚醒させ、もしかしたらスバルの方もエミリアより後に目覚めるように調整したのかもしれない。
エミリアのもう一つの人格が嫉妬の魔女サテラ?
前回の考察でも語った嫉妬の魔女サテラ=エミリアの構図はさらに濃くなった。
前回のコメントではミスリードと言っている人もいましたが、顔も同じで声も同じだったらほぼ同一人物でしょう。
アニメの場合、顔はそっくりだけど別人の場合、双子でもなければ担当声優を変えることが多いですからね。
サテラもエミリアも同じ高橋李依(りえ)さんということから、さらに確率倍率ドン!
というか、1期からここまで伏線張っておいて、エミリアとサテラが別人だったら、サテラ誰だよっ!?という感じになりますしねw
まあ、エミリアの身体をサテラが乗っ取ったというパターンはあるかもしれませんが。
とはいえ、サテラ状態のエミリアさんはあきらかに常軌を逸しているし、暗くてちょっと分かりづらい部分もありますが、ちょっと成長してないっ!?という大人っぽい顔つきになっている。
もしかして、本来はこちらの姿で、エミリアのときは別人格、もしくは若返って記憶を無くして状態なのかなと。
このサテラとエミリアがこうなっている理由や、スバルに固執する理由は色々とわたくし考察が捗ったので、これはこれで別の記事を出そうと思います。
スバルも本当は気付いている
エキドナの力を借りて、再び死に戻りをしたスバルが突入した世界は今まで一番マシなスタートダッシュ状態。
最初にエミリアを助けようとして震えていたスバルの姿に、その心境が表れていましたね。
言葉には出さなかったですが、本当はスバルもサテラ=エミリアというのに気付いたのでしょう。
そのショックと認めたくないという気持ち、そして影の中の恐怖も思い出して震えていたのかなと。
そして、サテラの顔を見たときに、涙をぬぐって『俺が必ずお前を救ってみせる』と言ったことから、もしかして前から薄々そうじゃないかと思っていたんじゃないでしょうか。
スバルはサテラの顔を見る前に、何度かサテラの声を聞いてますからね。
好きな子の声だったら分かるんじゃないかなと。
また、エミリアの時のように君とは言わずに、お前を救ってみせると言ったことから、エミリアとは違う人格というのも予想しているのかもしれない。
そんでもって、そんな弱ったスバルの姿を見て、エミリアたんはマジ天使なヒロイン力を発揮し、ガーフィールは今までで一番友好的。
スバルがカッコつけない方がうまくいくんじゃないか?というスタートダッシュでしたね。
聖域の目はリューズ
今回のルートのスバルはダッシュとパワーが違うぜ。
ラム姉さまに『いやらしい』と罵られながらもガーフィールの注意を引き付けるのに成功し、エキドナの実験場とリューズの本体を発見する。
2期7話(32話)でガーフィールに監禁されていた場所なので、その逃げるときの記憶を頼りに探し出したのかと思ったら、サテラの影に飲み込まれた時に他の飲み込まれた人の記憶が流れ込んで来たということで、これちょっと他の部分でも効いてきそう。
エキドナの実験場とリューズの本体を発見出来たのは、ガーフィールかリューズの複製体の記憶ってことになるんでしょうか。
最初に出てきた時と服が違ったのでリューズが二人いるとは思っていたけれど、まさかクローンでこんなにたくさんいるとはね。
こんなにたくさんいて、みんなが監視しているから聖域の目ってことね。
リューズの複製体を作った目的は、エキドナがある意味で不老不死の身体を手に入れるため。
もしかして、スバルに積極的に絡んでくるのも、まだ不老不死の身体をあきらめてなく、形は違うけど死に戻りというある意味で不老不死の力を参考にして復活しようと企んでいるのかもしれない。
やはり強欲の魔女と呼ばれるだけあって、ただのヒロイン力溢れる魔女じゃなかった。
リューズ・ビルマの400年の思い出をしみじみと聞かされた後だと、より一層『エキドナめ~!』って感じになる。
とはいえ、ドナ茶を飲んでいたおかげでリューズたちを仲間に出来たのは大きいですが。
また、リューズ・ビルマが最後に言ったこと、明日以降にまた名前の由来を聞いてくれといった発言も気になる。
死期が近いのか?それとも、リューズ・ビルマという役割を演じている個体も複数いるのか?
もしくは、エキドナが復活するときはリューズ・ビルマの身体に入るということなのかもしれない。
ガーフィールは試練を受けている
リューズとの会話で出てきたもう一つの大きな情報といえば、ガーフィールも聖域の試練を受けていたこと。
スバルが後半にガーフィールを煽っていた言葉や(なんて言ってたかは分からないけど)、お前の秘密を暴くといっていたのはここに関係あるんでしょう。
この情報とガーフィールの今までの行動から考察すると、2つのパターンが考えられる。
1つ目は試練に失敗していて、それがコンプレックスとなっているパターン。
なので、スバルが試練に挑もうとすると敵対関係になるんじゃないかなと(俺が失敗したのに他の男が成功するのは許せない的な)
逆にスバルが試練に挑まないときや、今回のように弱い部分を見せると友好的なのもこのためなのかもしれない。
2つ目はすでに試練をクリアしていて、実は聖域を出れる状態になっているパターン。
しかも、今までの行動を見る限り、外に出ることにビビってるとか、あんまりプラスな理由じゃないんでしょうね。
今回も含めて、スバルが聖域から出ようとすると、毎回絡んでくるのも、自分がビビッて出れないのにスバルは平気で外に行こうとすることに嫉妬が混じっているのかもしれないね。
地獄なら知っているスバルの何度でも試す覚悟
地獄なら知っていると、今回の世界はあきらめ何度もループを試す覚悟を持ったスバル。
死に戻りで何度も死んでいるスバルだからこその重みのある一言。
そして、2期のOPの『キミをすくうためならオレはなんどでも死ぬ』のメッセージに繋がる展開。
さて、ではなぜスバルのこの覚悟を持つに至ったのか?
大兎とかサテラの出現など、それまでに色々とあったのはもちろんなのですが、あのサテラの影に飲み込まれたときにロズワールの記憶も見たからじゃないかなと思うんですよね。
なにしろ前回の話のラストで、ロズワールが影に飲み込まれるという伏線は立っていましたから。
そして、エルザがいつ来るか分からないのに、今回ペトラとフレデリカが無事だったときも、良かった~!って感じじゃなくて知ってたみたいな感じでしたからね。
ロズワールの記憶からその思惑や、もしかしたらロズワールが知っている範囲のエキドナの思惑なんかも垣間見たのかもしれない。
それによって、今回の真の敵が見えたことによって、覚悟がガチコン!と固まったんじゃないかなと。
ベアトリスも知っている?
ロズワールの記憶を見ているんだったら、ベアトリスの追加情報も何かしら手に入れた可能性もあるはず。
さらに、ベアトリスには『ロズワールは質問をしろと言っていた』といった試してない合言葉もありますから。
なので、スバルがパーン!と『待たせたな!』みたいな感じで入っていくのは分かる。
けれど、なんでベア子も『待ってたわよ!』みたいな感じで用意しているのか。
それに加えて、『まさかアタイを救い出すのがアンタだったとはね』といったセリフも言っているし。
これはベアトリスもエキドナのようにスバルの死に戻りを観測しているってことでいいんでしょうか。
アニメ『リゼロ2期10話(Re:ゼロから始める異世界生活35話)』の感想・考察まとめ
エミリアの正体とベアトリスとの行方が気になる第10話。
そして、ロズワールの記憶も見たのなら、スバルの覚悟の最終目標はロズワールとなるのか?