
あなたの心のこの素晴らしい世界に祝福を:すやまたくじです。
アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回のテーマは『戦闘員、派遣します』第1話の感想&考察ー!
悪のこのすば枠!
戦闘員、派遣します 1話
おち〇ち〇祭り!
復活のこのすば
このすば作者が送る新たなファンタジーコメディは悪の結社の異世界侵略
ゲスゲスなキャラとギャグベースは健在
あとはテンポとテンションがもっとあれば完璧やったで#sentoin pic.twitter.com/GDSnVtTVBM— アニメ名探偵すやまたくじ (@suyamatakuji) April 4, 2021
ちなみに、わたくしアニメで放送された部分の原作1巻を読んだ上で、アニメだけでは分かりづらい部分の解説も加えて感想や考察を語っています。
動画解説:【戦闘員、派遣します1話感想・考察】悪のこのすばならぬ秘密結社キサラギ(約13分)
この記事で分かる目次
アニメ『戦闘員、派遣します』第1話の感想・解説・考察
今回の第1話の感想を一言でまとめるなら、おかえり、このすばーーー!!!
このすばと同じ原作者、アニメ制作会社も劇場版の方ですが同じJ.C.STAFF。
だったら、ノリはこのすば的じゃない!と思ったら、その通りだった。
ちょっとテンションとテンポが抑え気味だったので、スタッフも同じにして欲しかったですが、原作ラノベでもこっからさらに笑いが加速してくるので今後に期待。
今回は原作1巻第1章終盤までを、アニメ1話にまとめてきた形。
そんなアニメでカットされた部分も含めて、今回もポイントに絞って感想と考察を語っていきます。
ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で、原作ラノベやマンガ版の試し読み、その他の関連動画をまとめています。
気になる方はそちらもチェックしてみてください。
秘密結社キサラギ
アニメ派だったらこう思った人もいたはず。
秘密結社キサラギって何よ?
と。アニメだとサクッと戦闘員六号は納得して、別惑星のグレイス王国に送られましたが、
原作だとここでアニメ以上にかなりゴネゴネやっておりまして、ここでキサラギとか六号、最高幹部について語れてました。
秘密結社キサラギとは、仮面ライダーとか戦隊ものとかの特撮シリーズでよく出てくる悪の組織そのまま。
リアルの軍隊と戦うのはもちろんとして、六号の話では変身ヒーローとか最終的には合体ロボに乗る戦隊ヒーローとも戦ったとか。
いや、まんま特撮ものじゃねえかーっ!?
そっちの話も見てえよと思うのですが、1巻を読む限りは今のところその詳しい話は出て来ていませんね。
しかもキサラギは他の悪の組織と違って、そういったヒーローを蹴散らし、リアルの軍隊も今では軍事では抵抗できないレベルで世界征服寸前。
そんでもって、世界征服したら軍事力は最低限でいいので、幹部を残して大規模リストラしようぜ!というお話です。
世界征服したなら、軍人の年金みたいな感じで生活保障してやれよと思うのですが、キサラギはケチなのか、お金儲けはヘタクソなのか、金に関してはかなりシビアな秘密結社となっています。
だったら、他の惑星をまた侵略すればいいじゃないと、今回六号が送られることになったわけです(環境問題とか食料問題解決は後付けですね)
戦闘員六号の扱い
戦闘員六号は、そんなキサラギで高校生の頃にアルバイトで参加し、そのまま入社した男。
詳しい年齢は分かりませんけれど、長く活動しているみたいなので、20代前半~中盤辺りかなと。
アルバイトで秘密結社に入るのもなかなかと思いますが、キサラギは入社すると改造手術も受けるみたいなんで、それで入社するなんて『どうかしてるぜ!』と思いますが。
とはいえ、戦闘員の名称の通り下っ端なので、六号は普通の人間よりは強いですが、怪人とかと比べると身体能力は落ちるそう。
古参でかなりの激戦(というかブラック環境で)実績も出しているのに下っ端のまんまなのは、
そのゲスさとスケベな性格が災いしているとか。
また、給料の未だにアルバイトのときのままと、よくやめねえな!と思うのですが。
今回もサイコロによって、六号が他惑星に行くかを決められたみたいですし。
やはり、お色気幹部たちのセクシーさが心を繋ぎとめているんでしょうか?
ちなみに、待遇が悪いのは他の戦闘員も同じみたいで、改造した挙句リストラしたら、大規模反乱が起こると思うのですがw
他の惑星を侵略する前に、キサラギの労働環境をどうにかせんかい。
最高幹部アスタロト&ベリアル&リリス
そんもでもって、こっちもよく分からん最高幹部アスタロト&ベリアル&リリスの三人組。
最高幹部ってことはこの三人がトップなのか?それとも、上に社長的な存在がいるかは不明ですが。
業火のベリアルがゆかりと呼ばれ、親の前でその姿できるんですか?と弄られていた通り、最高幹部も全員普通の人間でございます。
それがなんでキサラギに入って地球侵略しようと思ったのか、そして家族はどうしてんだろう?という疑問ありまくり。
地球侵略してる家族も狙われるだろうと思うのですが。
業火のベリアルはアニメでも分かる通りのおバカな戦闘キャラ。
原作では六号と一緒にリストラされるんですかっ!?と大騒ぎしてました。
氷結のアスタロトは六号とはアルバイト時代から付き合いがあるらしく、それなら年齢も六号と同じぐらいかちょっと上ぐらいでしょうか。
アニメでも分かりやすかったように、アスタロトは六号にラブコメ展開でございます。
頭の方はベリアルよりは良さそうですが、アスタロトもおバカなところがあるので、こんなの最高幹部しているからキサラギの経済状態が悪いんじゃないのかなと思います。
黒のリリスは世界最高レベルの科学者であり、アリスや転送装置なども開発するまさに天才科学者。
ただ、今回の転送装置を一度も実験せずに使ったり(まずは壊れても大丈夫なアンドロイドのアリスのみで実験すればいいじゃない)、失敗も多いことから、六号からはバカと天才は紙一重なマッドサイエンティストな扱いを受けることも。
また、実験にガンガン金を使うので、それで金がないんじゃないかとツッコまれていました。
美少女型高性能アンドロイド:アリス
そして、そんなリリスが作り出した美少女型高性能アンドロイド:アリス。
自分で美少女や高性能と言っちゃう辺り、たしかにどうなの?って感じw
見た目的には美少女というより、ロリッ子だし。
あと、高性能という割には口が悪いぜと。
アニメではカットされてましたが、原作では転送装置に入った六号が脱出しようとするのをアリスが巧みに邪魔をする、そこに六号の反撃も加わってひと悶着あるというコメディシーンも展開されてました。
今回だけ見ると、口は悪いわ、自爆装置は内臓してるわ(これは搭載したリリスが頭おかしいですが)、六号を盾にして自らは戦わないわ、けどショットガン渡したら普通に戦えるやんけ!と、ポンコツ要素満載でしたが、高性能であることは間違いありません。
悪行ポイント
地獄の沙汰ならぬ、他の惑星でもキサラギ社員は悪行ポイント次第。
悪行ポイントはその名の通り、悪いことをしたら頭に埋め込まれたチップを通じて貯まるポイント。
デカい悪事をすればドカンとポイントが貯まり、今回のセクハラのような小さいことでは少しポイントが貯まる。
悪の組織らしく、悪いことをしたら社員を優遇するシステムでございますね。
本来はこの悪行ポイントを使って、強力な武器やサポートアイテムをゲットしていくのですが、六号がそれらを持っていないのは、そういったものを申請せずにエロ本を申請していたからw
また、ポイント安いエロ本中心に申請している&古参のくせにポイントが低い理由は、クズい性格の割にデカい悪事をするのは躊躇する小心者の一面もあるから。
この辺はこのすばの主人公カズマさんにも通じるところがある。
ちなみに、送ってもらえるものはデカいものや最新鋭のものもOKということで、それらがあったら簡単に今回の惑星の侵略も行える。
なのに、派遣しておいて、サポートは悪行ポイント次第って、『本当に侵略する気あるんかーいっ!?』
俺ならこんな会社はすぐに辞める。
グレイス王国
六号が転送された星の名前はまだ分からないけれど、訪れたの国はグレイス王国。
めぐみんばりの『エクスプロージョン!』をかまそうとする剣と魔法の国。
さらに、敵には魔族もいるってことで、他の惑星と見せかけて、完全なる王道ファンタジーな世界やないかいと。
原作では、魔法を見たアリスが『物理法則はどうなってるんだ?』と仕切りに気にしておりました。
ポンコツ科学者のリリスが、他の惑星と見せかけて、実は間違って異世界に転送したんじゃないか?という疑惑も浮かぶ(それはそれでもっとすごいと思うけど)
が、地球的な戦車があったり、地球の科学を超えた雨を降らせる機械もある。
この惑星の正体はまだ原作1巻でも明かされてませんが、これらを見ると転送装置じゃなくて、実はリリスが作ったのはタイムマシンだった。
それではるか未来の地球に送られたとかいうSF展開もあるかもしれない。
アクアじゃないよ、スノウだよ
アクアじゃないよ、スノウだよ。
スノウにこのすばのアクアの面影を見ると人もたくさんいましたがw
手柄大好きお金大好き。けれど、その稼いだお金は名剣に散財する。
そして、すぐにカッとなって手を出そうとするところなど、アクアとダクネスを足して2で割ったようなキャラクターですね。
今回すぐに降格しましたけど、若くして近衛騎士団の隊長になっている。
近衛騎士団のメンバーが全員女性で、出迎えた兵士がみんな年を取った男たち。
魔族の侵略で騎士や指揮官が不足になっているというのもありますが、意外とこう見えて訳ありな人物でございます。
アニメ『戦闘員、派遣します』第1話の感想&解説&考察まとめ
今回の話をまとめると、ノリと笑いは悪のこのすばといった感じの戦闘員、派遣します。
けれど、悪の組織だから悪いことしても問題ないんだぜという免罪符があるからさらに性質が悪いかもしれない。
まあ、カズマさんたちは悪の組織じゃなくてもやりたい放題だったけどね。