
あなたの心のお父さんだよ:すやまたくじです。
アニメをより楽しむための考察や解説をお送りしています。
今回はそんなアニメ『ソマリと森の神様』第3話の感想を考察も交えながら語りたいと思います。
2話・3話とどんどん泣かせてきます。
動画解説:【ソマリと森の神様】3話~お父さんはソマリとさよならしたがっている?の感想・考察(約12分)
目次
ソマリと森の神様3話の感想
あと1年と112日で活動停止。
人間が狙われるという危険性はあるものの、ゴーレムと少女のほっこりとした旅物語を描いていると見せかけて、
ゴーレムの寿命が判明したことで泣かせるアニメへと変化してきた。
最終回に向けてどう盛り上げてくるのか?
かと思ったら、3話目もそこから起こるすれ違いでホロリとさせる。
前半からこんなに盛り上げて、終盤は大丈夫なのかな?という感じです。
とまあ、全体の感想はこれ位にしまして、こっからは気になるポイントに絞って、ソマリと森の神様を考察も交えながら語りたいと思います。
ちなみに、わたくしは原作は1巻のみ読んだ状態で考察しております。
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ソマリの旅は想像以上にハード
3話の始まりは次なる街への旅の途中。
路銀も食料も少なくなり、お腹を鳴らして旅をする。
最後のラストスパートで、
あと、少しだ
と言っておりましたが、あの距離感で見たらあと数キロはあるしねw
ということは、二人は1日10キロ以上は歩いてるんじゃなかろうか?と思います。
疲れも空腹もないゴーレムはともかく、人間の、しかも小学校低学年ぐらいの女の子であるソマリにはかなりハードな旅でございますよ。
新しい街は砂と岩で出来たアリの穴街
次なる街はアリの穴街。
この崖の間に作ったような砂と岩で出来た感じの世界観が強烈でございますね。
こういうのを見ると、風の谷のナウシカとか砂ぼうずとかを思い出すんですけども。
あとね、こういう街を見ると暑さもすごそうだなと思いますが、空気がものすごく乾いている印象を受けますよね。
風とか吹いたら砂がパァー!と舞って、目に入って来そう。
人間には住みにくそうな街でございますが、ここに住む異形の者にとってはむしろこっちの方が住みやすいんでしょうか?
言ってるそばからw
アリの穴街の由来は、
アリの巣のように道が入り組んでいることからそう呼ぶ。つまり、一度迷えば二度と出られない街ということだ。
というゴーレムの言葉を聞いてソマリは震え上がっていたのに、
言ってるそばからまた一人でどっか行こうとする!w
アニメにもたくさん子供のキャラクターは出ておりますけれど、ここまでわんぱくな子もなかなか珍しい。
特に最近の深夜アニメだと、こういった子供の主要キャラクターはなかなか出て来ない。
公式アニメサイトで明かされてなかったら、ソマリの男の子なのかな?と思ってしまう。
毎回お店と交渉している時にソマリがどっか行くので、ゴーレムの方もちょっと学習しろよとは思いますけれどw
アイテムの換金額
今回ゴーレムが売ったアイテムの換金額はお金5枚(通貨の名称が分からない)
この後に働いたバイト代も1日5枚だったので、日本円にしたら5000円ぐらいなんですかね。
こんなだけ売ってもたった1日分のバイト代ぐらいにしかないんですね。
たしかにこれなら物を売って商売するよりも、働いた方が効率よくお金を貯められる。
ちなみに、1話では売ってたアイテムが違いますが、36枚程度(36,000円)の袋詰めでお金が支払われていました(最初は店主が騙そうとして18枚しか出してなかったですけれど)
アリの穴街では物が集まるから相場が下がるみたいなことを言ってましたが、街によってアイテム換金率はかなり差があるみたいですね。
モフモフの友達ゲットだぜ!
アリの穴街でソマリ初の同年代の友達、モフモフのキキーラゲットだぜ!
モフモフの友達なんてうらやまけしからん!w
とはいえ、旅と同様、同年代の友達が初なんて、やはり子供にしてはなかなかハードな生活を送っております。
いつもはソマリが元気すぎるんであんまり感じないんですけれど、ふとした時に気付いてホロリとくる作品でございますよ。
ちなみに、キキーラはムク毛シュガリラ族の少年。
見た目からウサギ、もしくはキキーラのお父さんはカンガルーみたいな感じだったので、その二つを混ぜたような種族なのかと思ったら、公式ではないですけれど、鳥人という情報もありました。
たしかに言われているみると、足は鳥みたいですよね。
なので、その辺を全部混ぜてデザインした種族なのかもしれません。
お父さん、ウェイターになる
ゴーレムのお父さん、ウェイターになる。
なにかしらの仕事をする流れでしたが、まさかウェイターになるとは思いませんでしたねw
表情がないので愛想もあまり良くないし、やっぱり敬語なんか使わないしね。
これで客商売だいじょうぶなのかな?とも思いましたが、意外とイケましたね。
緻密な計算で皿をガンガン運ぶし、異形の者にとっては敬語なんてどうでもいいのか?それを気にする人は全然いませんでしたし。
ゴーレムの遊びは一味違う
そんな子供たちの会話に出てきたソマリとゴーレムの遊びの話も印象でしたw
ソマリを担いで全力で走るって空を飛ぶ遊びみたいな感じなんですかね?
隠れんぼすると木の上に上がっちゃうとか、ゴーレムの遊びは一味違う。
鬼ごっこだったら手も足も出せませんねw
戦うシーンとかないのでよく分かりませんでしたが、やはりゴーレムは人間よりもかなり高い身体能力のようです。
この作品だとあまり想像できませんが、ソマリを守って戦うシーンなども今後出てくるんですかね。
人間は大砂砂漠の西の果てに?
さてさて、ゴーレムのウェイターの仕事に話を戻すと、客の中から人間の情報ゲット。
大砂砂漠の西の果てに人間いるとかいないとか。
ということで、次の旅は砂漠越えだぜ。
これは子供のソマリにとってはハードな旅になりそうです。
そして、人間を探しているというと、だいたい『食うのか?』と返ってくるのが、ほんわかした世界観でありながら、人間にとってはデンジャラスな世界であることを感じさせますね。
ソマリの不安
そして、今回の一番のキーポイントはここでしょう。
急いでお金を貯めて旅を続けようとするとゴーレムの姿を見て、お父さんは早く旅を終わらせてソマリとさよならしたがっていると勘違いしてしまう。
ソマリはずっと一緒にいたいから、旅はのんびりゆっくりでもいいのに。
でも、ゴーレムは活動停止まで時間がないから、そんなソマリとは逆にとにかく急ごうとする。
ソマリはゴーレムの寿命を知らないから起こるすれ違いですね。
まあ、もちろんこれを言うわけにはいかないんですけれども。
いつも元気で天真爛漫なソマリが落ち込んで泣き出してしまう。
そんな姿を見せられたら、こっちは『あっ!』と涙腺に大ダメージを負っちゃうよと。
3話目もまたトンデモナイ感動パンチが飛んで参りましたよ。
夜覚の花を探して街の地下へ
そうだ!願いを叶えてくれる夜覚(よざめ)の花にお願いしよう!
そんなソマリを心配してキキーラが取った行動は、地下に連れて行って夜覚の花を一緒に探すこと。
って、さっきに危険なことはさせないって言ったばかりじゃ~ん!?
こっちも言った側から。
この作品は本当に子どもの無鉄砲さを絶妙に描いてきますよね。
街の下に地下があるのも地盤沈下とかどうなの?という心配もありますけれど、街の中に大穴があるのがメイドインアビスを感じさせ、
途中で出てきたデカい虫はナウシカの王蟲(おーむ)を感じさせる。
でも、隠れるってことは異形同士でもコミュニケーションが取れない相手もいるってことなんでしょうね。
それとも、この地下の生物は異形とはまた別の生き物なんでしょうか?
この世界の生態系なんかも気になりますね。
ソマリのピンチに現れた救世主は
夜覚の花を手に入れて喜ぶキマリを襲う人食い大キノコ。
お約束の展開ー!?そして、キキーラは何してるー!?守るって言ったじゃん!
そんなソマリを救うのはキキーラならぬ街に入ってすぐに出会った人狼。
なんか雰囲気的にはソマリやキキーラをさらいそうな感じがありましたが、普通にいい奴なんじゃないのかな?と、僕は思いますけれど。
最初に会ったときも恐そうでありましたが、ただ地下に降りるとあぶないよと注意してただけにしか見えなかったので。
本当に悪い奴なら注意せず、ソマリが地下に降りていくのをこっそり付いて行ってさらえばいいだけですからね。
この辺は大丈夫そうですが、ただ、ゴーレムが怒りそうよね。
ソマリと森の神様3話の考察・感想まとめ
ソマリと森の神様第3話の感想をまとめると、すれ違い劇にホロリは避けられない。
そして、2話・3話でこんなに感動で攻めてくるんだったら、4話以降はどうなるんだ?と、わたくしは涙のダムが決壊するんじゃないかと思って心配でございます。