あなたの心のジャンプエース:すやまたくじです。

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今回のテーマは、鬼滅の刃を越えた新ジャンプエース!SPY×FAMILY(スパイファミリー)特集ー!

勢いは、ワンピース並♪

アニメ化前なのにコミックスの売上はもはやエース並。

その勢いは最近のジャンプエース、アニメ化前の鬼滅の刃・ヒロアカ・ハイキュー越え、現時点ではワンピース並となっています。

今回はそんなスパイファミリーの詳しい数字と成功したポイント、そして今後の展開を語っていきたいと思います。

動画解説:【鬼滅の刃 越え】ワンピース並の新ジャンプ漫画エース【SPY×FAMILY(スパイファミリー)】(約14分)

鬼滅やヒロアカを超えるSPY×FAMILY(スパイファミリー)の発行部数(2020年8月時点)

スパイファミリーはマンガアプリ『少年ジャンプ+』で連載されているスパイの主人公が正体を隠して行うスパイアクション&ホームコメディ。

コミックスは現時点でまだ5巻しか刊行されていませんが、すでに様々な賞を獲得するだけでなく、累計発行部数も550万部を超える大快挙。

この数字は2020年8月時点なので、9月の今はもう少し数字を伸ばしているでしょう。

Web連載でありながら、その勢いは現在の週刊少年ジャンプのエースである『呪術廻戦』や『チェンソーマン』を上回る勢い。

というか、1巻あたりの平均発行部数では、すでにアニメ放送直前の『呪術廻戦』も超えている状態。

また、『次にくるマンガ大賞2019』ではコミックス部門でチェンソーマンが2位、Web部門でスパイファミリーが1位を取ったのですが、投票数はスパイファミリーがチェンソーマンの約3倍

コミックス部門1位と比べても約2倍。

スパイファミリー以外にも次々とWeb連載のヒット漫画も生まれており、ヒット漫画は週刊少年ジャンプなどの紙の雑誌から生まれる!そんな時代が変わりつつあるのは間違いないでしょう。

ちなみに、今回紹介するスパイファミリーはブログ版、または動画の概要欄からAmazonで試し読みできる&関連動画もまとめています。

良ければ、そちらもチェックしてみてください。

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SPY×FAMILY(スパイファミリー)の歴史を振り返る

さて、スパイファミリーの快挙をより分かりやすくするために、1巻からの歴史を振り返っていきましょう。

スパイファミリーは2019年3月から少年ジャンプ+で連載開始。

コミックス1巻が7月に発売され、その1か月後の8月に発行部数30万部突破。

いきなりダッシュとパワーが違うぜ!というロケットスタートしております。

これどれぐらい凄いかと言うと、1巻平均10万部を超えるとアニメ化の話がくるレベルと言われています。

アニメ化については『漫画どれぐらい売れたらアニメ化?』で詳しく語っているので、そちらを見てみてください。

なので、スパイファミリーにはすでにアニメ化の話がいっていると思います(ここから出来上がるまで数年かかるのですが)

スパイファミリーはこれだけじゃあ終わりません。

コミックス2巻が発売された2019年10月の翌月、11月に累計100万部突破。

よくコミックス10巻あたりで累計100万部突破!とか他の売れている作品で見ますが、スパイファミリーはそれを2巻で達成。

2020年1月には200万部突破、2020年5月には300万部突破、2020年7月には400万部突破、そして2020年8月には550万部突破、1巻あたりの平均発行部数も100万部越えの110万部となりました。

ここ最近は一ヶ月で100万部以上増えている計算になり、この調子でいってるなら9月の現時点で600万部突破、そして年内には1000万部届きそうな勢い。

たった1年半でこの快挙。

SPY×FAMILY(スパイファミリー)の勢いはワンピース並

これはアニメ化前の鬼滅の刃やヒロアカ以上の数字、スパイファミリーと近い数字ではアニメ化前のワンピースぐらいとなります。

鬼滅の刃はアニメ放送前の累計発行部数は14巻で約500万部(平均約36万部)、

ヒロアカは7巻で約300万部(平均約43万部)、

ワンピースは9巻で約1000万部(平均約111万部)。

スパイファミリーの平均発行部数はアニメ放送前のワンピースとほぼ同じ。

これがアニメ化によって鬼滅の刃は19巻で6000万部突破(平均約316万部)、

ヒロアカは26巻で2600万部(平均約100万部)、

ワンピースは95巻で4億7000万部突破(平均約495万部)という記録的な売上を達成。

スパイファミリーもアニメ化すれば、これら3作品のように数字を伸ばすのは間違いない。

鬼滅の刃とワンピースは他作品と比べて別格の伸び方をしてますが、スパイファミリーもアニメが大外れしない限り、少なくともヒロアカのように倍ちょっとはさらに数字を伸ばしてくるのは間違いなさそう。

 

SPY×FAMILY(スパイファミリー)が成功した3つのポイント

さあ、ここからは最近はマンガ売れづらいと言われている中、スパイファミリーがアニメ化前のワンピース並に成功したポイントに迫りたいと思います。

数字は同じでも、ワンピースの時とは時代が大きく変わっていますからね。

わたくしは成功のポイントは3つあると思います。

 

スパイ・エスパー・殺し屋の絶妙な設定

1つ目はスパイ・エスパー・殺し屋と、主人公たちの設定が絶妙なところ。

スパイファミリーの主人公はスパイで、任務のために偽の家族を作ることになるのですが、その過程で見つけた娘役が実は心が読めるエスパー、妻役が殺し屋。

それぞれが正体を隠して生活しているから、普通の家族と見せかけて、裏では色々とやっているシチュエーションホームコメディが常に巻き起こる。

特に娘が心が読めるエスパーなので、それぞれの正体を知っている上に、二人の心も読めるのでちょっと不吉を考えたりすると、

父ーーっ!?母ーーっ!?

といった感じで衝撃を受ける娘のリアクションでよく笑わされる。

この基本コメディな娘だけでなく、スパイな父も殺し屋の母も基本はコメディなノリのキャラクター。

それによって、設定を活かした笑いが常に狙えるよという絶妙のバランス感。

設定が良くても出オチで終わるとか、使い勝手が悪くて何度も使えないものもたくさんありますが、スパイファミリーのこの設定は絶妙な上に非常に使いやすいというのが大きい。

結果、ギャグ漫画ではないのに1話に何度も笑いを挟めるという強さがあります。

 

ホームコメディ主体のストーリー展開

2つ目はスパイアクション主体ではなく、ホームコメディ主体のストーリー展開。

主人公がスパイということで、こっちの任務をメインにして、ホームコメディの方をサブにする。

裏の設定がある作品の場合、こっちの方がパターンの方が多いですよね。

シリアスメインに息抜き的に日常を入れてくるといった感じで。

スパイファミリーの場合、これを逆にしたことによって、設定を活かしたシチュエーションコメディの笑いを格段に増やした。

これによって、娘のちょっとおバカな可愛らしいキャラクターも存分に光った。

主人公はスパイの父ですが、作品の核となっているのはエスパーの娘。

そのためか、スパイの父も殺し屋の母の仕事もハードな内容もライトに描いて、そういうのが苦手な人にも入りやすいようにしている。

父のスパイアクション中心ではなく、娘主体のホームコメディをメインとしたことで、間口をグッと広げたのも成功要因の一つでしょう。

 

家族愛で女性と大人層を巻き込んだ

3つ目は娘をメインにしたのに加え、家族愛を織り交ぜることで女性と大人層を巻き込んだこと。

普段はホームコメディでありながら、時折見せてくるホロリとくる家族愛もスパイファミリーの見どころの一つ。

普通の家庭に飢えていた三人の「疑似家族」が、普段の生活を通して「本物の家族」になっていく。

少年ジャンプ+連載ということで、普通なら男性ファンに偏りがちでございますが、スパイファミリーは女性読者が非常に多いことが特徴。

編集長の話では、スパイファミリーによってジャンプ+全体の女性読者数の割合を5%近く増やしたとか。

その大きな要因が家族愛でしょう。

家族愛に反応しやすいのは男性よりも女性、また男性の中でも大人層が反応しやすいテーマ(逆に10代・20代前半の男性が一番反応しづらいらしいですけど)

家族愛をテーマに加えてヒットした漫画に、同じジャンプの『鬼滅の刃』があります。

鬼滅の刃はジャンプバトルで若い男性層を獲得し、家族愛で女性層や大人層を取り込めたのが大ヒットになった要因と言われています。

分かりやすい比較対象として、

鬼滅の刃と同じく2019年に大ヒットしたラブコメ漫画の『五等分の花嫁』と比べたら分かりやすいかなと思います。

五等分の花嫁もアニメ化後に売上を急激に伸ばし、全14巻で累計1200万部、1巻平均約86万部というトンデモナイ数字を叩き出しました。

けれど、これ鬼滅の刃の19巻で6000万部突破(平均約316万部)と比べるとかなり数字は落ちます。

ただ、両方読んだことある人だったら、むしろ五等分の花嫁の方が面白い!という人も多いと思います。

たぶん10代と20代前半の男性に絞ったらほとんど両者にそんなに数字の差はないんじゃないかな?と。

むしろ差が大きかったのはそれ以外の層。

それはそうですよね、女性層と20代後半の男性層を全部合わせたら圧倒的に数は多いんですから。

そして、男性向けラブコメを読む女性は少ないですし、男性でも20代後半からガクンッ!と読む数が減るジャンル。

つまり、スパイファミリーは年齢も性別も問わずにヒットからこそ、漫画が売れづらいというこの時代でもこれだけの大ヒットとなったのでしょう。

 

『鬼滅の刃』越え!新ジャンプ漫画エース『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』まとめ

今回のテーマをまとめると、世代も性別も問わずに人気が出ているスパイファミリーは年内1000万部突破の流れは確実そう。
さらにアニメ化すれば、2000万部・3000万部ぐらい積み上げるポテンシャルも十分にあり。

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