あなたの心のダブルヒロイン:アニメマンガ名探偵すやまたくじです。

そんな今回のテーマは、2022年春アニメ、原作改変ランキングー!

第7話編!

前回の6話編までと同じく、今回も原作漫画と比較して、原作を超える演出のクオリティとオリジナルティもプラスして順位付けするランキング。

特に良かった今週のベスト5の感想&考察を語っていきます。

2022年春アニメ原作改変ランキング7話の感想&考察

今週のランキングに入る前に、先週のベスト3を振り返ると、

  1. まちカドまぞく2丁目の最終回の向こう側
  2. パリピ孔明のラップ回
  3. 古見さんのダブルヒロイン回

大穴のまちカドまぞくがいい最終回でした的な神回で奇跡の第1位。けれど、今週はお休みかーい!で本当の最終回みたいになっちゃった。

逆に5位のスパイファミリーと、まさかの1位から圏外に飛んでしまったかぐや様は今週リベンジしたいところ。

>>2022年春アニメおすすめランキング

 

5位:かぐや様は告らせたい3期-ウルトラロマンティック-7話

先週は圏外だったけど、戻ってきたぜかぐや様。今週は足し算と引き算をうまく使いこなしてきた。

そんな第7話は原作漫画12巻をアニメ化。

まずはAパートの井伊野のキャンプファイヤーでは引き算を駆使してきた。

ここ原作漫画では石上のギャグの手数がもっと多く、つばめ先輩に対するデレデレも物凄かったのですが、そこをかなり抑えたことによって、井伊野が上がり症を克服するドラマを盛り上げた。

また、井伊野に対して、最初は冷たかった小野寺麗ですが、実は原作では石上にも厳しく当たるシーンがありましたが、そこもカットしたことにより、今回のメインはあくまで井伊野というシナリオにより一本の筋が出来た形。

これによって、最後は仲良くなった井伊野と小野寺のエモエモエモも増した形に。

逆に、マスメディア部の巨瀬エリカ(こせエリカ)と紀かれん(きのかれん)が登場したBパートは足し算の嵐。

いきなり朝番組で流れてきそうなBGMを流すのはやめなさい。

東京ラブストーリー風のBGMといい、すぐギリギリのパロディで攻めてくるから油断できない。

この二人はスピンオフ漫画『かぐや様を語りたい』の主役ということもあり、アニメで出てくるとけっこうな確率で演出が強化される。

Bパートに関しては、一つ一つツッコむと時間がかかり過ぎるぐらいに、色々と細かい部分が変更されていました。

>>かぐや様の原作漫画徹底レビュー

 

4位:サマータイムレンダ 6話

おひさしぶりに登場のサマータイムレンダは、100ページ以上を1話にまとめる大幅カットと、キャラ改変によってランクイン。

その中心となったのは南方(みなかた)ひづる

第6話は原作漫画3巻をアニメ化。

アニメではフェリーが着いた所から始まりましたが、原作だとフェリーに乗っているシーンから再開。

そこでひづるの作家としての仕事っぷりや、謎のボイスレコーダーのメッセージについても触れられていた。

また、慎平がひづるの胸に飛び込んでビンタしたシーンの心の声も描かれていましたが、それが想像していたものと全く違った。

そこがバッサリカットされたことによって、ミステリー度がアップ。さらには、ひづるのキャラクターの印象も原作とアニメではけっこう変わって見えます。

さらには、潮の葬儀場に着いてからは、アニメでは完全シリアスモードでしたが、原作では警察官の凸村(とつむら)とのコメディシーンなんかがありましたが、そこもバッサリとカット。

基本的に笑いの部分は大幅カットにすることにより、100ページ以上の物語がテンポ良く進んだだけでなく、ひづるのキャラがよりシリアスに仕上がっているのがアニメ版。

ひづるの立ち位置的に、このミステリアスな雰囲気の強いアニメ版の改変は、ファインプレーと言っても過言ではないでしょう。

>>サマータイムレンダも対象サスペンス漫画ランキング

 

3位:パリピ孔明 7話

今回はいつもよりも原作改変は大人しめ。クライマックスに入る前のタメ回的になってました。

そんな中でも随所にアニオリを混ぜてくるのがP.A.WORKS(ピーエーワークス)の醍醐味。

この第7話では原作漫画3巻のエピソードをアニメ化。

お馴染みの三国志による前回のアニオリ解説は、前回登場した姜維をピックアップ。

姜維は諸葛亮亡き後の蜀を引っ張った名将。

こちらもいつものゲーム『三国志』のパラメーターを見ると、統率・武力・知力が90前後という高水準の能力となっています。

本編の方ですが、大まかな流れは原作通りですが、KABE太人側のエピソードは完全アニメオリジナル。

原作では二人が飛び出した後は、ずっと英子目線だったのですが、コンビニでイジメられっ子を助けたり、バーでお客に陰口を言われているところや赤兎馬カンフーとの再戦のために曲作りしているシーンを追加。

これによって、原作漫画以上にKABEがどういったバックボーンを持っているのかが伝わってきた。

ラップ回でも気合を入れたいたように、アニメでは英子だけでなくKABE人気も高めるぜという狙いがあるのでしょう。

英子側はだいたい原作通りだったのですが、こちらはナナミと会った後の路上ライブの演出を大幅強化。

前半の英子とKABEのライブはサクッと切り上げたのは、この英子とナナミのライブに気合を入れるためだった。

こっちで歌い上げたね~。

そして、英子以外は歌も声優が歌っていましたが、ナナミも英子と同じく、歌パートは新人アーティストLezel(レゼル)を抜擢。

ナナミもこれから歌いまくり気マンマンですやんというキャスティングとなっています。

>>パリピ孔明の原作漫画と比較した感想&考察

 

2位:SPY×FAMILY(スパイファミリー)7話

7話はいつもと違って、ダミアニャで大トレンド起こしてたーーー!?

いつものスパイアクション&ホームドラマが、今回はラブコメになっちゃった。

第7話は原作漫画2巻の内容をアニメ化。

そんな今回はアーニャの学園生活をじっくりと描いたので、前回と同じくほとんど原作改変はないかな?と思っていたのですが、今回はけっこう細かいところを変更してきた。

まずはホームドラマの部分を強化。

原作漫画ではサラッと描いてきたAパートの家のシーンを、ロイドが料理する姿を描いて、家庭での三人の様子がより分かるようになっていた。

面接の時に料理はロイドが作ると答えていましたが、その伏線をアニオリで回収する形になりました。

また、今回はダミアンの影に隠れちゃいましたが、ベッキーのアーニャに対する優しさも強化。

原作漫画では自慢するような表情も見せてましたが、それらを一切カットすることにより、アーニャがベッキーに救われるシーンもより説得力を増しました。

ちなみに、教室でクラスメイトに心の中で陰口を言われるシーンですが、あれ原作だともうちょっと過激な言葉になっていたので、そこで天使のように接してくれるベッキーにより、

ベッキーーー!!!

叫びたくなるシーンになっています。

そして、今回のメインであるダミアニャのシーン。

流れはほぼ原作通りでしたが、演出がかなり強化されていました。

まずダミアンの取り巻きに心の中で罵倒されたシーン。

原作ではその後すぐに泣くシーンにコマは移りますが、アニメでは狸になる演出などを入れてきた。

教室でのクラスメイトの心の陰口のセリフも変更していましたし、ここはアーニャの可愛さを追加することにより、取り巻きのセリフの陰湿さを中和しようとする狙いでしょう。

タイトル的にも、スパイファミリーは家族でも観れるという部分も目指しているのでしょう。

さらに、アーニャが泣き出した後のダミアン視点のアーニャは可愛さが大増量。

ダミアンの心臓の鼓動のシーンや、その後の上目遣いのアーニャは完全アニメオリジナル。

そりゃこんなん見せられたら、ダミアンじゃなくても

惚れてまうやろーーー!!!

家族で観れるように中和するだけじゃない、アーニャの可愛さをアピールするのも忘れない、WIT STUDIO&CloverWorksの神演出がまたまた炸裂しました。

そりゃダミアニャが大トレンド起こしますわ。

でも、俺はベキアニャの方を推すぜ!

>>スパイファミリーの原作漫画レビュー

 

1位:であいもん 7話

『笑うなんて失礼でしょう。悪気がなくてもそれは可能性を潰すことにつながる。』であいもんは、このキメのセリフを活かすための神構成になっていました。

そんな第7話は原作3巻のエピソード。

であいもんは、原作のエピソードを大胆に入れて替えてきた。

Aパートでは早見沙織ボイスの完璧職人・私市緋色(きさいちひいろ)が登場しましたが、この緋色の登場は原作ではBパートの和菓子教室よりも数話後だった。

これを先に持ってきたことで、今回は全体の構成も少しずつ変化させていました。

また、緋色のキャラももう少し傲慢で、セクシーシーンなどもあったのですが、そこはバッサリカット。

さらに、裏では一果(いつか)のドラマも少しあったのですが、こちらもカットすることにより、Aパートでは緋色のドラマに集中する形に変更。

そして、Bパートの和菓子教室では、一果の担任の先生も巻き込んだコメディがもっとあったのですが、そこもバッサリカット。

笑いは減らして、母娘のドラマに集中することで、

校長先生の

笑うなんて失礼でしょう。悪気がなくてもそれは可能性を潰すことにつながるんです。

の過去のセリフがバチコーン!とハマる形になりました。

そして、原作ではいなかった緋色も登場させることで、Aパートの失敗で成長した緋色の姿を見せる伏線回収もしてきた。

まったく別々だった二つのエピソードを、構成変化と物語の調整により、一本のエピソードとしてまとめてきた。

さすが京アニや平家物語でも魅せた吉田玲子さんの見事なまでの脚本力が炸裂。

これは泣かないわけにはいかない。そして、1位にしないわけにはいかない原作改変力。

>>であいもんも対象ベストアニメランキング

 

2022年春アニメ原作改変ランキング7話の感想&考察まとめ

今回は全体的に原作改変少なめ中、であいもんが大胆に攻めて、バチコーン!とキメてきた。
スパイファミリーがアーニャの涙で魅せたなら、であいもんは泣かせる構成力で魅せてきた。
吉田玲子さんの脚本力に脱帽です。