あなたの心のスーパーカブ:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回のテーマは『スーパーカブ』最終第12話の裏解説ー!

アニメ2期予想も!

ちなみに、僕はアニメで放送された部分の原作ラノベを読んだ上で、アニメではカットされていた部分をピックアップして解説や考察を行っていきます。

動画解説:アニメ2期へ【スーパーカブ最終12話】裏解説・感想。最終回の旅と椎ちゃんのリトルカブ(約16分)

アニメ『スーパーカブ』最終12話の解説・感想・考察

今回の第12話の感想を一言でまとめるなら、小旅行かと思ったら、すんごい遠くまで旅したーーー!

また、鎌倉ぐらいの距離を走って桜を見に行くのかと思ったら、まさか我らが福岡も超えて鹿児島まで行くとはね。

もはや小旅行ではない、最終回はスーパーカブに乗って本格的な旅が描かれた。

その旅でカットされた部分を中心に、実はこのシーン、小熊は心の中ではこんなこと思ってましたという感じで、裏解説していきます。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で、原作ラノベとマンガ版の試し読み、その他の関連動画をまとめています。

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小熊の出発前の覚悟

これから春をつかまえに行く!

待ってれば、山梨でもその内に桜は咲くけれど、だからこそ今しか出来ない幸せを楽しみに行く。

そんな感じでアニメで語られていた小熊の心の声から、この旅を非常に楽しみにしていることが伝わってくる。

ですが、楽しみなのと同時に、小熊は覚悟もしていまして、それが出発前に部屋を振り返るシーンに表れています。

それはバイクでの旅は予定の数日が、数か月から数年になることもあるため。

事故に遭うかもしれないし、何かやらかしてブタ箱にぶちこまれるかもしれない(言い方!)

あるいは走り続ける内に帰りたくなくなるかもしれない。

その覚悟があの『行ってきます。』の言葉に詰まってました。

 

椎ちゃんはごねていた

また、アニメではナレーションで片づけられてましたけど、原作ラノベでは旅の準備をするシーンも描かれていました。

装備大好きの礼子が色々と持って行こうとするのを、邪魔になるからと小熊がNG出しまくる。

椎ちゃんもエスプレッソの器具を持って行こうとしてNG出されたけど、別の小型のコーヒー器具を持っていくのは許可したら、礼子から椎ちゃんにだけ甘い!とブーイングが起こったり。

また、アニメでは椎ちゃん、大人しく礼子のハンターカブの後ろに乗ってましたが、礼子はわざと怖く走るというイタズラされた前科があるので、小熊の後ろがいい!と出発までさんざんごねてました。

これはハンターカブの方が馬力があるのと、小熊はまだ二人乗りできないという理由でなんとか説得した形。

それでも『怖い事しないでくださいね!』と言う椎ちゃんに対して、礼子は『しないしない』と言いながら、それが当てにならないということで椎ちゃんの不安は消えない。

ちなみに、礼子のハンターカブは二人乗りしやすいようにダブルシートが取り付けられたので、いつもよりかなり座り心地が良くなってます。

また、椎ちゃんのヘルメットは礼子から借りたもの、水色のスキーウェアは小学校の時に買ってもらったものを使っているそうです。

 

恵庭家の憂鬱

そして、ごねごねしていたのは椎ちゃんだけじゃない。恵庭家も。

そりゃそうよね、娘がカブに乗って旅するわけだから。

しかも、小旅行かと思ったら、鹿児島までの大旅行だったし。

そして、一緒に行くのも同じ女子高生ということで、私たちはどうやら信頼されてないようだと小熊も感じていたようです。

それに対して、アニメでは椎ちゃんが『大丈夫!小熊さんが守ってくれるから』と言ってましたが、原作では小熊が『大丈夫!椎は私が守ります!』と、男前かっ!?というセリフを言ってました(呼び捨てだし)

また、アニメでは椎ちゃんのお母さんが心配し、それをお父さんが支えるように、こっちはこっちで男前なところ見せてましたが、原作だとお母さんこのシーンいなくてお父さんがしきりに心配してました。

三人が桜を見に行くと最初に言ったときも、お父さんの車で行かないかい?と誘うのですが、断られてシュンとする。

アニメと原作ではお母さんの出番が増えて、お父さんの男前度がかなり変わっています。

 

小熊が椎ちゃんを振り返らせた理由

旅が楽しみな椎ちゃんは一刻も早く礼子のハンターカブに乗ろうとする。それを小熊が落ち着かせて両親に向けて振り返らせる。

ここにも小熊の家を出るときの覚悟と同じものがありました。

バイクでの旅はもちろん、いつも通りの日常でさえ、これが最後になることもある。

だから大切して欲しいという、急にお母さんがいなくなった小熊ならではの想いがあるということなんでしょう。

また、これからバリスタという接客を仕事にする椎ちゃんなら、尚更知っておいて損はないことだというそんな想いも込められていたシーンです。

 

中山道は椎ちゃんへのプレゼント

春を捕まえに、いざ行かん!

魔の60分やいつでも好きなところに行けるのでルートで揉めないなどのバイク乗りあるあるも色々と出てきましたが、この辺はアニメではしっかりとセリフで解説していたので、より分かりやすくなってました。

さらに、小熊が中山道の木曽ルートを選んだことも語られてましたね。

古い茶屋の跡もたくさんあるから、カフェのバリスタを目指す椎ちゃんが見ておいて損はない。

礼子が原作で言ってた通り、小熊は本当に椎ちゃんに甘いよね。

そんでもって、何気に歴史とかも詳しいのねと。

 

黒パンの凄さ

黒パンの凄さも椎ちゃんの料理力、礼子の軍事うんちくで語れてましたが、このシーン小熊も心の中で色々と語ってました。

このパンがあれば生きて行ける。塩と黒パンだけ持ったゲリラが、豊富なコンビーフとチョコレートを食っている先進国を退けた。黒パン最強ー!といったようなことを。

小熊がカブを世界で一番のバイクと思っているように、黒パンのような何かに秀でた物が数多く存在するんだろう。

そしてそれなら、カブに乗ってそれらを見に行ってみようと。

世の中には色々な一番はあるけれど、やっぱりその中でもカブが一番のようで。

 

サーファーに惹かれたのは気のせい

かと思ったら、サーファーに心揺れ動く小熊さん。

アニメでは『カブ、いくらで売れるかな?』と冗談っぽく言ってましたが、原作ラノベは実際にサーファーになった自分を想像するなど、よりリアルに考えてました。

そこからこのカブいくらで売れるかな?と、リアルに考え出したのは気のせいと、ちょいとお茶目な感じの心の声になってました。

また、原作ではこの後、何度か海に行くことになるのですが、その度に礼子が泳ごうとして止めたり、別の地では今度は小熊が泳ごうとして椎ちゃんが涙目になって止めたりといった珍道中も描かれてました。

 

旅の風景はアニオリ増し増し

旅の風景はアニメオリジナル増し増しの演出。

原作では名古屋に入ったとか、鳥取に入ったなど、特にイベントがなければ1行2行で済まされてましたが、やはりアニメではこの辺の風景がしっかりと見れるというのが大きいですね。

琵琶湖のビジネスホテルで礼子が再び全裸カレーに挑もうとしたり(俺も一緒に食べたい)、

鳥取の境港にある直売センターで写真と取りまくっていたシーンなどは原作にはなかったアニメオリジナル。

こういったシーンが入ると、より旅を楽しんでいる感じが伝わってきます。

この写真で礼子さんのはっちゃっけ具合とコミュ力の高さ、そして三人の関係性なんかもより伝わる演出になってました。

特に礼子の胸ぐらを掴む小熊さんは、アニメでは隠しがちの原作での本性が漏れちゃってました。

原作ではこういったシーンが度々出ているので。

 

春をつかまえるのは本土最南端・鹿児島県佐多岬

春を捕まるのは、どうせならカブで行ける一番の最南端で。

目指すのは本土最南端・鹿児島県佐多岬(さたみさき)

我らの博多の街にはネカフェに泊まっただけで終わったのはざんねんでしたが(もっと博多に滞在してくれたら、俺も俺もって参加したんですけれど)、旅のゴールの桜満開はお見事。

桜の花びらを持ち帰って、『春を持ち帰った』などの名言も色々と生まれてました。

ちなみに原作だと、椎ちゃんがそうしている横で、礼子は桜の枝を折って持ち帰ろうとするのを小熊が止めるというコメディも展開されていました。

 

帰りの旅では意外な出会いもあった

アニメでは帰り道はほぼカットされてましたが、原作では帰りの旅もけっこうガッツリと描かれています。

行きとは違うルートを通ろうということで、宮崎シーガイアに熊本の草千里、佐賀の唐津などを通って帰る。

ここで海で泳ごうとする珍道中などが起こってます。

また、本土に入ってからはアニメではカットされた鎌倉に行くときに出会った、助けたのに頼りなさ過ぎて失礼すぎることで、小熊が思わず蹴りをかまして少年との再会なども描かれています。

まだまだ頼りないけれど、少年の成長した姿など、帰りの旅にも色々とドラマが詰まっています。

 

椎ちゃんとリトルカブ

ようこそ、カブの世界へ。

最終回のラストのラストに、やっと椎ちゃんもカブデビュー。

三人の旅が終わった時に、カブを見て胸を熱くしているシーンが描かれてましたが、そこからは小熊と同じく即決の椎ちゃんでした。

リトルカブは女性にも乗りやすく改良された車体に加え、業務用がメインのスーパーカブと違い、カラーリングも豊富なので実際に女性に人気のバイク。

椎ちゃんが大好きな水色も実際にあるということで、このカラーリングも即決した大きな理由でしょう。

でもぉ~、お高いんでしょう?

とオシャンティーなデザインからそんな雰囲気もありますが、価格の方は新車で21万円ぐらいと、スーパーカブよりもちょっと安いぐらい。

新古車で値切って半分は自分で払ったと言っていたので、15万円前後ぐらいだったんじゃないでしょうか。

とはいえ、高校生にとってはお高い買い物。

小熊と礼子の先輩風を吹かせたうるさいアドバイスも、そんなことはカブ自身に聞くとばかりに、椎ちゃんはリトルカブに夢中になっていました。

 

何もない少女がカブと出会って手に入れたもの

親はいない、お金もない、友達も趣味も将来の目標もない。なにもなかった私の毎日がカブと出会って少しだけ変わった。

最終回のナレーションは第1話のナレーションをアレンジしたもの。

カブと出会って色々と世界は変わったけれど、黙っていてもカブは助けてくれない、自分で何かを望まないと。

この辺は序盤から中盤のナレーションから変化させてきました。

序盤から中盤の頃の小熊はカブが世界を変えてくれたようなことを言ってましたが、礼子や椎ちゃん、その他の人たちと出会い、助けられたこと、そして今回の旅を通して考え方がまた変わった。

そんな小熊の成長を感じさせるナレーションで締められました。

ちなみにこれもアニメオリジナルで、原作ではここで11話のラストの椎ちゃんとの出会いの心の声が入る形。

アニメではこの小熊の成長を感じさせるナレーションで締めるために、椎ちゃんとの出会いの方は11話の方に移したのでしょう。

 

アニメ2期の可能性

椎ちゃんもリトルカブを手に入れて、こんな盛り上がる終わり方したんだったらアニメ2期やるっきゃない!

アニメ1期では原作ラノベ2巻まで描き、現在は8巻まで出ているので、原作ストック的にはいつでもいける状態。

そんなアニメ2期の可能性はどれぐらいなのか?

続編決定の一番のポイントは売上。

具体的には、Blu-rayやDVDの円盤売上・動画配信の再生数・原作の売上(原作出版社がスポンサーに付いているので)・その他のグッズの売上。

また、ホンダが協力していることもあり、リアルバイクのスーパーカブの売上も影響してくると思います。

円盤は発売が8月なのでそれ以外の数字を見ると、動画配信は全話合わせて国内で推定1000万前後の再生数。

これは今期のアニメの中でベスト10には入るなかなか優秀な数字。

ただし、日本向けの二ッチなテーマなためか、中国のビリビリ動画では配信自体がされていないなど、動画配信の稼ぎ頭である海外ではそこまで広まってないのはネック。

原作ラノベは各書店のトップ10とかトップ20には入ってないですが(紙の本だとだいたいこれぐらいしか発表されていない)、電子書籍では月間ランキング78位に入るなど、アニメ化で爆発的ではないですが着実に売上を伸ばしています。

そして、リアルの方のスーパーカブですが、アニメが放送されたばかりの5月の時点で、ハンターカブも合わせて例年よりも1万台出荷台数が多かったとのこと。

この調子なら6月の今はもっと伸びているかもしれませんね。

これらの数字から予想すると、アニメ2期の可能性は40~50%ぐらい。

動画配信と原作売上だけでは弱いですが、価格の高いカブが1万台以上も増えているのは大きい。

これに円盤売上やカブの出荷台数がより伸びていて、例年より2万台以上伸びているとかなら、この数字はもっと上がってくると思います。

 

アニメ『スーパーカブ』最終12話の解説&感想&考察まとめ

スーパーカブ最終12話をまとめると、カブと出会った変わった小熊の成長物語、それが最終回のこの旅で集大成的に描かれた。
椎ちゃんもリトルカブも手に入れたし、アニメ2期は是非ともやって欲しいところ。

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