あなたの心のバイク冒険家:すやまたくじです。

アニメや漫画をより楽しむための考察や解説をお送りしています。

今回のテーマは『スーパーカブ』第5話の裏解説ー!

もうお互い好きですやん!

ちなみに、僕はアニメで放送された部分の原作ラノベを読んだ上で、アニメではカットされていた部分をいくつかピックアップして解説や考察を行っていきます。

動画解説:【スーパーカブ】5話アニメ裏解説・感想。礼子の両親と壁の正体。富士山登頂にハンターカブ(約14分)

アニメ『スーパーカブ』第5話の解説・感想・考察

今回の第5話の感想を一言でまとめるなら、いや、別番組かーーー?!

5話では小熊に変わってほぼ礼子が主役。

それによって、心の声とかもかなり増えたね。

主役が変わるとここまで作風も変わる。

今回もこのカットされた部分を中心に、実はこのシーン、礼子や小熊は心の中ではこんなこと思ってましたという感じで、裏解説していきます。

ちなみに、ブログ版、または動画の概要欄で、原作ラノベとマンガ版の試し読み、その他の関連動画をまとめています。

気になる方はそちらもチェックしてみてください。

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小熊がお茶より水道水を選んだ理由

今回は小熊パートと礼子パートに分けて解説していきます。

今回はサブ的立場になった小熊の方から。

まずはお茶を出そうとした礼子に『お茶より水がいい』と言った理由から。

言い方があいかわらず『不器用ですから』といった感じのぶっきらぼうなのも気になったけどw

なんと小熊や礼子が住む地域は、水道から南アルプスの天然水が出てくるらしい。

水道水がミネラルウォーターみたいなもんなんで、そりゃヘタにお茶飲むより水の方がうまいよね。

 

小熊のお好み焼き事情

礼子の代わりに夕飯にお好み焼きを作るといった小熊さん。

あの材料は本当は自分の家で作るつもりだったので、自分でもなんでこんなことしたのかと、心の中では驚いてました。

そして、お好み焼きを定番のホットプレートで焼きながら食べるのではなくて、フライパンで焼いてから食べていたのは、小熊が猫舌なのと、礼子とはホットプレートで焼きながら食べる仲ではないと、再び心の中で言い訳してました。

いや、夕ご飯作ってる時点でもはやなかなかの関係だからね。

好きなら好きって言えばいいじゃん!ホットプレートを囲んで一緒に作るのが気恥ずかしいなら、恥ずかしいって言えばいいじゃん!

ボクも同じ猫舌だけど、ホットプレートで作っても、皿に乗せて冷ましながら食べるしね。

ちなみに、原作だと礼子の家の冷蔵庫に豚バラがあって、入れようかどうか悩んでいる小熊に、礼子がうざい催促をしたことで、小熊がイラッとして断りも入れずに全部入れるというシーンなんかもありました。

 

礼子の夏休みのバイトは富士山

礼子が夏休みに行きたいと言っていた近くて遠い場所。それは富士山だったことが判明。

なんでも富士山には登山道以外に、荷物の運搬や救護者を運ぶためのブルドーザーが通るブル道と呼ばれるものがあるみたいです。

そこで運ばれる荷物関連のアルバイトでした。

礼子はそれを住み込みのバイトで、その荷物積み込みをやっていた。

これ富士山じゃなくても、引越しとか荷物積み込みとかのバイトやったことある人だったら分かると思いますが、これ肉体的にかなりキツイんですよね。

ボクは1日でギブアップしちゃいましたもんw

それを1ヶ月ぐらいやって、それからバイクに乗っていたことを考えると、礼子の体力とメンタル強過ぎ。

スーパー女子高生だよね。

 

礼子の両親

そんな礼子が富士山に挑む動機となった自分を阻む壁。

ここを解説するには、まず礼子の両親について触れておきたい。

壁を乗り越えるために高校生になって一人暮らしを始めた礼子。アニメではカットされてましたが、原作では両親や生まれについても書かれています。

礼子は東京で市議をしている父と、仕出し弁当屋の経営者店長として働いている母の間に生まれた一人娘。

出身は東京みたいですが、幼少期は山梨の方で過ごしたみたいです。

父親は自分がそうであったように、礼子には自分の人生の方向性を意識しろと、逆に母親はその時やりたいと思ったことをやればいいという。

両親についてはこれぐらいしか書かれてませんでしたが、礼子はその言葉を守って生きてきたということから、礼子は両親のことは尊敬しているということなのでしょう。

 

礼子が山に登りたい理由

そんな礼子がなぜ両親の元を離れ、山を登りたいと思ったのか?

両親の言葉を守って生きてきた礼子は、自分にも人生の指針と呼べるものが見えてきたのですが、それによってもう一つ見えてきたのは子供の頃から感じていた想い。

ここはアニメでも語られていた通り、自分には子供の頃から壁があるように感じていて、その自分を阻む壁を乗り越えたい。

それで最初に思いついたのが、幼少期に高い壁として立ちはだかった南アルプスの山々。

そして、南アルプスをバイクで登るようになって、いつも目に入ってきて富士山にも登りたいと思うようになったみたいです。

自分を阻む壁については原作でもフワッとしか語られていませんが、その内容から考察すると、礼子は自由をかなり重視する性格みたいです。

ステータスと取る人も多い女子高生も礼子にとっては不自由な身分。

つまり礼子を阻む壁とは、親の援助なしでは生きていけない、自立していない子供という立場のことを指しているのかなと。

礼子にとっての壁を乗り越えるとは、自由に自分一人でも生きていける大人になるということと感じました。

その一つのキッカケとして、もしくは自信を付けるために富士山に登りたいと思ったんじゃないかなと。

 

キッカケは地平線への旅

そんな礼子がバイクで富士山を登ろうとしたキッカケは『地平線の旅』という本。

これ実在する本みたいで、著者は山梨県山梨市出身の冒険家『風間深志(かざましんじ)』さん。

ここでも山梨がつながってくるんですね。

礼子の話では富士山しか出てきませんでしたが、この人他にもヒマラヤとかアンデスといった世界の山々にもバイクで挑戦している。

さらに、オートバイによる史上初の北極点・南極点にも到達。

この本に影響を受けるということは、自由を求める礼子の将来は冒険家なのかな?という予感も感じた。

 

ハンターカブと郵政カブのニコイチ

とはいえ、富士山を登るには本格的なオフロードバイクが必要そう。

そんな時に礼子が見つけたのは、ホンダ・CT110ハンターカブ。

ハンターカブとは、スーパーカブをベースに舗装されていない道路を走りやすくしたモデル。

つまり、スーパーカブのオフロード向けと思っておけばいいでしょう。

礼子はそんなハンターカブの部品を手に入れて、自分の郵政カブとドッキングさせ、郵政カブとハンターカブのニコイチみたいなあのバイクに仕上げたらしい。

同じカブとはいえ部品が違うので、ドッキングさせるのにかなり苦労したそう。

それを組み立てる礼子は、バイク屋としてもやっていけるんじゃ?というポテンシャルを感じる。

 

店長の粋な計らい

しかし、いくらバイクを用意できても、今の富士山は環境保護の面からバイクで登るのは基本禁止されているとアニメでも解説があった通り。

礼子が最後に語っていたカブで富士山を登った人も、1963年とかなり前の出来事ですからね。

そんな中、礼子が富士山をバイクで登ることが出来たのは店長の粋な計らいがあったから。

走路確認とは言ってましたけど、実はこれ店長が礼子のためにデッチ上げてくれた仕事。

そりゃそうですよね、ブルドーザーで登る道をバイクで確認してもね。

それに加えて、バイトの面接は男性を中心に他にもけっこう来ていたみたいで、その中でわざわざ力仕事に不利な女子高生を選び、バイクで登る手助けまでしてくれる。

ちょっと店長の男前がすぎる。

 

店長の正体

そんな店長は何者?って感じですが、アニメでも写真が出て来たように世界を股に掛ける元登山家。

今は引退して富士山で働いているのですが、その引退理由が凍傷で足の指を全て失くしてしまったから。

なかなかハードな人生を歩んでいます。

なのに、その後も山で働き続ける。

リアルでも一度死にかけてもその後も山に登り続ける人が多いですし、登山家にとっての山というのは、それだけの特別な魅力があるんでしょうね。

 

礼子の富士山登頂への挑戦

バイクで挑む礼子の富士山登頂。

バンバン転んでいるので、アニメではその描写は控えていましたが、原作では流血なんかもする激しいものとなっていました。

特に最後の転倒なんかは、皮はズル剥けるぐらいの流血と打撲に加え、ひどい高山病で激しい眩暈と吐き気に襲われて一時立ち上がることができない状態になっていました。

アニメでも酸素が足りないと目がいっちゃってるシーンが出てきましたが、実はあの時はかなり高山病が進行してハイになっていたちょっと危険な状態でした。

ちなみに、あんなにバンバンこけるんだったらスピード落とせばいいのにという感想もありましたが、あれは坂道がきつすぎてスピードを出さないと登ることができないからですね。

 

礼子の小熊に対する想い

そんな礼子の富士山登頂の時によぎった小熊との思い出。

原作では礼子が小熊に対する想いをけっこう心の中で語っています。

実は礼子がなんとなく思っていた富士山登頂を実行に移そうと心に決めたのは小熊と付き合うようになってたから。

先入観や気負いに惑わされず、いつでも最適な道を突き進む小熊。

そんな小熊を見て、小熊ならどうするか?と考えて、この富士山に登るための道を突き進んできた。

礼子にとって小熊はリスペクトする人生の師匠的な存在。

こんなに失敗するんだったら、もっと小熊を話しておけばよかったと思うとほどに。

また、実は礼子が小熊が人付き合いを求めていないことに気付いているらしく、今回家に誘ったのも断られると思ったらしく、小熊が家に来たのは意外だったとか。

断られると思いつつも誘っちゃう、来てくれたうれしさもあって夜まで二人で語りあかしたのか。

いや、礼子の方も小熊のこと大好きじゃんー!

よそよそしい関係と見せかけて、実は心の中ではお互い大好き。

そんな秘かにエモエモエモな関係が築かれているのがスーパーカブ。

 

小熊の寝袋に対する想い

ということで、礼子の話を聞いて『バカみたい』と一蹴した小熊の話に戻しましょう。

礼子の家に泊まることになって、寝袋で寝ることになりましたが、あれ小熊の中ではけっこううれしかったらしいです。

気を使われてベッドを譲られると気を使ってしまうのと、純粋に寝袋で寝てみたかったというのもあったみたいで。

このままカブで世界を広げていけば、キャンプにも興味を持つかもしれない。

そして、今のギリギリの生活が破綻したら、野宿をすることもあるかもしれないという、前向きなのか後ろ向きなのかよく分からん動機で、寝袋に興味津々だったみたいです。

 

小熊の挑戦

前回少し触れた小熊の新しい挑戦とは自動二輪の免許を取ることだった。

この詳しい理由についてなのですが、50cc以下の原付一種だと30km/hと現実的じゃない法定速度が定められていること。

そして、原付ならではの二段階右折という厄介なルールがあるからだとか。

原付に乗っている人は実際にこの二つのルールで警察に罰金を支払うことが多いらしくて、小熊は警察にお金を払うぐらいだったら、自動二輪の免許を取ることにお金を払いたいと思ったみたいです。

原作ではエンジンの問題は後回しにしてましたが、アニメでは礼子が改造を提案してくれる。

さらに、小熊の口からついに礼子を名前呼びするというエモエモエモなアニオリが追加された。

これによって、今回の件で一気に二人の距離が縮まったことを暗示する神演出となりました。

 

アニメ『スーパーカブ』第5話の解説&感想&考察まとめ

スーパーカブ第5話をまとめると、小熊も礼子もお互いのこと大好き。
そして、礼子の挑戦は子供という殻を破り、大人に近づく、自由を手に入れるための戦いだった。

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