NISAは一括と積立どっち?長く持つなら差は約2%

NISAは一括と積立どっち?長く持つなら差は約2%

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まとまったお金があるんだけど、一括で入れるのと毎月積み立てるの、どっちがいいの?

長く持つなら、早く入れる一括のほうが増えやすくなります。下がるのが怖い人は、積立か、分けて入れる形が合います。

新NISAは、まとまったお金があるなら一括のほうが増えやすくなります。

年5%で増えると仮定すると、240万円を一括で入れた場合と12か月に分けた場合の差は、20年後に約14万円です。

ただし、買った直後に下がると、一括は気持ちの負担が大きくなります。

項目一括積立
増えやすさ高いやや低い
下がった時負担が大きい負担が小さい
使う枠成長投資枠両方の枠
向く人まとまった
お金がある
毎月の給料
から出す

毎月の給料から出す人は、迷わず積立でかまいません。

新NISAは、つみたて投資枠が積立だけ、成長投資枠が一括も積立もできるしくみです。

NISAは一括と積立どっち?まとまったお金があって長く持てる人は一括・下がるのが怖い人は分ける・毎月の給料から出す人は積立。240万円の差は20年後に約14万円

どちらにしても、早く始めたほうが時間を味方にできますわね。

100円から積立

目次 非表示

NISAは一括と積立どっち?タイプ別の答え

こんな人答え
まとまったお金が
あって20年持てる
一括
下がるのが怖い分けて入れる
毎月の給料
から出す
積立
投資が
はじめて
積立
退職金を
入れたい
分けて入れる

答えは、お金の出どころと気持ちで決まります。

計算の上では一括が有利ですが、途中で売ってしまうと意味がなくなります。

続けられる形を選ぶことが、いちばん大事です。

まとまったお金があって長く持てる人は一括

すでにまとまったお金があり、20年ほど使う予定がない人は一括が向いています。

お金が市場にある期間が長いほど、増える力が働くからです。

下がっても売らないと決められる人向けの方法です。

下がるのが怖い人は分けて入れる

下がるのが怖い人は、6か月から12か月に分けて入れます。

買う時期がばらけるので、高い時にまとめて買うことを避けられます。

一括と積立の中間の方法です。

毎月の給料から出す人は積立

毎月の給料から出す人は、積立しか選べません。

手元にないお金は、一括で入れられないからです。

迷う必要はないので、今月から始めてください。

毎月の給料から出す人は、積立の設定を1回するだけで終わりです。

設定は1回だけ

一括投資と積立投資の違い

項目一括積立
買い方1回でまとめて毎月など
決まった日に
買う値段買った日の
値段だけ
いろいろな
値段の平均
手間1回設定すれば
自動

一括は1回でまとめて買う方法、積立は決まった日に同じ金額を買い続ける方法です。

違いは、買う値段が1つか、平均かです。

一括は買った日の値段で決まる

一括は、買った日の値段がそのまま自分の買値になります。

そのあと上がれば全部が利益になり、下がれば全部が含み損になります。

結果が、買った日に大きく左右されます。

積立は買う値段が平均される

積立で買値が平均されるしくみ(ドルコスト平均法)

積立は、高い月も安い月も同じ金額を買います。

安い月には多く買えるので、買値の平均が下がります。

このしくみを、ドルコスト平均法と呼びます。

積立は続けるのが楽

積立は、最初に設定すれば自動で買い続けます。

値動きを見て迷う場面がありません。

投資がはじめての人でも、続けやすい方法です。

新NISAで一括ができる枠・できない枠

枠1年の上限一括
つみたて
投資枠
120万円できない
成長投資枠240万円できる
合計360万円-

※生涯の上限は1,800万円。成長投資枠はそのうち1,200万円まで(金融庁)。

新NISAで一括ができるのは、成長投資枠です。

1年の上限は240万円です。

つみたて投資枠は、名前のとおり積立だけに使えます。

つみたて投資枠は積立だけ

つみたて投資枠は、年120万円までを積立で買う枠です。

毎月なら、月10万円までです。

買えるのは、国の基準に合った投資信託だけです。

成長投資枠は一括も積立もできる

新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の使い分け

成長投資枠は、年240万円までを一括でも積立でも買えます。

オルカンやS&P500の投資信託も、この枠で買えます。

つみたて投資枠と合わせると、1年で360万円まで入れられます。

1,800万円は最短5年で埋まる

生涯の上限は1,800万円です。

毎年360万円ずつ入れると、5年で埋まります。

急いで埋める必要はなく、自分のペースでかまいません。

成長投資枠なら一括もできるんだ。知らなかった。

両方の枠が使える

240万円を一括と積立で比べるといくら違う?

時点一括12回に
分ける
1年後252.0万円246.5万円
(差5.5万円)
10年後390.9万円382.3万円
(差8.6万円)
20年後636.8万円622.8万円
(差14.0万円)

※年5%で増え続けると仮定した計算です。将来の成績を約束するものではありません。

240万円を年の初めに一括で入れると、1年後は252.0万円です。

月20万円ずつ12回に分けると246.5万円で、差は5.5万円です。

この差は、そのまま持ち続けると20年後に14.0万円になります。

差が出るのはお金が働く時間が違うから

差が出る理由は、お金が市場にある時間です。

12回に分けると、最後の20万円は11か月おくれて入ります。

そのおくれの分だけ、増える時間が短くなります。

20年で見ると差は約2%

一括と12回に分けた時の差が約2%で済む理由

20年後の差の14.0万円は、一括の結果の約2%です。

思ったより小さいと感じる人も多いはずです。

1年かけて分けても、長い目で見れば大きな損にはなりません。

上がり続けるとは限らない

この計算は、毎年同じ割合で増えると仮定しています。

実際の値動きは、上がる年も下がる年もあります。

下がった場合の結果は、次の章で見ます。

買ったあとに下がったらどうなる?

値動き一括12回に
分ける
3割下がって
元に戻る
240.0万円285.5万円
1年で3割
上がる
312.0万円275.9万円

※240万円を入れて1年後の金額。値段が毎月同じ幅で動くと仮定した計算です。

買ったあとに下がって戻る値動きでは、積立のほうが増えます。

半年で3割下がって元に戻ると、12回に分けた場合は285.5万円になります。

一括は、元の240.0万円に戻るだけです。

下がって戻ると積立が勝つ

下がっている間に買った分は、安い値段で多く買えています。

この例では、買値の平均が約16%下がります。

値段が戻った時に、その分が利益になります。

上がり続けると一括が勝つ

値動きで一括と積立のどっちが勝つか

1年で3割上がる値動きでは、一括が312.0万円になります。

12回に分けた場合は275.9万円です。

あとから買う分ほど、高い値段で買うことになるからです。

一括は途中の含み損が大きい

下がって戻る例では、一括は半年後に168万円まで減っています。

72万円の含み損を見ても、売らずにいられるかが分かれ目です。

ここで売ってしまうと、損が確定します。

72万円も減ったら、わたくしは眠れませんわ…。

少額から始める

1,800万円を5年で埋めるか30年かけるか

入れ方30年後
年360万円を
5年
7,073万円
月30万円を
5年
6,917万円
月5万円を
30年
4,093万円

※年5%で増え続けると仮定。年360万円は毎年1月に一括で入れた場合です。

1,800万円の枠は、早く埋めるほど30年後の金額が大きくなります。

5年で埋めると7,073万円、30年かけると4,093万円です。

同じ1,800万円でも、約3,000万円の差が出ます。

早く埋めるほど増える時間が長い

5年で埋めると、残りの25年は1,800万円がまるごと働きます。

30年かけると、最後のほうのお金はほとんど増える時間がありません。

この時間の差が、金額の差になります。

一括と毎月の差は小さい

NISAの枠を早く埋めると増える理由

同じ5年でも、年に1回の一括と毎月30万円の積立では、差は156万円です。

5年で埋めるか30年かけるかの差に比べると、ずっと小さくなります。

大事なのは、一括か積立かより、どれだけ早く入れられるかです。

無理に埋めなくていい

枠を埋めるために、生活のお金まで入れる必要はありません。

月5万円を30年続けても、1,800万円が4,093万円になります。

自分が続けられる金額を優先してください。

一括か積立かより、いつ始めるかのほうが結果に効きます。

早く始めるほど有利

一括投資のメリットとデメリット

メリットデメリット
増える時間が
長い
直後に下がると
含み損が大きい
手間が1回で
終わる
買う時期を
選べない
上がる時に
強い
気持ちの負担が
大きい

一括のいちばんの強みは、増える時間が長いことです。

弱みは、買った直後に下がると含み損が大きくなることです。

メリットは増える時間の長さ

一括は、入れた日から全部のお金が働きます。

年5%なら、240万円は1年で12万円増えます。

待っている間のお金は、増えません。

デメリットは直後の下落

一括で買った直後に3割下がると240万円は168万円

買った直後に3割下がると、240万円は168万円になります。

元に戻るまで、数年かかることもあります。

その間、売らずに持ち続ける覚悟がいります。

買う時期は当てられない

いちばん安い日に買うことは、だれにもできません。

安くなるのを待っている間に、上がってしまうこともあります。

時期を当てようとしないことが、長く続けるコツです。

積立投資のメリットとデメリット

メリットデメリット
買値が
平均される
上がる時は
一括に負ける
少額から
始められる
入れ終わるまで
時間がかかる
自動で
続けられる
枠を使い切り
にくい

積立の強みは、買値が平均されることと、少額から始められることです。

弱みは、上がり続ける時に一括より増えにくいことです。

メリットは下がった時に多く買えること

積立は、下がった月に多く買えます。

下がることが、次の利益の準備になります。

値下がりを怖がらずにすむのが、いちばんの良さです。

100円から始められる

積立投資の始め方

SBI証券の投資信託は、100円から積み立てられます。

まとまったお金がなくても、今月から始められます。

金額は、あとからいつでも変えられます。

デメリットは上がる時に置いていかれること

相場が上がり続ける時は、あとから買う分ほど高い値段になります。

1年で3割上がる例では、一括より約36万円少なくなりました。

手元にお金があるのに待たせておくと、この差が出ます。

100円からなら、とりあえず始めてみるのもアリだね。

100円から積立

一括が向いている人・積立が向いている人

一括が向いている人と積立が向いている人の早見

向き不向きは、お金の出どころと性格で決まります。

自分がどちらに近いかを、3つずつ確かめてください。

一括が向いている人

一括が向いているのは、20年使わないお金がある人です。

値下がりを見ても売らないと決められる人にも合います。

手続きを1回で終わらせたい人にも向いています。

積立が向いている人

積立が向いているのは、毎月の給料から出す人です。

投資がはじめてで、値動きに慣れていない人にも合います。

自動で続けたい人にも向いています。

迷う人は分けて入れる

どちらとも言えない人は、分けて入れる方法を選びます。

半分を一括、残りを12か月の積立にする形です。

上がっても下がっても、後悔が小さくなります。

迷ったら分けて入れる|3つの分け方

分け方中身
半分ずつ半分を一括
半分を12か月で
12回に
分ける
毎月同じ額を
1年かけて
つみたて枠を
先に
月10万円の積立
残りを成長枠で

迷った時は、分けて入れるのがいちばん続けやすい方法です。

分け方は3つあります。

半分を一括・半分を積立にする

240万円なら、120万円を一括で入れます。

残りの120万円は、月10万円ずつ12か月で入れます。

上がっても下がっても、半分は良い結果になります。

12回に分けて1年で入れる

240万円を12回に分けた時の一括との差

全部を12回に分ける方法もあります。

一括との差は、20年後で約2%でした。

気持ちの負担が小さい割に、失うものは多くありません。

つみたて投資枠から先に使う

枠で分ける方法もあります。

まずつみたて投資枠で月10万円の積立を設定します。

残りのお金を、成長投資枠で一括か分けて入れます。

2つの枠を合わせると、1年で360万円まで入れられます。

半分ずつなら、どちらに転んでも後悔しませんわね。

半分ずつでもOK

年の初めにまとめて入れると有利になる?

入れ方20年後
毎年1月に
120万円
4,166万円
毎月10万円4,075万円
差92万円

※年120万円を20年続けた場合。年5%で増え続けると仮定した計算です。

毎年の1月にまとめて入れると、毎月の積立より少し増えやすくなります。

年120万円を20年続けると、差は92万円です。

入れるお金が、平均で半年早く働くからです。

差は全体の約2%

92万円は、4,166万円の約2%です。

20年かけての差としては、大きくありません。

1月にまとまったお金がない人は、毎月の積立で十分です。

ボーナスの月に多く入れる方法もある

積立のボーナスの月の設定

SBI証券の積立には、ボーナスの月に金額を増やす設定があります。

毎月は少なめにして、年に2回多く入れる形です。

給料とボーナスの両方から出す人に合います。

年の途中から始める人は残りの月で割る

年の途中から始める人は、残りの枠を残りの月で割ります。

毎月の積立にボーナスの月の設定を足すと、残りの枠も使えます。

使わなかった枠は、翌年に持ちこせません。

毎月の積立額はいくらにする?20年後の金額

毎月の額入れた合計20年後
1万円240万円407万円
3万円720万円1,222万円
5万円1,200万円2,037万円
7万5,000円1,800万円3,056万円

※年5%で増え続けると仮定した計算です。

積立の金額は、続けられる額で決めます。

月3万円を20年続けると、入れた720万円が1,222万円になる計算です。

金額より、途中でやめないことのほうが結果に効きます。

手取りの1割から始める

はじめての人は、手取りの1割を目安にします。

手取りが25万円なら、月2万5,000円です。

慣れてきたら、少しずつ上げていきます。

ボーナスは半分を一括で入れてもいい

ボーナスをNISAに入れる時の分け方の例

ボーナスのような臨時のお金は、半分を成長投資枠で一括で入れる方法があります。

残りの半分は、預金に残します。

毎月の積立とは別に考えると、決めやすくなります。

金額はいつでも変えられる

積立の金額は、いつでも変えられます。

家計が苦しい月は、下げてもかまいません。

やめずに少額でも続けることが大事です。

毎月・毎週・毎日の積立はどれがいい?

買う頻度向いている人
毎月給料日に合わせたい人
毎週買う日を分けたい人
毎日もっと細かく
分けたい人

積立の頻度は、毎月で十分です。

毎週や毎日にしても、長い目で見た結果はほとんど変わりません。

頻度を細かくしても結果は大きく変わらない

買う日を細かく分けると、買値の平均はなだらかになります。

ただ、20年のような長い期間では、差はごくわずかです。

頻度より、金額と続ける年数のほうが結果に効きます。

クレカ積立は毎月だけ

クレカ積立の決まり(毎月だけ・月10万円まで)

三井住友カードのクレカ積立は、毎月の積立だけです。

ポイントを貯めたい人は、毎月を選びます。

毎週や毎日にしたい分は、現金での積立になります。

迷ったら給料日のあとの毎月にする

迷ったら、給料日のあとの毎月にします。

口座にお金がある日に引き落とされるので、残高不足になりません。

設定は1回で、あとは自動です。

頻度で迷うより、毎月の設定を先に済ませるほうが結果につながります。

毎月の設定でOK

一括で入れる前のチェックリスト

一括で入れる前のチェック

一括で入れる前に、4つを確かめます。

1つでも当てはまらないなら、分けて入れるほうが安全です。

生活費の半年分が預金にあるか

まず、生活費の半年分が預金に残るかを確かめます。

急な出費のたびに売ると、非課税の枠がムダになります。

残らない人は、入れる金額を減らします。

5年以内に使う予定がないか

次に、5年以内に使う予定がないかを確かめます。

家や車、学費に使うお金は、入れません。

使う時に下がっていると、損をして売ることになります。

3割下がっても売らないと言えるか

最後に、3割下がった時を想像します。

240万円なら、72万円の含み損です。

それでも売らないと言えない人は、半分ずつに分けてください。

特定口座のお金を新NISAへ移す時の考え方

やること注意点
特定口座で売る利益に税金が
かかる
NISAで買い直す一括で買う形
になる

特定口座で持っている投資信託は、そのままNISAへは移せません。

一度売って、NISAで買い直す形になります。

売ると利益に約20%の税金がかかる

特定口座で売ると、利益に約20%の税金がかかります。

100万円の利益なら、税金は約20万円です。

税金を払っても移したほうが得かは、これから持つ年数で変わります。

新しく入れるお金を先にNISAへ回す

特定口座から新NISAへ移す順番

まずは、これから入れるお金をNISAに回します。

特定口座の分は、NISAの枠が余る年に少しずつ移します。

急いで全部を売る必要はありません。

値下がりした時の過ごし方

やること理由
積立を止めない安く多く買える
口座を見る
回数を減らす
売りたい気持ちを
おさえる
生活費の預金を
確かめる
売らずに済む

値下がりした時は、何もしないのが正解になることが多くあります。

積立を止めないことが、いちばん大事です。

積立は止めずに続ける

下がっている時の積立は、安い値段で多く買えています。

ここで止めると、積立のいちばんの良さを捨てることになります。

金額を下げてでも、続けてください。

一括で入れた人は見る回数を減らす

値下がりした時に口座を見る回数を減らす工夫

一括で入れた人は、口座を見る回数を減らします。

毎日見ていると、含み損の金額に気持ちが引っぱられます。

月に1回見るくらいで十分です。

追加で入れるなら余ったお金だけ

下がった時に追加で入れるのは、余ったお金がある人だけにします。

生活費をけずって入れると、次の出費で売ることになります。

むりに買い足す必要はありません。

積立を長く続ける3つのコツ

積立を長く続ける3つのコツ

積立は、続けた人だけが結果を受け取れます。

続けるコツは3つです。

引き落としを給料日のあとにする

引き落としの日は、給料日のあとにします。

先に積立の分が出ていくので、残ったお金で暮らす形になります。

余ったら入れる、という形だと続きません。

増やす時は年に1回だけ見直す

金額を見直すのは、年に1回で十分です。

昇給やボーナスのあとに、少しだけ上げます。

値動きを見て金額を変えるのは、おすすめしません。

目的と期限を決めておく

何のために、いつまで続けるかを先に決めておきます。

老後のお金なら、60代まで売らないと決められます。

目的があると、下がった時にも続けやすくなります。

目的を決めておけば、下がってもあわてませんわ。

今月から始める

この記事の計算と調べ方

内容出どころ
NISAの枠金融庁の
公式ページ
金額の計算年5%の仮定で
自分で計算
値動きの例毎月同じ幅で
動く仮定

※金融庁のページは2026年10月7日に確認しました。

NISAの枠の数字は、金融庁の公式ページで確かめました。

金額は、年5%で増え続けるという仮定を置いて計算しています。

年5%は将来を約束する数字ではない

年5%は、計算のための数字です。

実際の成績は、買う投資信託と時期で変わります。

投資の判断は、自分の責任でしてください。

年代とお金の出どころで選ぶ

タイプ入れ方
20代・30代毎月の積立
40代・50代で
貯金がある
半分ずつ
退職金1年から2年に
分ける
相続や
ボーナス
半分ずつか
12回に分ける

年代とお金の出どころでも、合う入れ方は変わります。

若い人ほど積立、まとまったお金がある人ほど分けて入れる形が合います。

20代・30代は毎月の積立

20代と30代は、毎月の積立が中心になります。

持っているお金より、これからかせぐお金のほうが大きいからです。

金額は、収入が増えたら上げていきます。

40代・50代で貯金がある人は半分ずつ

貯金がある人は半分を一括・半分を積立

40代と50代で貯金がある人は、半分を一括で入れます。

残りの半分は、1年かけて積立で入れます。

使う予定が近いお金は、入れないでおきます。

50代の人の始め方は、50代からのNISAの記事でくわしく解説しています。

退職金は1年から2年に分ける

退職金のような大きなお金は、1年から2年に分けて入れます。

一度に入れて大きく下がると、取り戻す時間が足りなくなるからです。

生活費の数年分は、預金に残しておきます。

NISAに入れられるのは1年に360万円までなので、退職金をNISAへ入れ終わるまでの年数も確かめてください。

一括と積立でよくある失敗4つ

NISAの一括と積立でよくある失敗4つ

失敗の多くは、お金の入れすぎと途中で売ることです。

入れ方より、続け方で結果が決まります。

生活費まで入れてしまう

1つ目は、生活費まで入れてしまうことです。

急にお金が必要になると、下がっている時でも売ることになります。

生活費の半年分は、預金に残します。

下がった時に売ってしまう

2つ目は、下がった時に売ってしまうことです。

売ったあとに値段が戻っても、利益は戻りません。

下がる年があることを、先に知っておきます。

安くなるのを待ち続ける

3つ目は、安くなるのを待ち続けることです。

待っている間に上がると、高い値段で買うことになります。

時期を決められない人は、今日から積立で始めます。

枠を埋めることが目的になる

4つ目は、枠を埋めることが目的になることです。

年360万円を入れるために、無理をする必要はありません。

余ったお金で続けるのが基本です。

生活費を残して、余ったお金で続けるのが基本ですのね。

無理のない金額で

SBI証券で一括と積立をする方法

買い方使う枠設定
積立つみたて
投資枠
毎月・毎週・
毎日から選ぶ
積立成長投資枠同じ
一括成長投資枠金額を入れて
注文

SBI証券は、一括も積立も同じ画面から注文できます。

積立は、毎月・毎週・毎日から買う日を選べます。

口座の開設は無料です。

積立は投資信託を選んで金額を入れる

SBI証券で積立を設定する流れ

積立は、買いたい投資信託を選んで金額と日を入れます。

一度設定すると、あとは自動で買い続けます。

金額の変更や停止も、同じ画面からできます。

一括は成長投資枠で金額を入れて注文する

一括は、成長投資枠を選んで金額を入れて注文します。

1年の上限は240万円です。

注文の画面で、NISAの枠の残りを確かめられます。

クレカ積立ならポイントも貯まる

三井住友カードで積み立てると、Vポイントが貯まります。

クレカ積立は、月10万円までです。

年会費無料のカードは、年10万円以上使うと積立額の0.5%が貯まります。

積立をするなら、ポイントが貯まるクレカ積立が向いています。

口座開設は無料

積立でポイント

一括でも積立でも買う投資信託は同じ

投資信託中身
オルカン世界の株式
S&P500アメリカの
約500社

一括でも積立でも、買う投資信託は同じでかまいません。

人気なのは、オルカンとS&P500です。

どちらを選ぶかはオルカンとS&P500はどっちがいいかで比べています。

1本にしぼると管理が楽

買う投資信託は、1本でかまいません。

オルカンは、1本で世界の約2,400銘柄に投資できます。

本数を増やしても、中身が重なるだけになりがちです。

手数料の低いものを選ぶ

投資信託を選ぶ時に見る3つ

長く持つほど、手数料の差が効いてきます。

持っている間かかる信託報酬が、低いものを選びます。

買う時の手数料がかからないものも多くあります。

知っておきたいリスクと注意点

注意点中身
元本割れ値下がりすると
減る
枠の復活売った翌年に
買値の分だけ
計算の前提年5%は仮定

NISAで買う投資信託は、元本が保証されていません。

この記事の金額は、年5%で増え続けると仮定した計算です。

値下がりすると元本を下回る

投資信託は、値下がりすると入れた金額より少なくなります。

1年で2割から3割下がる年もあります。

長く持つことで、取り戻せる可能性が高くなります。

売ると枠が戻るのは翌年

NISAで売った時の枠の戻り方

NISAで買った物を売ると、買値の分だけ枠が戻ります。

戻るのは、翌年です。

同じ年のうちに、もう一度使うことはできません。

計算どおりに増えるとは限らない

年5%という数字は、計算のための仮定です。

実際は、もっと増える年も、減る年もあります。

余ったお金で、長く続けてください。

減る年もあるって分かってれば、あわてなくてすむね。

まずは口座から

NISAの一括と積立のよくある質問

NISAは一括と積立のどっちがいいですか?
まとまったお金があって長く持てる人は、早く入れる一括のほうが増えやすくなります。毎月の給料から出す人や、下がるのが怖い人は積立が向いています。迷う人は、半分ずつに分ける方法があります。
新NISAで一括投資はできますか?
成長投資枠ならできます。1年の上限は240万円です。つみたて投資枠は、積立だけに使えます。
一括と積立ではどのくらい差が出ますか?
年5%で増え続けると仮定すると、240万円を一括で入れた場合と12回に分けた場合の差は、1年後で5.5万円、20年後で14.0万円です。
一括で買った直後に下がったらどうなりますか?
3割下がると、240万円は168万円になります。売らずに持ち続ければ、値段が戻った時に元に戻ります。下がるのが怖い人は、分けて入れてください。
積立のほうが得になるのはどんな時ですか?
買ったあとに下がって、そのあと戻る値動きの時です。半年で3割下がって元に戻る例では、12回に分けた場合は285.5万円、一括は240.0万円でした。
1,800万円の枠は早く埋めたほうがいいですか?
年5%で増え続けると仮定すると、5年で埋めた場合の30年後は7,073万円、30年かけた場合は4,093万円です。早いほど増えやすくなりますが、生活のお金まで入れる必要はありません。
年の初めにまとめて入れると有利ですか?
少し有利になります。年120万円を20年続けた場合、毎年1月に入れると4,166万円、毎月10万円ずつだと4,075万円で、差は92万円です(年5%の仮定)。
つみたて投資枠で一括投資はできますか?
できません。つみたて投資枠は積立だけです。ボーナスの月に金額を増やす設定を使うと、年の途中からでも枠を使いやすくなります。
退職金は一括で入れてもいいですか?
1年から2年に分けて入れるのが無難です。一度に入れて大きく下がると、取り戻す時間が足りなくなることがあります。生活費の数年分は預金に残してください。
一括と積立は両方できますか?
できます。つみたて投資枠で毎月積み立てながら、成長投資枠で一括で買うこともできます。2つの枠を合わせて、1年で360万円まで入れられます。
積立はいくらから始められますか?
SBI証券の投資信託は、100円から積み立てられます。金額は、あとからいつでも変えられます。
積立の途中で一括に変えられますか?
変えられます。積立を続けたまま、成長投資枠で追加の買い付けができます。その年の枠の残りは、注文の画面で確かめられます。

まとめ|まとまったお金は早く入れる・怖い人は分ける

NISAの一括と積立まとめ。まとまったお金は早く入れる・怖い人は半分ずつか12回に分ける・給料から出す人はSBI証券で積立・三井住友カードでVポイントも貯まる

新NISAは、まとまったお金があるなら一括のほうが増えやすくなります。

下がるのが怖い人は、半分ずつか12回に分けて入れてください。

毎月の給料から出す人は、今月から積立を始めれば十分です。

どの入れ方でも、始めるのが早いほど増える時間が長くなります。

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