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SBI証券と楽天証券は、どちらも口座開設料・管理料が無料で、証券総合口座は何社でも持てます。
両方持つと、クレカ積立の枠が月10万円から最大25万円に広がり、貯まるポイントも2つの経済圏で受け取れます。
ただしNISA口座は1人につき1つの金融機関にしか作れないので、NISAをどちらに置くかを先に決める必要があります。
この記事では、両社の公式サイトで確認した条件をもとに、併用のメリット5つ、注意点、NISAをどちらに置くかの決め方を整理します。


NISAはSBI証券が本命
目次 非表示
- 結論|両方持つ価値はある。ただしNISA口座は1社だけ
- SBI証券と楽天証券の違いを10項目で比較
- メリット①:クレカ積立の枠が月25万円に広がる
- メリット②:貯まるポイントを2つの経済圏で受け取れる
- メリット③:IPOの抽選機会が2倍になる
- メリット④:手数料はどちらも0円|使い分けにコストはかからない
- メリット⑤:銀行連携とシステム障害の保険になる
- 両方持つデメリット・注意点4つ
- 併用でよくある失敗5つ
- NISAはどちらに置く?決め方の3つの基準
- NISAの金融機関を変更する手順|楽天証券とSBI証券の間で移すには
- 併用の実例|月15万円を2社で積み立てるモデルケース
- 2社を使い分けるときの管理のコツ3つ
- 口座開設の順番と手順|総合口座を2社→NISAは1社
- SBI証券と楽天証券、それぞれの強み
- 両方持つのが向いている人・1社で十分な人
- SBI証券と楽天証券の併用でよくある質問
- まとめ|NISAは1社、クレカ積立は2社が併用の正解
結論|両方持つ価値はある。ただしNISA口座は1社だけ
証券総合口座は何社でも作れますが、NISA口座は1人1つです。
だから併用の基本は「NISAは片方に集中、もう片方は特定口座でクレカ積立とポイントの受け皿」という役割分担です。
| 役割 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| NISA口座 | どちらか1社 | どちらか1社 |
| クレカ積立の枠 | 月10万円 | 月15万円 |
| ポイント | 5種類から選択 | 楽天ポイント |
| 国内株の手数料 | 0円 | 0円 |
| 銀行連携 | SBI新生銀行 | 楽天銀行 |
※SBI証券・楽天証券の公式サイト(2026年9月2日確認)をもとに作成。金利は2026年8月3日時点の公式表記。
証券総合口座は何社でも作れる・維持費は0円
SBI証券も楽天証券も、口座開設料と口座管理料は無料です。
使わない月があっても費用はかからないので、2つ持つことによる固定費はありません。
入会特典も両方で受け取れるので、片方だけに絞る金銭的な理由はないのが実際のところです。
NISA口座は1人1金融機関(年単位で変更できる)
楽天証券の公式は「同じ年に開設できるNISA口座はお一人様につき1つの金融機関(1口座)限り」と案内しています。
両社にNISA口座を申し込むと、後から申し込んだほうが開設不可になります。
金融機関は年単位で変更できますが、その年に一度でもNISAで買付をすると翌年まで変更できません。
NISAをどちらに置くかは、記事の後半で決め方を整理します。
主役(NISA)と脇役(特定口座)を分けるのが併用の型
併用でよくある失敗は、両方に中途半端に積み立てて管理がばらばらになることです。
NISAの積立は1社に集め、もう1社はクレカ積立の枠を増やす用の特定口座と決めると、迷いがなくなります。
この型なら、ポイントは2つの経済圏で貯まり、非課税枠は1社で管理できます。
口座を2つ持っても信用情報や審査には影響しない
証券口座の開設は借入ではないので、クレジットカードやローンの審査で使われる信用情報には記録されません。
口座を何社持っていても、カードの審査や住宅ローンに不利になることはありません。
維持費も0円なので、使わない口座が残っても実害はありません。
管理を減らしたいときは、使わないほうを解約すれば済みます。
解約は各社のサイトから手続きでき、費用はかかりません。

SBI証券と楽天証券の違いを10項目で比較
役割分担を決める前に、両社の違いを主な10項目で並べます。
手数料と投資信託の本数はほぼ横並びで、差が出るのはポイント・カード・銀行・IPOの4つです。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 国内株の手数料 | 0円 | 0円 |
| 投資信託 | 2,600本超 | 2,600本前後 |
| クレカ積立 | 三井住友 0.5〜6% | 楽天カード 0.5〜2% |
| ポイント | 5種類 | 楽天ポイント |
| 投信の保有pt | 年率0.1% | 対象ファンド 0.017〜0.053% |
| 外国株 | 9か国 | 米国・中国 アセアン |
| IPO | 関与率96.3% | 平等抽選 |
| 銀行連携 | SBI新生 住信SBI | 楽天銀行 年0.48% |
| 単元未満株 | S株 0円 | かぶミニ 0円 |
| 口座数 | 1,600万 | NISA口座数1位 |
※両社の公式サイト(2026年9月2日確認)。楽天証券のNISA口座数1位は日本証券業協会の資料等から楽天証券が算出(2025年12月末時点)。
手数料と投資信託の本数はほぼ同じ
国内株の売買手数料はどちらも条件を満たせば0円で、投資信託の取扱本数もどちらも2,600本前後です。
オルカンやS&P500の主要なインデックスファンドはどちらでも買えます。
投資の中身で差はつかないので、選ぶ基準は投資の外側にあります。
差が出るのはポイント・カード・銀行・IPO
貯まるポイントの種類、クレカ積立に使えるカード、連携する銀行、IPOの仕組みが両社で違います。
この4つが生活のどちら側に寄っているかで、NISAを置く会社が決まります。
両方持てば4つとも取れるのが併用の考え方です。
投信の保有ポイントはSBI証券が広く、楽天証券は対象ファンド限定
SBI証券の投信マイレージは対象の投資信託全般に年率0.1%(1,000万円未満)が付きます。
楽天証券の投信残高ポイントプログラムは楽天・プラスシリーズなど対象ファンド限定で、年率は0.017〜0.053%です。
長く持つほどSBI証券の保有ポイントが効いてくるので、NISAの長期積立はSBI証券に置く根拠のひとつになります。

メリット①:クレカ積立の枠が月25万円に広がる

クレカ積立の上限は1社あたり月10万円です。
SBI証券は三井住友カードで10万円、楽天証券は楽天カードで10万円に加えて楽天ペイ残高で5万円まで積み立てられるので、両方持つと合計25万円分にポイントが付きます。
楽天証券はカードと電子マネーの2本立てなので、楽天証券だけでも15万円分の枠があります。
| 決済方法 | 上限 | 付与率 |
|---|---|---|
| 三井住友カード (SBI証券) | 月10万円 | 0.5〜6% (カードで決まる) |
| 楽天カード (楽天証券) | 月10万円 | 0.5〜2% (カードで決まる) |
| 楽天ペイ残高 (楽天証券) | 月5万円 | 0.5% |
| 合計 | 月25万円 | — |
※三井住友カードとSBI証券、楽天証券の公式ページ(2026年9月2日確認)。年会費無料のカードはどちらも0.5%。
SBI証券は三井住友カードで月10万円(一般0.5%〜Infinite 6%)
SBI証券のクレカ積立は三井住友カードが発行するカードで、付与率はカードの種類で決まります。
年会費無料の三井住友カード(NL)で0.5%、ゴールド(NL)で1.0%、Oliveフレキシブルペイなら2.5〜6%です。
ゴールド(NL)の1.0%には年間100万円以上のカード利用という条件が付きます。
あわせて読みたい:SBI証券を三井住友カード経由で開設するデメリット
楽天証券は楽天カード10万円+楽天ペイ残高5万円
楽天証券のクレカ積立は楽天カードで月10万円まで、付与率は通常カード0.5%、ゴールド0.75%、プレミアム1%、ブラック2%です。
楽天証券の公式は、楽天ゴールドカードの0.75%が「年間カード利用額の条件なし」である点をSBI証券との比較表で強調しています。
さらに楽天ペイ残高(電子マネー)からの積立が月5万円まで別枠で使え、利用額の0.5%がポイントで戻ります。
楽天カードから楽天ペイ残高にチャージすればチャージ分にもポイントが付くので、楽天証券だけで月15万円分の還元枠になります。
NISAのつみたて投資枠は月10万円まで|残りは特定口座へ
NISAのつみたて投資枠は年120万円、月にすると10万円が上限です。
つまりクレカ積立10万円をNISAで使い切ると、もう1社の10万円は特定口座での積立になります。
特定口座でもクレカ積立のポイントは同じ率で付くので、非課税ではないがポイントは取れる枠として使う形です。

メリット②:貯まるポイントを2つの経済圏で受け取れる

SBI証券と楽天証券では、貯まるポイントの種類が違います。
SBI証券は5種類から選べ、楽天証券は楽天ポイントなので、買い物の経済圏に合わせて2つの受け皿を持てます。
SBI証券はVポイント・Ponta・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントから選べる
SBI証券のポイントサービスは、メインポイントを5種類から1つ選ぶ仕組みです。
投資信託の保有で毎月付く投信マイレージ(年率0.1%)や、取引に応じたポイントが選んだポイントで貯まります。
ポイントはいつでも変更でき、手続き後すぐに反映されます。
楽天証券は楽天ポイント|楽天・プラスシリーズなら残高ポイントも
楽天証券で貯まるのは楽天ポイントで、クレカ積立と楽天ペイ残高積立の還元が中心です。
加えて、楽天・プラス・オールカントリー(年率0.017%)や楽天・プラス・S&P500(年率0.028%)などの対象ファンドを持つと、残高に応じて毎月ポイントが付きます。
楽天市場のSPUも投信の条件を満たすと倍率が上がるので、楽天市場で買い物をする人には楽天証券のポイントが効きます。
あわせて読みたい:楽天経済圏のSPUと楽天証券の条件
買い物の経済圏に合わせて役割を分ける
コンビニや飲食店で三井住友カードを使う人はSBI証券でVポイント、楽天市場で買い物をする人は楽天証券で楽天ポイントが自然な組み合わせです。
両方持てば、どちらの経済圏の特典も取りこぼしません。
ポイントの受け皿を2つに分けることが、併用のいちばん分かりやすい得です。
貯めたポイントで投資信託を買えるのはどちらも同じ
貯まったポイントを投資に回せる点は両社とも同じです。
SBI証券はVポイントを国内株式の現物取引や投資信託の買付に使え、楽天証券は楽天ポイントを投信積立の積立額に充てられます。
ポイントを現金代わりに積立へ回すと、2社で貯めたポイントがそのまま次の投資になります。
期間限定ポイントの扱いは会社ごとに違うので、使えるポイントの種類は設定画面で確認してください。

メリット③:IPOの抽選機会が2倍になる

新規上場株(IPO)は証券会社ごとに抽選が行われるので、口座が2つあれば申し込める機会も2倍です。
SBI証券はIPOの関与率96.3%で取扱数が多く、楽天証券は取引実績や預かり資産に関係ない平等抽選です。
SBI証券はIPOの取扱いが多く、外れてもポイントが貯まる
SBI証券の2026年3月通期のIPO関与率は96.3%で、新規上場企業52社を取り扱いました。
外れるたびに貯まるIPOチャレンジポイントを使うと、次回以降の当選確率を上げられます。
IPOを狙う人にとってSBI証券は外せない1社です。
楽天証券は「平等抽選」で初心者でも当たる可能性が同じ
楽天証券のIPOは、取引実績や預かり資産にかかわらず当選確率が平等と公式が明記しています。
資金が少ない人でも大口の投資家と同じ条件で抽選に参加できます。
SBI証券で申し込みつつ楽天証券でも申し込むのが、当選機会を増やす基本形です。

メリット④:手数料はどちらも0円|使い分けにコストはかからない
2社を使い分けるときに気になるのが手数料ですが、国内株式の売買手数料はどちらも0円にできます。
SBI証券はゼロ革命、楽天証券はゼロコースで、条件を満たせば約定金額にかかわらず0円です。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 国内株の手数料 | 0円(ゼロ革命) | 0円(ゼロコース) |
| 条件 | 電子交付を選ぶ | SORの利用に同意 |
| 単元未満株 | S株も0円 | かぶミニも0円 (リアルタイムはスプレッド0.22%) |
| 米国株(NISA枠) | 売買手数料0円 | 売買手数料0円 |
※SBI証券「ゼロ革命」・楽天証券「手数料」ページ(2026年9月2日確認)。
SBI証券はゼロ革命(電子交付で0円)
SBI証券のゼロ革命は、インターネットコースで各種報告書を電子交付にすると国内株式の売買手数料が0円になる制度です。
NISA枠での米国株式・海外ETFの売買手数料と、米ドル/円のリアルタイム為替手数料も0円です。
S株(単元未満株)も対象なので、少額の分散投資でも手数料がかかりません。
楽天証券はゼロコース(SORの利用に同意で0円)
楽天証券のゼロコースは、SOR(Rクロスを含む注文の自動振り分け)の利用に同意すると国内株式の取引手数料が0円になるコースです。
かぶミニ(単元未満株)も取引手数料は無料ですが、リアルタイム取引にはスプレッド0.22%がかかります。
NISA口座では日本株も米国株も取引手数料が無料です。
手数料で差がつかないので、ポイントと使い勝手で分ければいい
手数料が同じ0円なら、2社の違いはポイント・銀行連携・取扱商品に絞られます。
手数料を理由にどちらかへ寄せる必要はないので、ポイントの経済圏と使い勝手で役割を決めれば十分です。
たとえば同じオルカンを両社で買う場合も、買付手数料はどちらも0円で、信託報酬は同じ商品なら同じです。

メリット⑤:銀行連携とシステム障害の保険になる

証券会社は銀行との連携で使い勝手が大きく変わります。
楽天証券は楽天銀行、SBI証券はSBI新生銀行と住信SBIネット銀行が組み合わせの相手で、両方持てば両方の特典が使えます。
楽天証券×楽天銀行|マネーブリッジで普通預金が年0.48%
楽天証券と楽天銀行を連携するマネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金に優遇金利が付きます。
公式の表記では、普通預金残高1,000万円以下の分が年0.48%(2026年8月3日時点)です。
自動入出金(スイープ)も無料で、買付のたびに入金する手間がありません。
あわせて読みたい:ネット銀行の金利ランキング
SBI証券×SBI新生銀行|口座開設特典と自動入出金
SBI証券はSBI新生銀行や住信SBIネット銀行と連携でき、SBI新生銀行では口座開設と入金の条件で特典が用意されています。
SBIハイパー預金を使うとSBI証券との間で自動入出金ができます。
特典の金額と期限は時期で変わるので、申し込む前に当サイトのSBIセット記事で現行値を確認してください。
あわせて読みたい:SBI証券・三井住友カード・SBI新生銀行の3点セットの特典
片方が止まっても売買できる
ネット証券は、相場が大きく動く日にアクセスが集中してログインしにくくなることがあります。
2社に口座があれば、片方が使えないときにもう片方で注文できます。
資産を分けて持つこと自体が、システム障害への保険になります。

両方持つデメリット・注意点4つ

併用に大きな欠点はありませんが、知らないと損をする点が4つあります。
とくにNISA口座の重複申込と損益通算が自動ではないことは、始める前に押さえておいてください。
| 注意点 | 対処 |
|---|---|
| NISAの重複申込 | 1社に決めて申し込む |
| 損益通算が自動でない | 特定口座+確定申告 |
| 資産が2社に分散 | 家計簿アプリで一括 |
| IDが2倍になる | 管理アプリで保管 |
①NISA口座を両方に申し込むと、後のほうが開設できない
NISA口座は1人1金融機関なので、両社に申し込むと税務署の確認で後から申し込んだ側が不可になります。
楽天証券の公式にも「他社でNISA口座を保有されている場合は当社でNISA口座の開設はできません」と書かれています。
総合口座だけ先に2社で開き、NISA口座は決めた1社にだけ申し込むのが正しい順番です。
②損益通算は自動ではない|特定口座(源泉徴収あり)で確定申告
同じ証券会社の中なら利益と損失は自動で相殺されますが、2社にまたがる損益は自動では通算されません。
両方を特定口座(源泉徴収あり)にしておけば、通算したい年だけ確定申告をすればよく、申告しなくても税務上の問題はありません。
NISA口座の損益はそもそも通算の対象外なので、NISA中心で使う人にはほとんど関係がありません。
③資産の全体像が見づらくなる|家計簿アプリで一括表示
2社に資産が分かれると、合計額や資産配分が見づらくなります。
マネーフォワードMEなどの家計簿アプリに両社を連携すれば、1画面で合計と内訳を確認できます。
NISAは1社、特定口座は1社と役割を分けておくと、アプリを使わなくても把握しやすくなります。
あわせて読みたい:マネーフォワードMEの無料と有料の違い
④入会特典は両方もらえる|条件と期限は個別に確認
2社を開設するなら、それぞれの入会特典をどちらも受け取れます。
特典はエントリーや入金・積立の条件が付くことが多く、期限も個別です。
申し込む前にキャンペーンページを開いて現行の条件を確認することが、取りこぼさないコツです。

併用でよくある失敗5つ
両方持つ人が実際につまずきやすい点を5つにまとめました。
どれも事前に知っていれば避けられるもので、いちばん多いのはNISAの申込先の重複です。
失敗①:両方にNISA口座を申し込んで開設が止まる
総合口座の申込画面で「NISA口座も申し込む」に両方でチェックを入れると、税務署の確認で後から申し込んだ側が不可になります。
開設できなかった側は総合口座だけが残り、NISAは先に受理された会社に作られます。
意図した会社と逆になることがあるので、NISAは1社にだけチェックを入れてください。
失敗②:NISAで年内に買付してから金融機関を変えようとする
NISAの金融機関はその年に一度でも買付をすると、翌年まで変更できません。
変更したい場合は、その年のNISA買付を止めてから手続きします。
積立設定を止め忘れて翌年送りになるのがよくある形です。
失敗③:クレカ積立をNISAではなく特定口座に設定してしまう
クレカ積立の設定画面では、預り区分をNISAか特定口座か選びます。
NISAで積み立てるつもりが特定口座になっていると、非課税枠を使わずに課税口座で積み立ててしまいます。
初回の設定後に積立設定一覧で預り区分を確認してください。
失敗④:楽天ペイ残高積立のチャージ元を楽天カード以外にする
楽天ペイ残高積立は積立額の0.5%が付きますが、チャージ分のポイントは楽天カードからチャージしたときだけです。
楽天銀行やラクマの売上金からチャージすると、チャージ分のポイントは付きません。
チャージ元は楽天カードにしておくと取りこぼしがありません。
失敗⑤:2社の積立設定日をそろえず、資金が足りなくなる
2社で積み立てると、カードの引き落とし日と銀行の残高確認が2回分になります。
引き落とし口座を1つにまとめている人は、月の後半に残高が足りなくなることがあります。
カードの引き落とし日を控えておくか、楽天銀行とSBI新生銀行に分けて資金を置くと安心です。

NISAはどちらに置く?決め方の3つの基準

併用の設計で唯一悩むのが、NISA口座をどちらに置くかです。
買い物の経済圏、使いたいカード、IPOや外国株の3つで決めれば、ほとんどの人は答えが出ます。
| 基準 | SBI証券にNISA | 楽天証券にNISA |
|---|---|---|
| 買い物の経済圏 | Vポイント Ponta・d | 楽天ポイント (SPU) |
| クレカ積立 | 三井住友カード | 楽天カード |
| ゴールドの条件 | 年100万利用 で1% | 条件なしで 0.75% |
| IPO・外国株 | 取扱いが多い | 平等抽選 |
| 銀行連携 | SBI新生 住信SBI | 楽天銀行 年0.48% |
基準①:楽天市場で買い物をする人は楽天証券にNISA
楽天市場をよく使う人は、NISAの積立を楽天証券に置くとSPUの条件を満たしやすくなります。
楽天カードのゴールドは0.75%に利用額の条件がないので、カード利用が少ない人でも付与率を落としません。
楽天ポイントで投資信託を買うこともできるので、経済圏の中で完結します。
基準②:ポイントを選びたい・IPO・外国株ならSBI証券にNISA
貯めるポイントを選びたい人、IPOを狙う人、外国株を9か国で取引したい人はSBI証券が向いています。
投資信託の取扱いは2,600本超で、NISA枠での米国株の売買手数料も0円です。
コンビニや飲食店で三井住友カードを使う人は、Vポイントが日常と投資の両方で貯まります。
基準③:迷ったら「NISAはSBI証券、楽天証券は楽天ペイ残高で積立」
どちらとも決めきれない人は、NISAをSBI証券に置き、楽天証券は楽天ペイ残高積立の特定口座として使う形が扱いやすい組み合わせです。
楽天ペイ残高積立は月5万円まで0.5%で、楽天カードからチャージすればチャージ分のポイントも付きます。
NISAの非課税枠は総合力のあるSBI証券、ポイント取りは楽天証券という分担です。

NISAは総合力で選ぶ

- 楽天証券:NISA口座開設で毎月2万円分の無料特典
- 楽天カード:楽天カード×楽天ペイで最大2.5%還元。新規発行+条件達成で5000pt
- 楽天銀行:楽天モバイルとセットで最大金利0.74%
- 楽天モバイル:実質1年無料+10を超える特典付き
マネー本がタダ
NISAの金融機関を変更する手順|楽天証券とSBI証券の間で移すには
すでにどちらかにNISA口座がある人が、もう片方へ移したいときの手順です。
変更は年単位で、保有している商品は元の口座に残ったまま非課税で持ち続けられます。
- 今のNISA口座の会社で「金融機関変更」を申請し、勘定廃止通知書(または非課税口座廃止通知書)を受け取る
- 新しい会社の総合口座を開き、NISA口座の申込で通知書を提出する
- 税務署の確認が終わると、翌年(または申込年)から新しい会社でNISAの買付ができる
その年にNISAで買付していると変更は翌年から
変更の申請はいつでもできますが、その年に一度でもNISAで買付をしていると、切り替わるのは翌年です。
9月以降に申請した場合も翌年分の切り替えになります。
年内に切り替えたいなら、その年のNISA買付をしていないことが条件です。
保有している商品は移せないが、非課税のまま持てる
NISAで買った商品を別の会社のNISA口座へ移すことはできません。
ただし元の口座に残した商品はそのまま非課税で保有でき、売却もできます。
新しい買付だけが新しい会社で行われる形になるので、無理に売る必要はありません。
変更するより「もう片方は特定口座」のほうが簡単な人も多い
金融機関の変更は手続きに時間がかかるうえ、年に1回しかできません。
今の会社にNISAを置いたまま、もう片方を特定口座のクレカ積立に使う形なら手続きは不要です。
変更が必要なのは、ポイントの経済圏を本気で変えたい人だけです。

併用の実例|月15万円を2社で積み立てるモデルケース
具体的に、月15万円を積み立てる人の例で役割分担を組みます。
NISAのつみたて投資枠10万円はSBI証券、残り5万円は楽天証券の特定口座で楽天ペイ残高積立という形です。
| 積立先 | 金額 | 決済 | 年間ポイント |
|---|---|---|---|
| SBI証券 NISA | 月10万円 | 三井住友カード(NL)0.5% | 6,000pt |
| 楽天証券 特定口座 | 月5万円 | 楽天ペイ残高 0.5% | 3,000pt |
| 合計 | 月15万円 | — | 9,000pt |
※年会費無料のカードで計算。ゴールドカード以上ならさらに増える。楽天ペイ残高へのチャージ分のポイントは含めていない。
NISAはSBI証券で三井住友カード積立(年6,000ポイント)
三井住友カード(NL)でNISAのつみたて投資枠を月10万円積み立てると、年120万円の0.5%で6,000ポイントです。
ゴールド(NL)なら1.0%で12,000ポイントになります。
非課税枠はここで使い切る設計です。
つみたて投資枠を毎月使い切る形なので、年の途中で枠が余る心配もありません。
楽天証券は特定口座で楽天ペイ残高積立(年3,000ポイント)
楽天証券では楽天ペイ残高から月5万円を特定口座で積み立て、年60万円の0.5%で3,000ポイントです。
楽天カードから楽天ペイ残高にチャージすれば、チャージ分にもポイントが付きます。
NISA枠を超えた分をポイント付きで積み立てるのが、この口座の役割です。
積立額が月20万円以上なら楽天カード積立も足す
月20万円以上積み立てる人は、楽天証券の特定口座に楽天カード積立(月10万円まで)も足すと、25万円分すべてにポイントが付きます。
楽天ゴールドカードなら0.75%で、年間の上乗せは9,000ポイントです。
枠の合計は月25万円で、1社だけの2.5倍です。
月30万円以上なら25万円の枠を全部使う
積立額が月30万円の人は、SBI証券のNISAで10万円、楽天証券の特定口座で楽天カード10万円と楽天ペイ残高5万円、残り5万円を銀行引き落としで積み立てる形になります。
年会費無料のカードでも、25万円×0.5%で月1,250ポイント、年15,000ポイントです。
ゴールドカードをそろえれば年2万ポイントを超えるので、積立額が大きい人ほど併用の効果が出ます。
| 積立先 | 金額 | 決済 | 年間ポイント |
|---|---|---|---|
| SBI証券 NISA | 月10万円 | 三井住友カード(NL)0.5% | 6,000pt |
| 楽天証券 特定口座 | 月10万円 | 楽天カード 0.5% | 6,000pt |
| 楽天証券 特定口座 | 月5万円 | 楽天ペイ残高 0.5% | 3,000pt |
| どちらか | 月5万円 | 銀行引き落とし | 0pt |
- NISA口座は1社(迷ったらSBI証券)
- もう1社は特定口座でクレカ積立の枠を増やす
- 楽天証券は楽天カード10万円+楽天ペイ残高5万円
- 積立額が月10万円以内なら1社で十分

2社を使い分けるときの管理のコツ3つ
口座が2つになると、確認する画面も2つになります。
月1回の確認と積立設定一覧のチェックを習慣にすれば、管理の手間はほとんど増えません。
コツ①:各社の公式アプリを入れて、月1回だけ残高を見る
SBI証券と楽天証券はどちらもスマホアプリで残高と積立状況を確認できます。
毎日見る必要はなく、カードの引き落とし後に月1回見れば十分です。
見る日を決めておくと、2社に分かれていても把握が乱れません。
アプリの通知をオンにしておくと、約定や入金の連絡も見逃しません。
コツ②:積立設定一覧で「預り区分」と「決済方法」を確認する
2社で積立を設定したら、それぞれの積立設定一覧で預り区分(NISA・特定)と決済方法(カード・楽天ペイ残高・現金)を確認します。
ここがNISAに置いたつもりが特定口座になっている失敗の見つけ場所です。
初月と、カードを変えたときの2回だけ確認すれば足ります。
コツ③:入会特典の条件はメモしておく
入会特典には、入金額や積立の継続月数など期限つきの条件が付くことがあります。
条件と期限をメモしておけば、2社分でも取りこぼしません。
特典が付くまで積立設定を変えないのも大事な点です。
特典の付与時期は申込月の翌々月以降になることが多く、付与されたかどうかはポイントの履歴画面で確認できます。
2社分の特典をまとめて受け取れば、初年度のクレカ積立のポイントに匹敵する金額になることもあります。

口座開設の順番と手順|総合口座を2社→NISAは1社

開設の順番を間違えると、NISA口座の申込で止まります。
総合口座を2社で先に開き、NISA口座は決めた1社にだけ申し込むのが正しい順番です。
- SBI証券と楽天証券の総合口座をスマホで申し込む(本人確認書類はどちらもマイナンバーカードでOK)
- NISA口座は決めた1社の申込画面で同時に申し込む(もう1社では申し込まない)
- それぞれの口座でクレカ積立(三井住友カード/楽天カード・楽天ペイ残高)を設定する
STEP1 総合口座を2社で申し込む
どちらもスマホで申し込め、本人確認はマイナンバーカードの撮影で完了します。
SBI証券はネットで口座開設を選ぶと最短翌営業日から取引できます。
報告書は電子交付を選ぶと、ゼロ革命の条件を満たします。
STEP2 NISA口座は決めた1社だけに申し込む
NISA口座は総合口座の申込と同時に申し込めますが、1社にだけチェックを入れます。
税務署の確認に1〜2週間かかるので、その間にもう1社へ申し込まないでください。
他社にNISA口座がある人は、先に金融機関変更の手続きが必要です。
STEP3 クレカ積立を2社で設定する
SBI証券では三井住友カード、楽天証券では楽天カードと楽天ペイ残高を登録します。
楽天証券は楽天カード決済と楽天ペイ残高決済を併用できます。
設定の締切は各社で違うので、初月は余裕をもって登録してください。

楽天ペイ残高積立は月5万円
SBI証券と楽天証券、それぞれの強み

役割を分けるために、両社の強みを整理しておきます。
総合力のSBI証券、経済圏の楽天証券という分かれ方です。
SBI証券の強み|ゼロ革命・投信2,600本超・外国株9か国・IPO

SBI証券は投資信託2,600本超、外国株9か国、IPO関与率96.3%と、取扱いの広さが強みです。
SBIグループの証券口座数は国内初の1,600万口座に達しています。
ポイントを5種類から選べるので、楽天以外の経済圏の人の受け皿になります。
楽天証券の強み|楽天ポイント・楽天銀行の金利・日経テレコン

楽天証券は楽天ポイントで投資ができ、楽天銀行との連携で普通預金の優遇金利(年0.48%)が付きます。
口座を持つだけで日経テレコン(楽天証券版)で日経新聞の記事が読めるのも、他社にない特典です。
楽天市場で買い物をする人にとっては、SPUの条件を満たす入口にもなります。
あわせて読みたい:楽天経済圏とSBI経済圏はどっちが最強か

両方持つのが向いている人・1社で十分な人

最後に、併用が向く人と1社で十分な人を分けます。
積立額とポイントの経済圏で決まり、月10万円以下で1つの経済圏の人は1社で足ります。
両方持つのが向いている人
クレカ積立が月10万円を超える人は、2社目の枠がそのまま得になります。
- 月10万円を超えて積み立てる人(2社目でポイント枠が増える)
- 楽天市場とコンビニ・飲食店の両方でポイントを貯めたい人
- IPOの抽選機会を増やしたい人
- 楽天銀行の優遇金利とSBI新生銀行の特典を両方使いたい人
1社で十分な人
積立が月10万円以内で、ポイントの経済圏が1つなら口座は1つで足ります。
- 積立額が月10万円以内でNISAの枠に収まる人
- ポイントを1つの経済圏に集めたい人
- 口座やIDの管理をできるだけ減らしたい人

SBI証券と楽天証券の併用でよくある質問
両方持つときに検索の多い質問に答えます。
- SBI証券と楽天証券の両方でNISAはできますか?
- できません。NISA口座は1人1金融機関です。総合口座は両方持てますが、NISAはどちらか1社に決めて申し込みます。
- NISAの金融機関は後から変えられますか?
- 変えられます。年単位で変更できますが、その年にNISAで一度でも買付をすると翌年まで変更できません。
- 両方でクレカ積立をすると月いくらまでポイントが付きますか?
- SBI証券の三井住友カード10万円、楽天証券の楽天カード10万円と楽天ペイ残高5万円で、合計25万円分です。
- 2社の損益は自動で通算されますか?
- されません。両方を特定口座(源泉徴収あり)にして、通算したい年に確定申告をします。NISAの損益は通算の対象外です。
- 口座を2つ持つと費用はかかりますか?
- かかりません。どちらも口座開設料・管理料は無料です。
- 同じ投資信託を両方で買えますか?
- 買えます。オルカンやS&P500の主要な投資信託はどちらでも買え、手数料もかかりません。
- 入会特典は両方もらえますか?
- もらえます。ただし条件と期限は個別なので、申し込む前に各社のキャンペーンページで現行の条件を確認してください。
- 楽天ペイ残高積立と楽天カード積立は併用できますか?
- できます。楽天カードで月10万円、楽天ペイ残高で月5万円まで、合計15万円分にポイントが付きます。
- IPOは両方で申し込めますか?
- 申し込めます。証券会社ごとに抽選が行われるので、2社なら抽選の機会が2倍になります。
- 迷ったらNISAはどちらに置けばいいですか?
- 楽天市場で買い物をする人は楽天証券、ポイントを選びたい人やIPO・外国株をする人はSBI証券が向いています。決めきれなければNISAはSBI証券、楽天証券は楽天ペイ残高積立の特定口座という分担が扱いやすい形です。
- クレカ積立は特定口座でもポイントが付きますか?
- 付きます。NISAでも特定口座でも付与率は同じで、月10万円(楽天ペイ残高は5万円)まで対象です。
- 両方の口座を同じ日に申し込んでも大丈夫ですか?
- 大丈夫です。総合口座は何社でも同時に申し込めます。NISA口座だけ1社にしてください。
- 楽天証券のゼロコースはどうやって設定しますか?
- 手数料コースの設定画面でゼロコースを選び、SOR(Rクロスを含む)の利用に同意すると0円になります。
- SBI証券のゼロ革命の条件は何ですか?
- インターネットコースで各種報告書を電子交付にすることです。条件を満たすと国内株の売買手数料が約定金額にかかわらず0円になります。
まとめ|NISAは1社、クレカ積立は2社が併用の正解
SBI証券と楽天証券は両方持つ価値があり、費用はかかりません。
クレカ積立の枠が月25万円に広がり、ポイントを2つの経済圏で受け取れ、IPOの抽選機会も2倍になります。
ただしNISA口座は1人1金融機関なので、買い物の経済圏と使いたいカードでNISAを置く1社を決め、もう1社は特定口座でポイントの受け皿にします。
総合口座を2社で開いてから、NISAは1社にだけ申し込む、という順番を守ってください。
積立額が月10万円以内で経済圏が1つの人は、1社で十分です。
月10万円を超えるか、楽天市場とコンビニの両方でポイントを貯めたくなったときが、2社目を作るタイミングです。


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