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SBI証券を三井住友カード経由で開設すると、口座は「三井住友カード仲介口座」という扱いになります。
仲介口座は、貯まるポイントがVポイントに固定され、他のポイントに変えられません。
いっぽう、三井住友カードのクレカ積立はSBI証券に直接開設した通常口座でも同じ付与率で使えるので、迷っているならまず直接開設し、必要になってから仲介口座へ変更するのが損のない順番です。
この記事では、SBI証券と三井住友カードの公式ページで確認した条件だけをもとに、仲介口座のデメリット5つと、通常口座で始める手順を解説します。


直接開設でも積立は同じ
目次 非表示
- 三井住友カード経由のSBI証券口座とは|「仲介口座」の仕組み
- デメリット①:貯まるポイントがVポイントに固定される
- デメリット②:三井住友カードへの情報提供とVポイント認証が前提になる
- デメリット③:目玉特典「手数料マイレージ3.00%」はゼロ革命だと意味がない
- デメリット④:Vポイントアップ「+最大1%」はNISAの投信200万円が条件
- デメリット⑤:他の仲介口座へ直接乗り換えられない
- クレカ積立は通常口座でも同じ条件|付与率はカードで決まる
- 仲介口座のクレカ積立で使えるカード・使えないカード
- 結論|通常口座で始めて、必要になったら仲介口座へ変える
- それでも仲介口座を選ぶ人のメリット3つ
- SBI証券Vポイントサービスで貯まるポイント一覧|仲介口座だけの上乗せはどこか
- 通常口座が向いている人・仲介口座が向いている人
- SBI証券に直接口座開設する3ステップ|スマホで完結・0円
- SBI証券×三井住友カードの組み合わせが強い理由
- 三井住友カード経由のSBI証券口座でよくある質問
- まとめ|迷ったらSBI証券に直接開設、仲介口座は条件がそろってから
三井住友カード経由のSBI証券口座とは|「仲介口座」の仕組み

三井住友カードのサイトからSBI証券の口座を申し込むと、三井住友カードが「口座開設申込みの受付」だけを行う仕組みになっています。
これが金融商品仲介口座で、口座そのものの管理や取引はすべてSBI証券が行います。
取引できる商品や手数料は通常口座と同じですが、ポイントの扱いと一部の特典だけが違います。
仲介口座は「申込みの窓口が三井住友カード」というだけの口座
三井住友カード公式の説明では、仲介口座は「SBI証券の委託を受けて、三井住友カードがSBI証券の口座開設申込みの受付を行った口座」と定義されています。
ログイン後のSBI証券の画面には、SBI証券のロゴの横に三井住友カードのロゴが表示され、スマホサイトでは上部に「三井住友カード仲介口座」と出ます。
取引の中身はSBI証券のものなので、買える商品や売買手数料は通常口座とまったく同じです。
違うのは、ポイントの種類・仲介口座だけの特典・三井住友カードとの情報のやりとり、の3点です。
通常口座との違いを一覧で比較
公式ページで確認できる範囲で、通常口座と仲介口座の違いを表にまとめました。
クレカ積立の付与率や売買手数料に差はないことが分かります。
| 項目 | 通常口座 (直接開設) | 三井住友カード 仲介口座 |
|---|---|---|
| 申込みの窓口 | SBI証券 | 三井住友カード |
| 貯まるポイント | 5種類から選べる | Vポイント固定 |
| クレカ積立の付与率 | 同じ | 同じ |
| 売買手数料 | 同じ(ゼロ革命) | 同じ(ゼロ革命) |
| 手数料マイレージ | 1.10% | 3.00% (ゼロ革命なら対象外) |
| Vポイントアップ | 対象外 | NISA投信200万で +0.5〜1% |
| 口座の変更 | 仲介口座へ変更可 | 通常口座へ変更可 |
※SBI証券ヘルプ「Vポイント」、三井住友カード「三井住友カード仲介口座への変更」「SBI証券Vポイントサービス」(2026年9月2日確認)をもとに作成。
口座は1人1つ|どちらかを選ぶ形になる
SBI証券の証券総合口座は1人1つなので、通常口座と仲介口座を両方持つことはできません。
ただし、あとから変更できるので、最初の選択で一生決まるわけではありません。
通常口座から仲介口座へも、仲介口座から通常口座へも変更できます(手順は後述)。

デメリット①:貯まるポイントがVポイントに固定される

いちばん大きなデメリットは、ポイントの種類を選べないことです。
SBI証券のヘルプには「三井住友カード経由、三井住友銀行経由で口座開設されたお客さまは、Vポイントサービス以外のポイントサービスをメインポイントとして選択することはできません」と明記されています。
通常口座なら、投資信託の保有や取引で貯まるポイントを自分の生活圏に合わせて選べます。
通常口座は5種類のポイントから選べる
通常口座で選べるメインポイントは、Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントの5種類です。
投資信託の保有残高に応じて毎月付く投信マイレージなどが、選んだポイントで貯まります。
ポイントはいつでも変更でき、手続き後すぐに反映されると公式ヘルプに書かれています。
| ポイント | 通常口座 | 仲介口座 |
|---|---|---|
| Vポイント | ○ | ○ |
| Pontaポイント | ○ | × |
| dポイント | ○ | × |
| JALのマイル | ○ | × |
| PayPayポイント | ○ | × |
仲介口座は「Vポイント以外を選べない」と公式が明記
仲介口座では、メインポイントの変更画面でVポイント以外を選べません。
ふだんPontaやdポイントを貯めている人にとっては、投資で貯まるポイントだけが別の経済圏に分かれることになります。
投信マイレージは年率0.1%(1,000万円未満)なので金額は小さいものの、ポイントの分散は使い勝手を確実に下げます。
Vポイント経済圏で生活している人にはデメリットにならない
逆に、三井住友カードやOliveをメインに使っていて、ポイントはVポイントに集めたい人にはこの制限は問題になりません。
貯めたVポイントはSBI証券で国内株式の現物取引や投資信託の買付に使えます。
つまり、デメリット①が効くのはVポイント以外のポイントを主に使っている人です。

デメリット②:三井住友カードへの情報提供とVポイント認証が前提になる
仲介口座は、三井住友カードが申込みを受け付ける口座なので、申込み情報が三井住友カードに渡ります。
さらに、仲介口座の特典を受けるには「三井住友カードVポイント認証」というVpassやSMBC IDとの連携が必要です。
SBI証券だけと付き合いたい人には、この前提そのものがデメリットになります。
申込みの受付を三井住友カードが行う
三井住友カード公式は、仲介口座について「金融商品仲介業務は、三井住友カード株式会社仲介口座を保有されているお客さまを対象としております」と説明しています。
口座の保有・管理はSBI証券が行いますが、申込みの窓口が三井住友カードである以上、口座開設の情報は三井住友カード側にも残ります。
個人情報の提供先を増やしたくない人は、SBI証券のサイトから直接申し込むほうが単純です。
特典を受けるにはVpass・SMBC IDとの連携が必要
仲介口座の特典であるVポイントアッププログラムは、SBI証券のサイトで「三井住友カードVポイント認証」を済ませないと条件を満たせません。
認証にはVpass IDまたはSMBC IDが必要で、SBI証券の名義と一致している場合のみ使えます。
三井住友カードを持っていない人は認証できないので、仲介口座を選ぶ意味がほぼなくなります。
通常口座でも三井住友カードのクレカ積立とVポイントは使える
ここで誤解しやすいのが、「Vポイントを貯めるには仲介口座が必要」という思い込みです。
通常口座でも、メインポイントをVポイントに設定し、Vポイントカード登録と三井住友カードVポイント認証を行えば、SBI証券Vポイントサービスは使えます。
三井住友カード公式も「すでにSBI証券口座を持っている場合」の手順として、メインポイントをVポイントに設定する方法を案内しています。

デメリット③:目玉特典「手数料マイレージ3.00%」はゼロ革命だと意味がない

仲介口座の特典1は「国内株式現物取引における手数料の3.00%相当のVポイントが貯まる」で、通常口座の1.10%より高く見えます。
ところが三井住友カード公式は、同じページで「ゼロ革命対象のお客さまにつきましては、国内株手数料が0円になりますので、国内株式手数料マイレージの対象となりません」と赤字で注記しています。
手数料が0円なら、その3%も0円です。
特典1の中身|手数料の3.00%がVポイントで戻る
手数料マイレージは、スタンダードプランとPTS取引の月間合計手数料に対して付くポイントです。
仲介口座は3.00%、それ以外のSBI証券口座は1.10%です。
たとえば月に手数料を1,000円払えば、仲介口座は30ポイント、通常口座は11ポイントで、差は月19ポイントです。
ゼロ革命の条件を満たすと、そもそも手数料が発生しない
SBI証券のゼロ革命は、インターネットコースで各種報告書を電子交付にすると、国内株式の売買手数料が約定金額にかかわらず0円になる制度です。
S株(単元未満株)を含む現物取引と信用取引が対象で、新規で口座を作る人の大半がこの条件に当てはまります。
手数料が0円なら3.00%を掛ける元がないので、特典1は実質的に使う場面がありません。
紙の交付を選ぶ人だけがこの特典の対象になりますが、その場合は手数料そのものを払うことになり本末転倒です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ゼロ革命の条件 | インターネットコース+報告書の電子交付 |
| 対象取引 | 国内株式の現物・信用・S株 |
| 手数料 | 約定金額にかかわらず0円 |
| 手数料マイレージ | 手数料0円なので対象外(公式注記) |
仲介口座の特典で残るのはVポイントアップだけ
特典1が機能しないとなると、仲介口座だけの特典として残るのは特典2のVポイントアッププログラムです。
こちらは次のデメリット④で見るとおり、条件がかなり重いので、多くの人には届きません。
公式ページの一覧でも、仲介口座「独自特典」として挙がっているのはこの2つだけです。

デメリット④:Vポイントアップ「+最大1%」はNISAの投信200万円が条件
仲介口座の特典2は、対象のコンビニ・飲食店での三井住友カード利用に対して、ポイント還元率が最大1.00%上乗せされるというものです。
ただし条件は「当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上」で、Oliveフレキシブルペイを登録した人はさらに100万円以上で+0.5%が加わります。
| 上乗せ | 条件 | 対象 |
|---|---|---|
| +0.5% | NISA投信 200万円以上 | 仲介口座 |
| +0.5% | NISA投信 100万円以上 | 仲介口座+ Olive登録 |
| 最大+1% | 両方を満たす | 対象店の カード利用 |
※三井住友カード「三井住友カード仲介口座への変更」(2026年9月2日確認)。国内株式・海外株式は評価額の集計対象外。
NISAの投資信託を200万円以上持っていることが前提
評価額はNISA口座の投資信託だけで判定され、国内株式や海外株式は含まれません。
月10万円の積立を続けた場合でも、200万円に届くのは20か月目以降です。
これから始める人にとっては、少なくとも1年半以上は特典が発生しない計算です。
上乗せされるのは「対象店でのカード利用」だけ
上乗せの対象は、対象のコンビニ・飲食店での当月のカード利用分です。
投資信託の積立額や保有額そのものにポイントが付くわけではなく、コンビニや飲食店で使った金額に対する+0.5〜1%です。
月に2万円を対象店で使う人でも、上乗せは月100〜200ポイントにとどまります。
Oliveを使うなら100万円で+0.5%が先に届く
Oliveフレキシブルペイを登録している人は、NISAの投信100万円以上で+0.5%が付きます。
Oliveアカウントを持っていて、投信の残高が100万円を超えている人には、仲介口座の特典が現実的な数字になります。
逆に言えば、Oliveも投信残高もこれからという人には、仲介口座を急ぐ理由がありません。
あわせて読みたい:三井住友カードとOliveの違いとクレカ積立の付与率

デメリット⑤:他の仲介口座へ直接乗り換えられない
SBI証券には三井住友カード以外にも、三井住友銀行・東急カード・タカシマヤなど複数の仲介口座があります。
SBI証券のFAQには「仲介口座から仲介口座への直接の変更手続きはできません」とあり、いったん通常口座に戻す必要があります。
仲介口座から別の仲介口座へは「通常口座を経由」する
別の仲介業者のサイトからコース変更を申請すると、すでに仲介口座を持っている人には「お申込み対象外」と表示されます。
この場合は、まずSBI証券のサイトで仲介業者の解除を行い、通常口座に戻してから改めて申し込みます。
三井住友カード仲介口座を選んだあとで別の特典に乗り換えたくなっても、ひと手間多くかかるわけです。
通常口座に戻す手順はログイン後の「My設定」から
SBI証券のFAQによると、通常口座への変更はウェブサイトで手続きできます。
ログイン後に「My設定」から「お客さま基本情報」に進み、仲介業者名を確認して「解除」を選ぶだけです。
保有している投資信託や株式はそのままで、口座番号も変わりません。
- SBI証券のサイトにログインする
- 「My設定」→「お客さま基本情報」を開く
- 金融商品仲介業者名を確認し「解除」を選ぶ
自分の口座が仲介口座かどうかを確認する方法
ログイン後の画面左上で、SBI証券のロゴの横に別の会社のロゴがあれば仲介口座です。
スマホサイトでは、トップページ上部に「〇〇仲介口座」と表示されます。
三井住友カードのサイトから申し込んだ覚えがある人は、一度ここを確認しておくと、あとの手続きで迷いません。

クレカ積立は通常口座でも同じ条件|付与率はカードで決まる

「三井住友カードのクレカ積立は仲介口座でないと使えない」と思っている人が多いのですが、これは誤解です。
クレカ積立の付与率はカードの種類と年間利用額で決まり、通常口座でも仲介口座でも同じです。
付与率は一般0.5%〜Infinite 6%(カードの種類で決まる)
三井住友カード公式の案内では、クレカ積立の付与率はカードごとに次のとおりです。
| カード | 付与率 | 年会費 |
|---|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 0.5% | 無料 |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 5,500円 (年100万で永年無料) |
| プラチナプリファード | 3.0% | 33,000円 |
| Oliveフレキシブルペイ 一般〜Infinite | 2.5〜6% | 無料〜99,000円 |
※三井住友カード公式(2026年9月2日確認)。一般とゴールドは年間のカード利用額による条件あり(NLは年10万円以上で0.5%、ゴールドは年100万円以上で1.0%など)。積立額は年間利用額の集計対象外。
表のどこにも「仲介口座」という条件はなく、付与率を決めるのはカードです。
通常口座に三井住友カードを登録すれば、同じ付与率でVポイントが貯まります。
上限は月10万円・NISAのつみたて投資枠と成長投資枠に対応
クレカ積立の上限は毎月10万円で、100円から設定できます。
対象は特定口座・一般口座・NISAのつみたて投資枠と成長投資枠で、iDeCoと法人口座は対象外です。
証券口座に入金しなくてもカードで買付されるので、毎月の入金の手間がありません。
ポイントは翌々月10日ごろに付与される
クレカ積立のVポイントは、カード利用日の翌々月10日ごろに付与されます。
引き落としは翌月の10日または26日で、登録カードの変更は毎月10日までにSBI証券のサイトで済ませる必要があります。
毎月14日ごろにカードが使えない状態だと翌月の発注が行われないので、カードの更新や再発行の時期には注意してください。
通常口座に三井住友カードを登録する手順

通常口座でクレカ積立を始める手順は3つです。
SBI証券にログインし、投信の積立設定で決済方法にクレジットカードを選び、三井住友カードのVpassで認証すれば登録は完了です。
仲介口座に変える必要はどこにもありません。
- SBI証券に直接口座を開設する(ゼロ革命の対象になる)
- ログイン後、クレカ積立の設定画面から三井住友カードを登録する
- 積立したい投資信託と金額(100円〜10万円)を設定する

付与率は口座で変わらない
仲介口座のクレカ積立で使えるカード・使えないカード
SBI証券のFAQには、三井住友カード仲介口座で利用できるクレジットカードは「三井住友カードが発行しているクレジットカードのみ」と書かれています。
しかも三井住友カード発行でも対象外になるカードが具体的に列挙されていて、家族カードやデビットカードでは特典が付きません。
| 区分 | 使えるか |
|---|---|
| 三井住友カード(NL)・ゴールド(NL) | ○ |
| プラチナプリファード・Infinite | ○ |
| Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード) | ○ |
| 提携カード(Vポイント以外の独自ポイント) | × |
| 家族カード・ETC・iD | × |
| デビットカード・プリペイドカード | × |
| ビジネスカード・コーポレートカード | ×(一部除く) |
※SBI証券FAQ「金融商品仲介業者へのコース変更は可能か教えてください」(2026年9月2日確認)の注意事項をもとに作成。
対象外の代表例は家族カード・デビット・プリペイド
FAQの注意事項では、Vポイント以外の独自ポイントが貯まる提携カード、銀聯カード、デビットカード、プリペイドカード、家族カード、ETC、iDなどが「三井住友カードが特典としてVポイントを提供するサービスの対象となりません」と明記されています。
クレジットモードの機能がないOliveフレキシブルペイも対象外です。
家族カードでクレカ積立をするつもりの人は、本会員のカードで登録し直す必要があります。
この条件は通常口座でも同じ
使えるカードの条件は三井住友カード側のルールなので、通常口座で三井住友カードを登録する場合も同じです。
つまりカードの対象・対象外は口座の入口で変わらず、仲介口座を選んでもカードの選択肢が広がるわけではありません。
東急カードやタカシマヤカードは別の仲介口座になる
SBI証券には、東急カード仲介口座(TOKYU POINT)やタカシマヤファイナンシャル・パートナーズ仲介口座など、カード会社ごとの仲介口座があります。
それぞれ自社発行のカードだけがクレカ積立に使え、三井住友カードは使えません。
三井住友カード仲介口座からこれらに変えるには、デメリット⑤のとおりいったん通常口座に戻す手順が必要です。

結論|通常口座で始めて、必要になったら仲介口座へ変える

ここまでの5つのデメリットと、クレカ積立の条件が同じという事実を合わせると、答えは1つです。
まずSBI証券に直接開設し、Vポイントアップの条件を満たせる段階になったら仲介口座へ変更するのが、いちばん損のない順番です。
通常口座から仲介口座へは後から変更できる
三井住友カード公式には「SBI証券サイトから口座を開設された方に、三井住友カード仲介口座独自の特典と変更手続きについてご案内します」というページがあり、対象者は「SBI証券サイトから口座を開設した方」です。
つまり、通常口座で始めた人は、あとから仲介口座へ切り替える道が公式に用意されています。
最初に通常口座を選んでも、仲介口座の特典を永久に失うわけではありません。
変更のタイミングは「NISAの投信が200万円に近づいたとき」
仲介口座で残る特典はVポイントアップだけで、条件はNISAの投資信託200万円(Oliveなら100万円)です。
そこに届くまでは仲介口座にする理由がないので、残高が条件に近づいた時点で変更すれば十分です。
変更のあとはポイントがVポイントに固定されるので、他のポイントを使う予定がないことを確認してから切り替えてください。
迷っている人は通常口座が正解
どちらにするか迷っている時点で、通常口座を選んでおけば失うものはありません。
ポイントの選択肢を残せて、クレカ積立の条件は同じで、あとから仲介口座にもできます。
仲介口座を先に選ぶ理由があるのは、Vポイント一本で生活していて、投信の残高がすでに条件に届いている人だけです。
| やりたいこと | 通常口座 | 仲介口座 |
|---|---|---|
| ポイントを選びたい | ○ | ×(Vポイント固定) |
| クレカ積立 | ○ | ○ |
| Vポイントアップ+最大1% | × | ○(投信200万円〜) |
| あとから変更 | 仲介口座へ○ | 通常口座へ○ |
- まずSBI証券に直接開設(電子交付でゼロ革命の対象に)
- 三井住友カードを登録してクレカ積立を始める
- NISAの投信が200万円に近づいたら仲介口座へ変更を検討
- ポイントを他に変える予定がないことを確認してから切り替える

それでも仲介口座を選ぶ人のメリット3つ

公平のために、仲介口座を選ぶ理由もまとめておきます。
VポイントアップとOlive資産運用サービスとの連携の2つは、仲介口座でしか受けられない特典です。
メリット①:Vポイントアッププログラムで対象店の還元率が最大+1%
NISAの投信200万円以上(Oliveなら100万円以上で+0.5%)という条件を満たせば、対象のコンビニ・飲食店での還元率が最大1%上乗せされます。
三井住友カードの対象店での7%還元に上乗せされるので、条件を満たしている人にははっきりした得です。
残高がすでに条件を超えている人は、仲介口座に変更する価値があります。
メリット②:Vポイント認証が最初から済んだ状態で始められる
仲介口座は三井住友カードのサイトから申し込むので、VpassやSMBC IDとの連携が手続きの流れに組み込まれています。
通常口座で後からVポイント認証をする手間が省けるので、Vポイント一本で使うと決めている人には設定が楽です。
ただし通常口座でも認証はできるので、楽になるのは初回の設定だけです。
メリット③:Olive資産運用サービスは仲介口座が前提
三井住友銀行のOlive資産運用サービスに申し込むと、SBI証券の口座は自動的にOliveコンサルティングの仲介口座に変更されます。
このサービスの資産運用特典(クレカ積立の付与率上乗せなど)を使う人は、仲介口座になることが前提です。
Oliveを軸に資産を集める人は、最初から仲介の形で始めるほうが手続きが一度で済みます。
あわせて読みたい:SBI証券・三井住友カード・SBI新生銀行の3点セットの特典

SBI証券Vポイントサービスで貯まるポイント一覧|仲介口座だけの上乗せはどこか
三井住友カード公式の「SBI証券Vポイントサービス」のページには、取引ごとに貯まるVポイントの条件が一覧で載っています。
この中で仲介口座だけの上乗せは、手数料マイレージの3.00%とVポイントアップの+0.5%(×2)の2つで、投信マイレージやクレカ積立は口座に関係なく同じです。
| 対象 | 付与ポイント | 口座の差 |
|---|---|---|
| 新規口座開設 | 一律100pt | なし |
| 投信マイレージ | 年率0.1% (1,000万円以上0.2%) | なし |
| SBIラップマイレージ | 年率0.1〜0.2% | なし |
| 国内株の手数料 | 1.10%(仲介3.00%) | ゼロ革命なら差なし |
| Vポイントアップ | +0.5〜1% | 仲介口座のみ |
| Vポイント投資 | 1万pt以上利用で+1% | なし |
※三井住友カード「SBI証券Vポイントサービスとは?」(2026年5月26日時点の公式表記・2026年9月2日確認)。
投信マイレージは年率0.1%・1,000万円以上で0.2%
対象の投資信託の月間平均保有額が1,000万円未満なら年率0.1%、1,000万円以上なら年率0.2%相当のVポイントが毎月貯まります。
SBIプレミアムセレクト銘柄はそれぞれ0.15%、0.25%です。
この付与率は通常口座でも仲介口座でも同じで、通常口座なら受け取るポイントの種類も選べます。
Vポイント投資を月1万ポイント以上使うと+1%
Vポイントアッププログラムの条件のひとつに「当月のVポイント投資で合計10,000ポイント以上利用で+1.0%」があります。
これは仲介口座に限らない条件で、貯めたVポイントで投資信託や国内株を1万ポイント分買えば、対象店での還元率が上がります。
仲介口座限定の+0.5%×2よりも先に狙える上乗せです。
新規口座開設の100ポイントは通常口座でも付く
SBI証券Vポイントサービスに申し込むと、新規口座開設で一律100ポイントが付きます。
メインポイントをVポイントに設定すれば通常口座でも対象です。
金額は小さいものの、「Vポイントの特典は仲介口座だけ」ではないことの分かりやすい例です。

通常口座が向いている人・仲介口座が向いている人

5つのデメリットと3つのメリットを、人のタイプに当てはめます。
ポイントの使い方とNISAの投信残高の2つで決まります。
通常口座(直接開設)が向いている人
迷っている人は、通常口座を選んでおけば失うものがありません。
- どちらにするか迷っている人(あとから仲介口座に変更できる)
- Ponta・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントを使いたい人
- SBI証券以外に個人情報を渡したくない人
- NISAの投資信託がまだ200万円に届いていない人
- 三井住友カードを持っていない人
仲介口座(三井住友カード経由)が向いている人
Vポイント一本で、投信の残高が条件に届いている人です。
- ポイントはVポイントだけに集めると決めている人
- NISAの投資信託がすでに200万円以上(Oliveなら100万円以上)ある人
- Olive資産運用サービスを使う予定の人
- 対象のコンビニ・飲食店でのカード利用が多い人
仲介口座を避けたほうがいい人
他のポイントを使う人と紙の報告書を選ぶつもりのない人は、仲介口座の特典がほぼ効きません。
- 「手数料3%」の特典を目当てにしている人(ゼロ革命で対象外)
- 将来ほかの仲介口座(東急カードなど)に乗り換える可能性がある人
- 三井住友カードを解約する可能性がある人

SBI証券に直接口座開設する3ステップ|スマホで完結・0円

通常口座はSBI証券の公式サイトからスマホで申し込めます。
口座開設料と管理料は無料で、最短で翌営業日から取引できます。
- 公式サイトで「口座開設」を選び、メールアドレスを登録する
- 本人確認書類(マイナンバーカードなど)をスマホで撮影して提出する
- 口座開設完了の通知を受け取り、初期設定(出金先の銀行など)を済ませる
STEP1 メールアドレスを登録して申し込む
公式サイトの口座開設ページでメールアドレスを登録し、届いた認証コードで本人情報の入力に進みます。
この時点でNISA口座の同時申込も選べます。
報告書の受け取りは「電子交付」を選ぶと、ゼロ革命の条件を満たして国内株の手数料が0円になります。
STEP2 本人確認書類をスマホで提出する
マイナンバーカードがあれば、スマホで撮影するだけで本人確認が完了します。
ネットで口座開設を選ぶと、郵送より早く、最短で提出の翌営業日から取引できます。
書類の郵送は不要です。
STEP3 初期設定のあと、クレカ積立を登録する
口座開設完了の通知が届いたら、ログインして勤務先や出金先の銀行などの初期設定を済ませます。
そのあと投信の積立設定で三井住友カードを登録すれば、クレカ積立が始まります。
ここまで仲介口座に触れる場面は一度もありません。

口座開設は0円
SBI証券×三井住友カードの組み合わせが強い理由

口座の入口にかかわらず、SBI証券と三井住友カードの組み合わせ自体は新NISAの定番です。
ゼロ革命とクレカ積立のVポイントが両方使えるのは、この組み合わせだけです。
国内株・米国株(NISA枠)・米ドル為替の手数料が0円
ゼロ革命では、国内株式の売買手数料、NISA枠での米国株式・海外ETFの売買手数料、米ドル/円のリアルタイム為替手数料が0円です。
S株(単元未満株)も対象なので、少額からの分散投資でも手数料がかかりません。
手数料0円は通常口座でも仲介口座でも同じです。
投資信託2,600本超・外国株9か国・IPO関与率96.3%

SBI証券は投資信託の取扱いが2,600本を超え、外国株は主要ネット証券で最多の9か国を扱っています。
IPOの関与率は96.3%(2026年3月通期)で、新規上場株の抽選に参加できる機会も多い証券会社です。
SBIグループの証券口座数は国内初の1,600万口座に達しています。
投信の保有でもポイントが貯まる(投信マイレージ)

投資信託を持っているだけで、月間平均保有額に応じて年率0.1%(1,000万円未満)のポイントが毎月貯まります。
SBIプレミアムセレクト銘柄なら年率0.15%です。
このポイントを5種類から選べるのが通常口座の強みで、仲介口座ではVポイントに固定されます。
あわせて読みたい:SBI経済圏でVポイントを貯める組み合わせ

三井住友カード経由のSBI証券口座でよくある質問
仲介口座について、検索の多い質問に公式の記載をもとに答えます。
- 三井住友カード経由で開設すると、クレカ積立の付与率は上がりますか?
- 上がりません。付与率はカードの種類と年間利用額で決まり、通常口座でも仲介口座でも同じです。
- 仲介口座のいちばんのデメリットは何ですか?
- 貯まるポイントがVポイントに固定され、Ponta・dポイント・JALのマイル・PayPayポイントを選べないことです。
- 手数料マイレージ3.00%の特典は使えますか?
- ゼロ革命の対象(インターネットコースで電子交付)の人は国内株の手数料が0円なので、公式が「対象外」と明記しています。
- 仲介口座から通常口座に戻せますか?
- 戻せます。ログイン後の「My設定」→「お客さま基本情報」で仲介業者名を確認し、「解除」から手続きします。
- 通常口座から仲介口座に変更できますか?
- できます。三井住友カード公式に「SBI証券サイトから口座を開設した方」向けの変更ページがあります。
- 仲介口座から東急カードなど別の仲介口座に変えられますか?
- 直接は変えられません。いったん通常口座に戻してから、改めて申し込む必要があります。
- Vポイントアップの+1%はどんな条件ですか?
- 当月末のNISA口座の投資信託が200万円以上で+0.5%、Oliveフレキシブルペイ登録なら100万円以上でさらに+0.5%です。対象店でのカード利用分に上乗せされます。
- 通常口座でもVポイントは貯められますか?
- 貯められます。メインポイントをVポイントに設定し、Vポイントカード登録とVポイント認証を行えばSBI証券Vポイントサービスを使えます。
- 自分の口座が仲介口座かどうかはどこで分かりますか?
- ログイン後の画面左上でSBI証券のロゴの横に別の会社のロゴがあれば仲介口座です。スマホサイトでは上部に「〇〇仲介口座」と表示されます。
- クレカ積立に使えるカードは何ですか?
- 三井住友カードが発行するクレジットカード(NL・ゴールド・プラチナプリファード・Oliveフレキシブルペイなど)です。家族カードやデビットカード、提携カードは対象外です。
まとめ|迷ったらSBI証券に直接開設、仲介口座は条件がそろってから
三井住友カード経由のSBI証券口座(仲介口座)のデメリットは、ポイントがVポイントに固定される、三井住友カードへの情報提供と認証が前提になる、目玉の手数料3%特典がゼロ革命で使えない、Vポイントアップの条件がNISA投信200万円と重い、別の仲介口座へ直接変えられない、の5つです。
いっぽう、三井住友カードのクレカ積立は通常口座でも同じ付与率で使えます。
だから、まずはSBI証券に直接開設して三井住友カードを登録し、投信の残高が条件に近づいたら仲介口座へ変更するのが損のない順番です。
口座開設は0円で、スマホから最短翌営業日に取引を始められます。

直接開設でも積立は同じ

